高セキュリティなVPNボックス
テレワークテルLite(MPC-LVZ2/TWTLシリーズ)導入事例
【出版社様】

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テレワークテルLite(MPC-LVZ2/TWTLシリーズ)導入事例

取材日:2023年2月16日

かんたんにリモートアクセスできる
高セキュリティなVPNソリューション「テレワークテルLite」

今回の企業様は出版社。その情報システム部門は、社内システムの管理はもちろん、出版物のデータという文化的な資産を守る大切な部門です。そのため、システムや機器が、日々問題なく稼働できるためのメンテナンス業務は非常に重要であり、かつ今日では、リモートアクセスにより実施できる環境が必須となります。このような背景の中、既存のリモートアクセス手段に代わるものを探しておられ、当社製品である「テレワークテルLite」を導入いただいた、同企業でデジタル管理室統括次長の大東(だいとう)様と、システムパートナー企業のサービス技術部技術部長の福島様に、お話を伺いました。

情報システム部門だけのリモートアクセス環境が業務を守る

デジタル管理室統括次長 大東(だいとう)将人 様
デジタル管理室統括次長
大東(だいとう)将人 様

 どのような場面でリモートアクセスをご利用でしょうか。

大東様ファイル共有などはクラウドサービスを併用して運用していますが、重要な社内データベースへのアクセスをはじめ、勤怠、精算などのシステム利用にはVPN回線を利用しています。これに加え、情報システム部員用には別のVPN回線を用意し、社内で何らかのシステムトラブルがあったとき、自宅からでも社内システムにアクセスできるようにしています。この数年、コロナ禍の影響もあり、社内外からデータアクセス環境はかなり整いました。

 一般社員用と情報システム部員用のVPN回線を分けているのは何故でしょうか。

大東様例えば、ネットワークが使えないなどの問い合わせがあった時には、原因を切り分けるために、会社へリモートログインして、ルーターの状況チェックや、サーバーの調査などを行う必要があります。

大東様しかし、これらのリモートアクセス環境を分けておかないと、万が一VPN回線にトラブルがあった場合、情報システム部員もアクセスできず障害対応ができなくなってしまいます。そうなると業務が止まりダメージも大きくなりますから、VPN回線を分けることが重要です。

 「テレワークテルLite」の導入経緯を教えてください。

大東様

大東様これまで情報システム部員用VPN回線は、インターネットプロバイダがオプションとして提供するサービスを利用していましたが、サービス終了を受け、代替の手段が必要になりました。

大東様当社ではこれまでNASやHDDなどのストレージはアイ・オー・データ製品を多く利用しています。その関連で、たまたま、アイ・オー・データ機器のウェブサイトを見ていたときに「テレワークテルLite」を見つけました。早速システムパートナー企業の福島さんに声をかけて、導入の検討を進めました。

 他のサービスや製品などはご検討されましたか。

大東様はい。検討いたしました。他にはブロードバンドルーターでアプリを使って利用できるものがありました。その場合、ルーターのコンフィグやパラメータ設定、情報システム部員のアカウント管理など、かなり自力で構築しないといけません。それ以外にも数百万円かけるような機器の候補もありましたが、社員全員が利用するものではないので、費用面の難しさがありました。

大東様また、既存ネットワークやファイアウォールを大きく変更することなく導入でき、かつ、システムやネットワークなどのトラブル調査や解決が目的なので、情報システム部門の少人数だけがリモートアクセスできる手段を低コストで実現できるものに絞られました。

誰もが、かんたんに使えることが価値

大東様と福島様

 システムパートナー企業様から見て「テレワークテルLite」の設置に不安はありましたか。

福島様SoftEther製品は他にも使っていましたので、導入に対する心配はほとんどありませんでした。「テレワークテルLite」は本体に接続したUSBメモリーからアプリをインストールしないと本体に接続できない「設定用USBキー」が特長的ですが、大東様から「テレワークテルLite」導入のご相談をいただいた後、アイ・オー・データ機器から、導入前にあらかじめ商品を借りて事前に導入手順、運用方法を確認することができたことで安心感もありました。

福島様また、接続を許可するホワイトリストを「テレワークテルLite」本体が持つことで、端末の紛失・盗難時に該当PCの接続を無効化できますので、安心して利用できると思いました。

 既存サービスからの移行はスムーズだったでしょうか?

大東様福島さんの話とも関連しますが、「テレワークテルLite」はクライアントPCを管理するための鍵となっているUSBメモリーをしっかり管理することがキーワードだと思います。これはかんたんで、かつ、分かりやすい管理方法で、既存サービスからの移行もスムーズでした。

 「テレワークテルLite」導入で良かった点を教えてください。

大東様

大東様「テレワークテルLite」導入後、業務利用での問題はまったくありません。問題ないばかりか、プラスアルファとして、「テレワークテルLite」はWindowsベースなので、使い慣れたリモートデスクトップから管理も利用でき、とても便利です。また、かんたんなマニュアルさえ作成しておけば誰でも設定、運用できるのは大きなメリットです。

大東様他社でも、システムの専門知識があるわけでもないのに、他の人に比べてPCやネットワークが得意そうだという理由で、担当を任されることがあると耳にすることがあります。私自身も似たような経緯で現在の職務を担当しているとも言えますが、「テレワークテルLite」のような、誰でもかんたんに使える機器が増えていけば、スペシャリストである必要性も低くなると思います。むしろひとりの個人に依存しない形で、安定に運用できる仕組みに変えていく必要があり、そういった意味でも「テレワークテルLite」の導入は価値があるものと考えます。

大東様「テレワークテルLite」は比較的、低コストで導入でき、買い切りでランニングコストもないので、社内稟議が進めやすく、決済や導入のスピード感がありました。「テレワークテルLite」を導入することで、これまでのサービスと同等以上のことが実現し、コスト面ではかなり抑えることができました。この商品であれば、当社に限らず、他の中小企業様においても、担当者の心理的な導入ハードルが低くなるのではないでしょうか。

さらなるIT化やDX化に向け、アイ・オー・データ製品に注目

大東様

 これから情報システム部門に求められるものは何でしょうか。目標や課題はありますか。

大東様インターネット黎明期から20年以上の月日が流れ、IT化やDX化のスピード感が高まっていることを実感しています。システムパートナー企業様とは10年以上のお付き合いで、現在のネットワーク環境構築やメンテナンスにおいて、一緒に歩んできました。

大東様今後もますます社内業務プロセスの効率化、デジタル技術を駆使したビジネス変革が求められていますので、「テレワークテルLite」のような、誰もが使える商品にアンテナを張り、導入を進めていきたいです。

大東様

大東様アイ・オー・データ機器では、コロナ禍など社会の変化において、とてもタイムリーな製品を発表されている印象があります。価格的にもリーズナブルに抑えられ、実用的な性能を保持していると思います。また海外ブランドと違い、日本語のマニュアルがあって、サポート窓口がある安心感は、利用企業にとって重要なことだと感じています。「テレワークテルLite」のような便利な製品をはじめ、さらなるサポートの充実にも期待を寄せています。

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