バックアップの認識、間違っていませんか?便利なソフト「Sync with」(無料)でバックアップを自動化しよう!

データのバックアップ

みなさんはPCなど大切なデータのバックアップをしていますか?I-O DATA MAGAZINEをご覧のみなさんは、既に外付けHDD(ハードディスクドライブ)やNAS(ネットワークハードディスク)などにバックアップをしていることと思います。

ここで書く、バックアップとは、独立した2つの場所に同一ファイルやデータ、またはPC丸ごとのシステム(OSやデータ、アプリケーションなど)がある状態をさしています。つまり、一方が故障など何かあったとき、データなどを復元できる環境があることを指しています。

バックアップとは、どちらか一方が故障しても復元できる状態

バックアップとは、どちらか一方が故障しても復元できる状態

なぜ、このような説明をするかというと、パソコン初心者の方にはPCのデータを外付けHDDなどにデータ移動すること=バックアップと思っている方も少なからずいらっしゃるからです。

データ移動先のHDDやNASが故障すると復元できない

データ移動先のHDDやNASが故障すると復元できない

パソコン(PC)の故障は突然、やってきます。「バックアップしておけば良かった」と思っても、後悔先に立たず、既に手遅れということもあるので、ここに改めて、バックアップの大切さを強調しておきます。

3年使ったNASのHDDの1つがエラー

(写真)3年使ったNAS。HDDの1つがエラー。HDDの故障は突然やってくる。
※写真のNASは(RAID1 ミラー)なのですぐにHDDを交換・すぐに復旧できました。

とはいえ、「バックアップって、めんどうくさい」。そう思っている皆さんも少なからずいらっしゃると思います。

便利なバックアップソフトSync with

当社の外付けHDDやNASは便利な無料バックアップソフトが充実しています。その中で、今回は「Sync with(シンクウィズ)」をご紹介します。Sync withの操作はとても簡単ですので、パソコン初心者にもおすすめできます。

Sync with(シンクウィズ)

Sync withは、消えては困るデータを手軽にバックアップできるツールです。対応OSはWindows 10、そしてMac OS(10.6~10.11)も対応しています。Sync withの対象商品もHDDやNASなど幅広くカバーしています。

サポートライブラリ Sync withの画面

サポートライブラリ Sync withの画面

※対応OS・対象商品の詳細はこちら

Sync withの安心設計

同期というと、下の図のようにPC側でフォルダCを削除すると、バックアップ側のHDDやNASも削除されることが考えられます。この場合、PCの操作を誤ったなど、間違って消したデータでも削除されることになり、バックアップ側には残しておきたかったと考えていたなら、困ったことになります。

PCからフォルダC削除して同期すれば
HDD or NASフォルダC削除される

同期の場合

これに対して、Sync withは、PC側でフォルダCを削除して更新しても、バックアップ先にもCが残っています。これであれば安心して使うことができます。

Sync withの場合PCからフォルダC削除して更新しても
HDD or NASフォルダC残ったまま

Sync withの場合

Sync withの更新方法は、「双方向更新」「フォルダBを更新(A→B)」「フォルダAを更新(B→A)」と3つあり、お好みに応じて選択することができます。

3つの更新方法を選択できる

3つの更新方法を選択できる

更新されたフォルダのみバックアップし時間を節約

毎回まるごとバックアップとなると、フォルダのデータ分、時間が必要になってしまいます。Sync withは更新されたデータや追加されたフォルダだけを上書きコピーし、バックアップの時間を節約してくれます。

更新されたフォルダのみバックアップ

(図)更新分のみコピーされるのでバックアップの時間を節約できる

PCとバックアップ先のファルダ情報を取得する

PCとバックアップ先のファルダ情報を取得する

PCとバックアップ先の差分を把握

PCとバックアップ先の差分を把握

更新分のみバックアップされるので時間が節約できる

更新分のみバックアップされるので時間が節約できる

Sync withのスケジュール設定でバックアップの自動化を

Sync withの大きな特長の1つとして、スケジュールを設定して同期やコピーができることがあげられます。この機能を使えば、定期的な自動バックアップが可能となります。

バックアップの間隔は「毎日」「毎週」「毎月」から選択ができ、例えば「毎日9時~」「毎週日曜日」「毎月15日」など設定することが可能です。

スケジュール設定 毎日9時に同期(バックアップ)する場合

スケジュール設定。毎日9時に同期(バックアップ)する場合

なお、スケジュール設定日時にPCやバックアップ先の電源が入っていない場合は、「PC起動時に設定したスケジュールを実行する」にチェックを入れておけば、設定したバックアップを自動実行してくれます。

PC起動時にスケジュール実行にチェック

PC起動時にスケジュール実行にチェック

NAS(ネットワーハードディスク)にも対応

Sync withは外付けHDDのみならず、NASにも対応しています。7月に発売された、最新のNAS「HDL-AAシリーズ」では書き込みも速く、Sync withにも対応しており、この組み合わせでのバックアップもおすすめします。

書き込み+読み込み、どちらも速いNAS。HDL-AA

(写真右)書き込み+読み込み、どちらも速いNAS。HDL-AA

Sync with以外にも当社の便利なバックアップソフトがありますので簡単に紹介します。「Sync Connect(シンクコネクト)」は、パソコンにUSBハードディスクをつなぐと、パソコン内の変更ファイルが自動的にコピーされます。初回の設定さえしてしまえば、操作は一切不要で、つなぐとすぐにバックアップが開始されるからとても簡単です。しかも、フルバックアップの後は、変更されたファイルだけを自動的にバックアップ(自動差分バックアップ)を行います。

Sync Connect(シンクコネクト)

例えば外出先にノートPCを持ち出し、データを作成。自宅に戻り、バックアップ用のUSBハードディスクを挿せば、自動的に追加分のデータをバックアップしてくれます。

外出先でノートパソコンを使う人にはSync Connectが便利

外出先のサラリーマン 外出先で作成したデータをポータブルHDDにバックアップ

(写真)外出先で作成したデータをポータブルHDD(HDPC-UT1.0SE)にバックアップ

Sync Conectの対応OSや無料ダウンロード対象商品はこちら

また、バックアップ方法をカスタマイズできる「EasySaver 4 LE」など、多様なバックアップソフトもあります。これらのバックアップソフトは次の機会に詳しく紹介しますね。

これらのバックアップソフトを皆様のお好みに応じて、当社の外付けHDDやNASと組み合わせ、大切なデータをバックアップしてみてください。

◎関連リンク
ファイル同期ユーティリティ Sync with(シンクウィズ)
HDD(ハードディスク)(購入ページ)
NAS(ネットワークハードディスク)(購入ページ)

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

このページのトップへ
PC版を表示