iPad連動型ストリーミングBOX「LIVE ARISER」GV-LSMIXER/I &
ネットワークカメラ「Qwatch」TS-WRLP導入事例
【大口水産株式会社】

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iPad連動型ストリーミングBOX「LIVE ARISER」GV-LSMIXER/I &ネットワークカメラ「Qwatch」TS-WRLP導入事例【大口水産株式会社】

取材日:2021年6月4日

「市場の賑わい」や「今日の品揃え」をYouTubeでライブ配信!
店先の様子がいつでも見える。それが、地元のお客様との絆を深めるキッカケに

GV-LSMIXER/I
GV-LSMIXER/I

石川県金沢市の中心部で、「金沢市民の台所」として長年に渡り親しまれてきた近江町市場。大口水産株式会社は、この近江町市場において80年を超える歴史を誇る老舗です。鮮魚から水産加工品、そのほかバラエティあふれる食材を金沢市民の食卓に届け続けて、今ではECを通じて全国、さらには海外にも販路を広げています。
同社は、コロナ禍で地元のお客様が気軽に市場に立ち寄れないというピンチの状況で、YouTubeのライブ配信を通したお客様との絆作りに成功しています。ネットワークカメラとGV-LSMIXER/Iを使ったライブ配信の仕組み、またその効果などについて、代表取締役社長の荒井亮介様、総務部統括副部長の佐良光広様に詳しく伺いました。

YouTubeは、店頭の商品の「今」を伝える効果的な手段

代表取締役副社長 荒井亮介様
代表取締役社長 荒井亮介様

店舗の様子をYouTubeでライブ配信しようと考えられた経緯を教えてください。

荒井様きっかけは2020年5月頃、コロナ禍の緊急事態宣言です。近江町市場も外出自粛の影響は避けられず、様々な対策を考えていました。その中でYouTubeに目を付けたのです。とはいえ、いきなり生のライブ配信を始めたわけではなく、まずはチャンネルを開設し、お魚のさばき方、食べ方といった動画コンテンツを充実させることに注力しました。これが好評いただきまして、それなら市場の様子をリアルタイムで流してみるのもいいのでは、と思い至ったわけです。

総務部 統括副部長 佐良光広様
総務部 統括副部長 佐良光広様

佐良様「若者の魚離れ」などという言葉も囁かれる昨今ですが、どうしたら幅広い世代の皆さんに興味を持ってもらえるか、当社のファンになっていただけるかを、これまでも考えてきました。YouTubeチャンネル、ECサイトと、インターネットでの取り組みにはそれぞれ役割を担わせていますが、店頭の商品の「今」を伝える手段はなかったのです。そのニーズを満たしたのが、ライブ配信でした。

荒井様近江町市場は年末の賑わいが風物詩として有名ですが、実は地元でも「年末しか行ったことがない」という方が多かったりします。北陸新幹線開通以来、たくさんの観光客の皆さまにお越しいただくようになりましたが、一方で地元のお客様が遠慮してしまい、足が遠のきがちになるという現象も出てしまいました。ですから、「地元のお客様のために何かしたい」という思いもあったのです。疑似体験にもなるライブ配信は、改めての「金沢市民の台所」としての店作りに一役買ってくれています。

「今日の品揃え」が、YouTubeでわかるんですね。

撮影の様子
YouTubeで店先の状況がいつでもわかる

荒井様それだけじゃありません。密を避けて安心して来場したいというお客様には、混雑状況を知る目安になります。また、最近は時短営業を行うお店も多いですが、ライブ配信があれば、お買い物のついでに「今、お店が開いているのか」をパッとスマホから確認してもらえます。「営業中/今なら混雑していない/しかもお買い得」と、画面上にてひと目でたくさんのことが伝えられるんですよ。営業時間中は常にライブ配信をオンにして、情報発信に努めています。

4人からなるチームが担当。わかりやすさと安定性がとにかく大事

最初はネットワークカメラ1台とパソコンの専用ソフトウェアを使って配信されていたとか。なぜ、その後GV-LSMIXER/Iの導入に至ったのでしょうか。

荒井様まずはネットワークカメラを利用して天井から売り場全体を見渡す、俯瞰のビューで始めました。ところが、どことなく防犯カメラの映像のように見えてしまって……。それで、お客様が自分でお店の前に立たれた視点になるようにと、改善策を考えました。近江町市場の当社の店舗は広く、高級魚、大衆魚、旬の魚をはじめ、多彩な商品を扱っています。いっそ複数のカメラを取り付けて、時間を区切って視点を切り替えてもいいのではと考えました。そうなると、従来のカメラ1台とPCだけのやり方ではとても足りません。

Qwatchを使用した様子1
コーナー毎にQwatchを設置
Qwatchを使用した様子2
お客様自身が店先に立たれた視点を意識
GV-LSMIXER/Iを使用した様子
事務所内のPCに表示したカメラ映像を
LIVE ARISERへ入力・配信

佐良様臨場感や賑わいを見せつつ、お客様のプライバシーに配慮する──、試行錯誤しながら、ネットワークカメラを一気に1台から4台に増やすことになりました。そこで画面を切り替えたり、編集を加えたりするためにGV-LSMIXER/Iが必要になったのです。現在は、ネットワークカメラで撮影した映像を事務所に設置したPC2台に順番に表示させ、各PCからHDMIでGV-LSMIXER/Iに送信、そこでテロップなどの編集を加えYouTubeに配信しています。

