「てれたっち」DA-TOUCH/WB導入事例【播磨町立播磨西小学校】

「てれたっち」DA-TOUCH/WB導入事例
【播磨町立播磨西小学校】

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「てれたっち」DA-TOUCH/WB導入事例【播磨町立播磨西小学校】

取材日:2017年8月1日

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児童の積極性を見事に引き出す「てれたっち」。
一般教科・実技教科を問わず、
ユニークな授業の展開が見えてきた。

低学年や中学年は、児童に興味を持たせることを優先に授業展開を行うことも考えられますから、「てれたっち」を授業でどのように使うかは、先生の考え方によって異なってきます。播磨西小学校では、各教室に1台ずつ液晶テレビが備え付けられている恵まれた環境を活かしつつも、児童自身がノートを取ることも忘れさせないメリハリある授業を展開。児童の積極性をうまく引き出した授業の一例を含め、今後の展望などをお伺いいたしました。
※先生のご紹介、学校での設置状況などは取材当時のものです。

取材にご協力いただいた先生
  • 播磨西小学校 藤井 丈夫 校長
    播磨西小学校
    藤井 丈夫 校長
  • 真嶋 大輔 先生
    真嶋 大輔 先生(3年生担任)

「てれたっち」と普通の黒板と併用でき
それぞれの利点を引き出せる!

「てれたっち」と普通の黒板と併用する真嶋先生
「てれたっち」と普通の黒板と併用する真嶋先生

「てれたっち」を導入されていかがでしたか?

真嶋先生播磨西小に赴任する前に、電子黒板を使った授業は経験しました。それなりに楽しいことができて、使用時間が延びがちになるのですが、授業が単純に楽しいだけで終わってしまっては意味がないと思います。ですから、45分間の授業全体の流れを考え、メリハリを付けていかなければならないと思います。「てれたっち」を使った授業も同じです。確かに児童の反応は良くなりますが、すべてを「てれたっち」の授業にするのではなく、黒板と併用しながら授業をしていくと、それぞれの利点を引き出せると思いました。

真嶋先生「てれたっち」と黒板との併用で、まさに利点を感じたことがありました。以前は、模造紙で大きな掲示物を作って黒板に貼っていました。これは黒板のスペースを占領してしまいます。また、貼った紙を取り外す時間ももったいないと思います。その点、「てれたっち」は切り替えも瞬時で、黒板を板書専用に使えるのでメリットは大きいです。

真嶋先生私自身が行ったわけではありませんが、てれたっちの設置は実に簡単そうに思います。また、実際に使う際の設定も何ら難しくありません。私たちのようにパソコンに慣れている教師ばかりではありません。その点を考えても、この簡単さはおそらく抵抗ないと思います。

オリジナル教材で児童に実体験、積極的に手を上げる児童が倍増

「てれたっち」を使った理科の授業風景
「てれたっち」を使った理科の授業風景

授業での反応はいかがですか?

真嶋先生蝶の体の形態を手元にあるワークシートで予想させ、児童たちが意見を交わす理科の授業を行いました。まず、自分の席で考えさせた後に何人かの児童に、「てれたっち」で表示した蝶の胴体部分に羽などを書き込む活動を入れました。自分の考えを友達と比べながらモニターを見ることができたと思います。

真嶋先生「てれたっち」を使った今までの授業では、専用ペンは私だけが使用していました。しかし、この授業で初めて児童にも使わせてみました。案の定、使いたいという児童が多く、いつもより積極的に挙手していました。3年生の身長では、テレビ台との兼ね合いで若干使いにくそうな児童がいることも確かです。ですからふみ台を用意して使いやすくし、児童の積極性を損なわないようにしました。

真嶋先生私は、「てれたっち」を授業の導入部分で使うことが多いです。導入部分で使うと、まず興味を持ってくれるので、その後の展開につなげやすくなります。予め用意しておいたパワーポイントを示し、それに線を引くことができるので、終始板書をしていることがなくなりました。その分、児童の顔をじっくり見ることができるようになり、自分の授業スタイルが変わったと思います。

英語・体育・図工・書写、今後の展開にアイディア

今後の展開について話す真嶋先生
今後の展開について話す真嶋先生

他の授業ではいかがでしょうか?

真嶋先生小学校の外国語活動の授業は、「外国語活動への興味と関心」「外国語活動への慣れと親しみ」を大切にすることを目的に、外国語でのコミュニケーションを中心に、実際に言葉を掛け合ったり、ゲームを行ったりします。これからは、「てれたっち」を使って英語でクイズを出題してみるなど、ユニークな使い方に挑戦してみようと思います。

真嶋先生また、実技科目の体育では、タブレットやスマートフォンで撮影した動画をパソコンで読み込み、一連の動きを見せながら一時停止させ、そこに書き込んで説明すると、言葉で説明するよりも分かりやすいと思います。これが体育館でできればさらに良いと思いますが、教室に戻ってから別の機会に見せても良いと思います。同様に保健の授業でも、人体の画像を映してカラダのつくりを理解させる授業などでも効果的に使えそうです。

真嶋先生書写では、白板ソフトで漢字の筆順を動きで理解させることもできますし、半紙に書いた課題をその場で書画カメラを使って読み込み、「とめ、はらい」などのポイントを示すこともできます。

今あるテレビを使った「てれたっち授業」で、
資産の利用価値もアップ!

真嶋先生播磨町は様々なICT機器が入っており、大変恵まれています。しかし、機械ばかりが新しくなっても、使う側の技術が伴わないと得意な先生だけが使うという状態に陥ってしまいます。これまでの電子黒板は、学校ごとの設置数が限られていたので必要な時にすぐに使用できないこともありました。播磨西小には各教室に液晶テレビがあるので、手軽に使える「てれたっち」などを導入することで、たくさんの先生方が授業に活用できると思います。

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導入学校概要

取材ご協力学校 播磨町立播磨西小学校
学校
播磨町立播磨西小学校
所在地
兵庫県加古郡播磨町
開校
1976年
取材にご協力
いただいた先生
藤井 丈夫 校長
真嶋 大輔 先生(3年生担任)
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