医療画像参照用27型ワイド液晶ディスプレイ
(MediCrysta)LCD-MCQ271EDB 導入事例
【大野クリニック】

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医療画像参照用27型ワイド液晶ディスプレイ(MediCrysta)導入事例 【大野クリニック】

取材日:2021年11月4日

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“患者様の安心感”や“診察の時短”にも繋がる
医療画像参照用モニター「MediCrysta」

診察室で使用されるMediCrysta
診察室で使用されるMediCrysta

埼玉県にある大野クリニック様では、医療画像参照用に適した液晶ディスプレイ「MediCrysta(株式会社アイ・オー・データ機器)」を導入。電子カルテをはじめとするICTシステムのさらなる活用を目的に、診察室では「MediCrysta」を含む4つのモニター配置し、診察を行っています。その導入の経緯や効果について、河辺事務長に取材しました。

きっかけはYouTube動画のプロモーション

河辺事務長
河辺事務長

河辺事務長当クリニックの診察室では、3つのモニターで電子カルテをはじめとするシステムを運用していました。
並びは右から検査結果参照用(モニターは縦配置)、電子カルテ用(横配置)、参照用モニター(縦配置)です。参照用モニターでは、紹介状など文書スキャンデータやレントゲン画像などを表示させています。
参照用モニターでは、複数のデータを参照するため、その都度、画面表示切り替えの必要があり、改善の方法がないかと検討しているところでした。また、可能であれば、読影前の画像を患者様に説明できる高画質なモニターを追加したいと考えていました。
情報収集をするなかで、YouTubeの「MediCrysta」プロモーション動画と出会いました。マルチモニター型で効率的な運用をしているクリニック様の事例を見て、イメージが湧き、「もしかしたら、当院でも実現可能かも!」と思い、院長、他の医師にも同意を得て導入を決意しました。

4画面のマルチモニター運用は一覧性抜群で、メリット多数!

4画面のマルチモニター運用

河辺事務長「MediCrysta」は3.6MP(2560×1440ドット)という高解像度であり、最大400cd/㎡の高輝度パネルを採用したディスプレイで、上下左右178°の広視野角ADSパネルが搭載されており、綺麗に文字や画像を表示していると思います。どの角度から見ても色やコントラストの変化が少なく、視認性良好と、医師からの評価も上々です。
当院では「MediCrysta」を、画像参照用専用のモニターとして設置しました。今まで参照用モニターで切り替えて画像表示していた手間がなくなり、高解像度、高輝度のモニターに大きく画像表示できるのが最大のメリットです。解像度、輝度、視認性が非常に高い「MediCrysta」は、医療画像参照用モニターとしては十分なスペックです。前回画像との比較もスムーズになったため、医師からは「患者様への病状説明が行いやすくなった」、「診察時間の短縮になる」といった声が上がっており、業務効率化もできました。患者様にとっても、閲覧しやすいモニターで画像結果の説明を受けることができるので、安心できる仕組みを構築できたと思います。
また、医療画像参照用モニターを導入する上で、重要なのは使い分けです。診察当日に検査結果を患者様にお話する必要がある時には、画像参照用モニター「MediCrysta」でご説明し、後日、医療用高精細モニターで読影した結果を再度患者様にお伝えしています。当クリニックはこの運用で、利便性と安全性を両立させています。
医師や患者様の要求を満たしつつ、高額すぎず、レントゲンやCTなどの画像もDICOMカーブに対応し一定基準を満たしたモニターが欲しいという医療機関には、アイ・オー・データ機器の医療画像参照用モニター「MediCrysta」はお勧めです。
一般的に医療画像参照に適したモニターは10万円~と高額ですが、こちらは必要なスペックを満たしつつ、医療用高精細モニターの半額位で導入可能です。読影用モニターには利用できませんが、使い分けをしっかりすれば、業務効率化にもつながり、経費削減できるのは、大きなメリットだと実感しています。

医療現場のICT化。モニターの購入は同時期にすべき

河辺事務長

河辺事務長今回、実証してみてわかったことがあります。マルチモニター運用を行う際は、なるべく同時期、可能であれば同一メーカーでモニターを揃えるとよいだろう。ということです。
当クリニックはモニターを段階的に増やしたことで、PCからのモニターへの出力に調整が必要でした。また、モニターごとの解像度や輝度をある程度合わせる必要もあり、導入時にひと手間かかります。例えばですが、全てアイ・オー・データ機器のモニターで揃えることができれば、スムーズな表示ができると思いますので、これから検討される医療機関様には、なるべく同時期に、同一メーカー同一機種で揃える、というのをお勧めしたいです。

事務長の役割は診療環境を整えること

大野クリニック院長 大野 修嗣 先生
大野クリニック院長 大野 修嗣 先生
院内のICT化にも積極的に取り組まれています。

河辺事務長当クリニックは「地域に根ざした内科クリニック」を目指して開業し、四半世紀が経ちました。ICT化は約5年前からスタートさせています。クリニックではありますが、医師を中心とした多職種が連携して診療にあたっており、病院レベルのICT化も必要だと感じています。
私は診療環境を整えるのは事務長の役割だと思っています。医師や看護師が治療やケアに専念できるよう、その環境を改善し、業務効率化をする。時には医師も気が付かないようなことに気づいて、提案していくことが重要だと考えています。
そのため、情報へのアンテナは常に高くし、展示会や動画コンテンツサイトなどで新しい情報を積極的に取得すべきと考えています。
今回はYouTubeの動画が導入のきっかけに、マルチモニター運用による業務の効率化、患者様満足度が向上したことが実証できたので、今後は他の診察室でも導入したいと考えています。日々、情報を取得し良いものを取り入れていくことが、医師にとっても患者様とっても有意義なことになるよう、積極的にICT化を進めていきたいと思います。

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導入病院概要

大野クリニック
病院
大野クリニック
所在地
埼玉県比企郡
設立
1996年
ご協力いただいた方
大野クリニック 河辺事務長
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