らくらくボード「IWB-651EB」導入事例
【石川県 金沢市立 夕日寺小学校】

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らくらくボード「IWB-651EB」導入事例【石川県 金沢市立 夕日寺小学校】

取材日:2021年1月22日

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「らくらくボード」とタブレットをフル活用!
画面共有でクラス全員の学習進度を詳細に見える化

「らくらくボード」を使用した授業の様子

石川県金沢市の夕日寺小学校は、同市のICT教育実践モデル校として、いち早くICTの取り組みを進めている小学校です。地域の歴史・伝統とICTの融合をテーマに、様々な学びのプロジェクトを実践中です。地元の大学やスクールサポート隊の皆さんと協力しての「里山ICT遠足」では、子どもたちが自身の足で地域を巡り、アプリを活用しながらその歴史を学んでいます。

そんな同校で「らくらくボード」を活用するのは、3年生を担任する吉田健二先生。Chromebook連携を活かした算数の授業について、詳しくお話を伺いました。また、的場茂樹校長には、教育現場へのICT導入を推進する立場から、これからのビジョンについて語っていただきました。

鮮明な拡大画像でやる気を喚起。「使いたい!」と意欲の声が

金沢市立夕日寺小学校 吉田健二先生
金沢市立夕日寺小学校 吉田健二先生

「らくらくボード」の活用状況について教えてください。授業では、吉田先生のiPadと接続し、大型ディスプレイのように使われていましたね。

吉田先生iPadから操作する時もありますし、教務用パソコンと連携させて、タッチ機能をフル活用しながら授業を進めることもあります。自分の手元の端末に合わせて使い方を変えています。同じ階のほかのクラスと共有しながら、多い日で1日あたり4、5時間、ほぼ毎日活用しています。

従来の黒板を使った授業と比較して、電子黒板でどのようなことができるようになりましたか。

吉田先生図形や絵を拡大したり、動かしたり、変形させたり、様々な見せ方ができるのは電子黒板ならではですね。今までは児童が紙の上で表現したものを共有するのに、ホワイトボードや黒板を使ってきましたが、スペースはすぐに足りなくなってしまいます。写真を共有するにも、工夫して拡大印刷するなどの手間が必要でした。もちろんコストを考えると高解像度のプリンターを存分に使うことは難しく、様々な壁があったんです。電子黒板を使うことで、こうした問題はすべて解消されました。

「らくらくボード」を使用した授業の様子

「らくらくボード」は4K対応、サイズも65型ということで、臨場感や表現力が特長です。

吉田先生写真や動画を鮮明に見せてあげることができるのはいいですね。美しい映像には迫力がありますから、それだけで興味を喚起し、子どものやる気を引き出します。また、書画カメラを使えば子どもたちの書いたノートを直接電子黒板に投影することもできます。

理解力や集中力にもつながるのでしょうか。

吉田先生「らくらくボード」のアノテーションモードでは、直接画面上に書き込みできます。しかも、タッチペンの反応速度にタイムラグがほぼありません。まるで紙の上に書いているように自然で、子どもたちでも戸惑わずに書き込みできます。電子黒板があれば、皆すぐに「使いたい!」と意欲を見せてくれますし、課題の発表も質が高くなりますね。教科や分野によりますが、理解度の向上にしっかりつながっていると実感しています。

1人ひとりの進度が見えてくるから、適切に導くことが可能に

金沢市立夕日寺小学校 的場茂樹校長
金沢市立夕日寺小学校 的場茂樹校長

児童の皆さんは1人1台ずつChromebookを持ち、画面共有にはタブレット学習ソフト「ミライシード」を活用されていました。学習ソフトはよく使われるのですか。

吉田先生紙のプリントを使った昔ながらの手法、タブレットや学習ソフトと、様々なツールの良いところを取り入れ、使い分けをしています。例えば課題を出す際は、児童ごとの課題を私がプリントして用意し、各自ノートに貼ってもらいます。課題をタブレット上でまとめて、でき上ったら学習ソフトの提出ボックスに入れてもらい、提出状況は共有画面で確認、発表は電子黒板の前で……、というように、様々な手法を使い分けています。どのツールをメインで使うのか、複数使う場合はどんな割合がベストか、こういった部分は現在、模索している最中です。

「らくらくボード」を使用した授業の様子

的場校長学習ソフトを使うことで、子どもたちがそれぞれタブレットで試行錯誤している様子が見える化されます。電子黒板の大きな画面なら、それぞれどんなことを書き込んでいるか、リアルタイムで細部まで確認できますね。児童全員の思考を先生が把握できますから、追いつけない子どものために適宜ヒントを出すなど、細やかな指導も可能になります。また、子どもたちは自分の意見が全員の前に表示されることで、より主体的になれるようです。先に課題を終えた子どもは、共有画面で友達の思考の過程を見て、さらに広い視野を持てるようになりますね。

子どもたちの将来を見据えた教育

「らくらくボード」を使用した授業の様子

電子黒板の活用は今後も進んでいきそうですね。

的場校長電子黒板は以前も導入されてはいましたが、旧型の製品にはいろいろと課題があり、結果的に大型ディスプレイとして表示するだけという使い方をしていたという経緯があります。機能面では、画面に線をひくのがやっとという印象です。しかし今の電子黒板は、インターネット接続やタッチ操作もできて、またソフトウェアやデジタル教材も充実してきました。環境が整い、技術も進歩して、ついに快適に誰でも使えるレベルに達したという印象ですね。

教材は現状、吉田先生が作られているんでしょうか。

吉田先生PowerPointなどで作っていますが、アナログの時代と比べて負担は格段に減りました。従来は、掲示物を作るために印刷したり、つなぎ合わせて形を整えたりといった作業が多かったのですが、電子化してからは非常に楽になりました。来年度からは試験的にデジタル教科書が導入される予定でありますし、また新たな可能性が生まれると期待しています。

吉田先生が担当されているクラスは3年生ですが、高学年、低学年でICTの活用方法に違いはあるのでしょうか。

「らくらくボード」を使用した授業の様子

吉田先生電子黒板やタブレットは全学年で積極的に使っていますが、それぞれ取り組みには適した段階があり、学校としての指針もあります。低学年はキーボード入力ができませんので、紙に書いたものを写真に撮って共有する、音声データを使うなど、それぞれに合ったレベルで目標を立てています。3年生になるとテキストを活用できるようになり、幅が広がりますね。

的場校長今後は3、4年生を対象に、私が指導するブラインドタッチの授業を予定しています。早期からテキスト入力を使いこなすことが、授業の深まりにもつながると考えています。

素晴らしいお取り組みですね。今後のビジョンなどをお聞かせいただけますか。

的場校長 教育の現場でも、もはやICTは欠かせない存在です。今の小学校で学ぶ子どもたちは、成長し2030年代から活躍する世代。ICTに秀でていることは重要な資質になるはずです。新学習指導要領にあるような、「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、これからも積極的にICT導入に取り組んでいきたいと考えています。

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導入学校概要

金沢市立夕日寺小学校
学校
金沢市立夕日寺小学校
所在地
石川県金沢市
開校
明治6年
ご協力いただいた
先生
金沢市立夕日寺小学校 的場茂樹校長
金沢市立夕日寺小学校 吉田健二先生


※iPadは、Apple Inc.の商標です。
※ChromebookはGoogleLLCの商標です。
※ミライシードは株式会社ベネッセコーポレーションの登録商標です。
※PowerPointは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

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