電子カルテ情報共有基盤ーー医療現場における活用の鍵
2025/4/23掲載
2025年から「電子カルテ情報共有サービス」がスタートします。これは全国医療情報プラットフォームのベースとなる仕組みです。同サービスの仕組みを解説するとともに、医療現場での活用について説明します。
医療DX2030への道筋―2025年上半期の取り組みと展望
2025/3/21掲載
2025年が始まり、政府が進める医療DXはいよいよ本格的な動きが始まろうとしています。 そこで、「医療DX令和ビジョン2030」を改めて整理し、2025年上期に取り組むべき内容や進捗予定について解説します。
標準型電子カルテα版のモデル事業について
2025/1/20掲載
標準型電子カルテα版」は2025年3月から、9か所の地域でモデル事業が開始される予定です。今後は同モデル事業の知見をもとに、システムの改善が行われ、2026年には本格版がリリースされることになっています。
オンライン資格確認システムの拡充とその影響
12/12掲載
オンライン資格確認が原則義務化されて約1年半が経ちました。2024年12月2日から、現行の健康保険証の新規発行が終了し、マイナ保険証へ移行するとされています。また、マイナンバーカードによって確認できる情報も順次拡大されており、生活保護受給者の資格情報もオンラインで確認が可能となっています。
目次
- オンライン資格確認における手術情報を含む診療情報の閲覧
- 救急時医療情報の閲覧
- 生活保護受給者の資格情報のオンライン確認
- マイナンバーカードによるオンライン資格確認を行うことができない場合の対応
電子処方箋の導入とその影響
11/20掲載
2023年1月から開始されている「電子処方箋」。2024年診療報酬改定で新設された「医療DX推進体制整備加算」においても施設基準に盛り込まれたことから、これから導入を進めようと考えている医療機関・薬局も多いのではないでしょうか。
共通算定モジュールとは?標準型レセコンとは?
10/28掲載
政府の「医療DX令和ビジョン2030」の1つの施策である「診療報酬改定DX」について、 今後のスケジュールや政府が目指している将来像(イメージ)について解説します。
全国医療情報プラットフォームの展開
9/26掲載
政府は今後の医療DXの推進スケジュールにて「全国医療情報プラットフォーム」の構築を掲げています。全国医療情報プラットフォームとはどのようなもので、その構想に向けてどのような準備が進められているのでしょうか。
標準型電子カルテ構想をわかりやすく解説
8/23掲載
2024年よりデジタル庁主導で「標準型電子カルテα版」の開発がスタートしています。同プロジェクトは、政府が進める医療DXの最終ゴールである「全国医療情報プラットフォーム」の完成に向けて必要であると考えられています。そこで、今回は標準型電子カルテについて解説します。
クリニックにおける精算業務の効率化
7/26掲載
クリニックにおいて自動精算機の導入が進む背景には、少子化による人手不足の深刻化があります。また、物価高・円安の影響から賃金も上昇傾向にあり、2024年の診療報酬改定ではベースアップ評価料が新設され、賃上げを評価する試みが始まりました。
医療DXの本質、医療DXの効果的なすすめ方
6/18掲載
政府が「医療DX」を急速に進めている背景には、少子高齢化の問題があります。2025年から2040年までの15年間は継続して高齢化が進み、それに伴い医療費が増加していくことが予想されています。その間並行して少子化も進み、生産年齢人口の減少から、人手不足が深刻になっていくことでしょう。
医療DXに関する疑義解釈
5/16掲載
令和6年度診療報酬改定において、医療DXの評価が行われています。医療DXに関する点数について、3月28日に疑義解釈その①が出ていますので解説します。
生活習慣病管理料の算定のポイント
4/12掲載
令和6年度診療報酬改定において、生活習慣病の管理について大きな変更が行われました。これまで多くのクリニックが算定してきた「特定疾患療養管理料」の適応症について、生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症)を外し、新たに「生活習慣病管理料」の評価及び要件の変更が行われています。
目次
- 生活習慣病管理料の包括範囲
- 生活習慣病管理料(Ⅰ)と(Ⅱ)の算定変更
- 療養計画書の簡素化
- 電子カルテ情報共有サービスの活用で血液検査項目や療養計画書が省略できる
- まとめ
令和6年度診療報酬改定のポイント解説(クリニック編)
3/19掲載
2月14日に令和6年度診療報酬改定の答申が行われました。答申によって、ひとまず改定項目が確定されたことになります。今回、クリニックが特に注目すべきポイントについて解説していきます。
令和6年度診療報酬改定における医療DX項目
2/7掲載
令和6年度の診療報酬改定は、2023年末に改定率が決まり、現在改定項目の整理が行われています。1月12日の中央社会保険医療協議会の総会において「令和6年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」が出され、それをもとに1月19日には公聴会が行われています。そこで今回は、この議論整理資料の中から、医療DXに関する項目について解説いたします。
令和6年度診療報酬改定の基本方針と改定率
1/10掲載
令和6年度の診療報酬改定は、いよいよ大詰めを迎えています。「基本方針」並びに「改定率」が決定し、今後は年明けに具体的な改定項目が示される予定です。
目次
- 改定の基本的視点と具体的方向性
- 現下の雇用情勢も踏まえた人材確保・働き方改革等の推進【重点課題】
- ポスト2025を見据えた地域包括ケアシステムの深化・推進や医療DXを含めた医療機能の分化・強化、連携の推進
- 安心・安全で質の高い医療の推進
- 効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性の向上
- 診療報酬改定率
電子カルテ情報共有サービスの運用開始に伴う 電子カルテシステムの普及
12/26掲載
2023年6月2日に開催された政府の医療DX推進本部において、「医療DXの推進に関する工程表」がとりまとめられました。同工程表では、2023年度中に医療機関間で電子カルテ情報等を共有・交換する仕組みである「電子カルテ情報共有サービス(仮称)」の開発に着手する計画が示されています。具体的な流れとしては、2023年度中に仕様の確定と調達を行い、システム開発に着手するとともに、2024年度中に、電子カルテ情報の標準化を実現した医療機関等から順次運用を開始する予定としています。
医療DXと令和6年度診療報酬改定
12/26掲載
2024年は、2年に1度の診療報酬改定が行われます。今回は医療、介護、障害のトリプル改定となり、比較的大規模な改定となりそうです。今改定の重要なトピックスは何といっても改定時期が変わることでしょう。なぜ、改定時期が変更になったのか。その背景には政府が急ピッチで進めている医療DXの影響があります。