実際の機器構成

株式会社ホクタテ 金沢支店 部長 奥山友司様
株式会社ホクタテ 金沢支店 部長 奥山友司様

GV-LSMIXER/Iをはじめ、アイ・オー・データの製品を選んだ経緯を教えてください。

佐良様日頃、当社のIT機器導入でお世話になっているホクタテの奥山さんに要望をお伝えしたところ、お勧め頂いたのがきっかけとなります。

奥山様要件をお伺いして、ネットワークカメラ「Qwatch(クウォッチ)」TS-WRLP、GV-LSMIXER/Iなど、アイ・オー・データの製品がぴったりだと思いました。「Qwatch(クウォッチ)」TS-WRLPは安価なのに性能がよく、便利な機能があれこれと詰まっています。また、GV-LSMIXER/Iは映像のスイッチングやテロップを入れるのも簡単で、非常に使いやすいですから、「これしかない」と。

YouTube担当チーム:浅市様、澤山様
YouTube担当チーム:浅市様、澤山様

佐良様各売り場の意向を踏まえつつ、実際に配信を担当するのは管理部のメンバーからなる4人のチームですが、ITに通じた専任担当者というわけではありません。そのため、シンプルな製品であることが重要でした。チームからは「操作が簡単で、カメラ映像の切り替えもスイッチを押すだけですぐにできる」と好評です。もちろん、配信の安定性も大切です。運用開始して以来、ネットワークカメラもGV-LSMIXER/Iも一度もトラブルなく配信できています。

荒井様チームのメンバーは兼任で多忙という事情がありますので、あまり負担をかけたくないと思っていました。それでも忙しい中で画面にテロップを入れ、時間になればカメラ映像を切り替えたり、季節ごとにテロップを増やしたり、手際よく様々なことを行ってくれています。今後はさらに担当者を増やして、告知なども充実させていきたいですね。

重要度増すYouTube配信は「もはや避けられない流れ」

大口水産の様子
市場の勢い、臨場感などが伝わる

配信をご覧になったお客様から、効果や感想は届いていますか。

佐良様「今、画面に映っているお魚、おいくらですか」などという、電話のお問い合わせにつながることもあります。商品の鮮度感や大きさ、種類などはもちろんのこと、市場の勢い、臨場感などが伝わっているようですね。コロナ禍で気軽に買い物に出られない市民の皆様に、市場に来た気分を味わっていただけているのではないでしょうか。近江町市場のほかの店舗からは、お褒めの言葉をいただくこともありますよ。

Qwatchを使用した様子3
「見たい時に欲しい情報を取りに行く時代」

荒井様ライブ配信をご覧になっている方の年代は幅広いですね。店頭では60代くらいの方からも、「見たよー」なんてお声掛けをいただいています。動画配信がさらに浸透して身近なものになれば、反響はもっと増えるでしょう。
広告出稿の観点では、TVCMから徐々にYouTubeにシフトしている状況です。もちろんTVCMはまだまだ強いです。しかし、インターネットの重要度も増しています。それは、「見たい時に欲しい情報を取りに行く時代」だからです。しかも見るのはスマホで、YouTubeなんです。現段階で効果を定量化するのは難しいですが、長い目で見て、YouTubeは継続して取り組まねばならない施策だと捉えています。途切れさせず、やり続けることが肝心です。

ライブ配信を活用して、これからやってみたいことはありますか。

佐良様ライブコマースのような、お客様に直接語り掛ける仕組みがあったらいいですね。当社ではもちろんECサイトも展開していますが、それだけですとやはり競合他店との差別化が難しいのです。様々な手段を使うことで、金沢の水産物の魅力をダイレクトにお伝えしたいですね。やはり「ライブ感」は重要です。

これからのIT施策について、また、アフターコロナのビジネスについてのビジョンなどがありましたら教えてください。

Qwatchを使用した様子4
IT施策で「対面で会えない」現状を乗り切る

荒井様コロナ禍が過ぎ去った後で、停滞していたビジネスが一気に進み始めれば、さらに多忙になることが予想されます。漁師さん、市場の人々、取引先、皆がその日を待っています。この業界は対面の付き合いを重視する傾向が強く、最後は何といっても人と人とのつながりだと捉えられていますが、「対面で会えない」現状を乗り切るために、様々なIT施策を取り入れたわけです。これらは今後、「つながり重視」のビジネスをサポートするために、引き続き活用していけるものと考えています。今後もIT化は大いに進めていく方針です。

導入企業概要

大口水産株式会社

日本海の海の幸を扱う老舗として、金沢近江町市場を中心に、石川県/福井県内に複数の店舗、また海外やECも含めて幅広いビジネスを展開しています。取扱商品は鮮魚、冷凍魚、干物から一般食品まで多彩。2021年7月には、石川県白山市にオープンしたイオンモール白山に大規模店舗を出店。店内にはアイ・オー・データの65インチ型液晶ディスプレイを4台並べ、臨場感ある映像で盛り上げています。

企業名
大口水産株式会社
http://www.ohguchi.co.jp/
所在地
石川県金沢市
創業
昭和19年
ご担当者名
大口水産株式会社 代表取締役社長 荒井 亮介 様
大口水産株式会社 総務部 統括副部長 佐良 光広 様
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