LAN DISK CONNECTは Windows 11 23H2,24H2 非対応です
本アプリは Windows 11 23H2,24H2 での動作保証は行っていませんが、下記の手順を実施することで間接的にNASにアクセスできるようになります。
現時点ではこの方法以外に有効な解決策が確認されておらず、やむを得ずこの手順をご案内しております。あらかじめご了承ください。
バージョン(23H2,24H2)を確認する方法
前ページの手順を行っても改善されない場合のみ、本ページの内容をご確認ください。
概要
本ページでは、暫定の対処方法としてLAN DISK CONNECTの「リモート同期フォルダー」機能を使った方法をご案内しています。
リモート同期フォルダー機能は、PCの特定のフォルダー(指定不可)とNASの指定したフォルダーを一定間隔で同期する機能です。
Windows 11のリモート機能で発生している問題は、LAN DISK CONNECTアイコンからアクセスする事が条件となっているため、同機能によりPCに同期されたファイルに直接アクセスすることで問題の回避が可能となります。
【重要】設定前の注意事項
本ページの手順には注意事項が多数あります。安全かつ確実に対応いただくため、以下の注意事項をご確認のうえ、慎重に作業を進めていただくようお願いいたします。
- 本ページの手順は、NASを1人で使用しているケース、またはリモート同期フォルダー機能で指定したフォルダーに他のユーザーがアクセスを行わないケースを想定しています。
これらのケース以外でのご使用は、意図しない動作が起こる可能性があるためお控えください。
- リモート同期フォルダー機能は、指定したフォルダーのデータを全てパソコンのCドライブにコピーします。そのため、指定したフォルダーによってはパソコンのCドライブの容量を大量に使用する場合があります。
- リモート同期フォルダー機能では、1つの共有フォルダーにつき、共有フォルダー全体またはサブフォルダー1つのいずれかのみを登録することができます。
- 指定したフォルダー内のデータ量によっては、最初の同期に時間がかかる場合があります。そのため、可能であればNASと同じネットワーク環境でリモート同期フォルダーの登録を行うことで、初回の同期時間を大幅に短縮することができます。
【参考】NASと同じネットワーク内での初回同期(10GB・6,250ファイル)を行った場合は、約60~100分程度の時間が必要となります。
- リモート同期フォルダー機能は、一定間隔でNASとパソコンの同期を行います。モバイルデータ通信で大容量のデータ更新が行われた場合、データ通信が従量制(使用した分だけ料金が発生する)プランの場合は、料金が高額となる可能性があります。
事前準備
- 本手順は、NASをリモート登録してあることが前提となっています。リモート登録を行っていない場合は先にリモート登録を行ってください。
- リモート登録したNASの共有フォルダー内に、「リモートアクセス」フォルダーを作成し、リモートアクセスしたいファイルをこのフォルダーに入れてください。
以降の手順では、この「リモートアクセス」フォルダーを指定する例をご案内しています。
- リモート同期フォルダー機能で指定したフォルダーの複数世代のバックアップを定期的に行ってください。複数世代のバックアップを行うことで、予期しない事態が発生した際にデータを復元することができます。
手順
①リモート同期フォルダーの登録を行う
- LAN DISK CONNECTを開き[リモート]を開きます。
- 「リモート同期フォルダー」を右クリック後[リモート同期フォルダーを追加]をクリックします。

- 表示されたウィンドウに以下のように入力します。
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NAS選択:リモート登録したNASの名前を選択
ユーザー名:リモート登録した際に入力したユーザー名
パスワード:リモート登録した際に入力したパスワード
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入力後[次へ]をクリックします。

以下の画面が表示された
ユーザー名、パスワードが間違っている、またはNASにリモート接続できない状態です。
入力内容やNASへの接続状態を確認した後に再度設定を行ってください。

- 続けて表示されたウィンドウに以下のように入力します。
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リモート同期対象フォルダー:事前準備で作成した「リモートアクセス」フォルダーを選択
更新間隔:15秒
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入力後[OK]をクリックします。
リモートからアクセスしたいフォルダーのみ選択してください
本手順により選択したフォルダー内の全データは、パソコンのCドライブに同期(コピー)されます。
Cドライブの容量が不足した場合、予期しない動作が発生する可能性があるため、事前準備で作成した「リモートアクセス」フォルダーを選択してください。

▼[参照...]ボタンを押した後
以上でリモート同期フォルダーの追加は完了です。
②Cドライブのリモート同期フォルダーにアクセスする準備を行う
LAN DISK CONNECTのリモート同期フォルダーからはアクセスできません
LAN DISK CONNECTのリモート同期フォルダーアイコンからアクセスした場合、リモートと同様にエクスプローラーが強制終了、または応答がなくなります。
- エクスプローラーから PC > (C:) の順にクリックします。
(C:)は、ローカル ディスク や Windows 等の名前がついています。
- 以下の順番でフォルダーを開きます。
ユーザー
└ ユーザー名
└AppData
└Roaming
└I-O DATA
└LAN DISK CONNECT
└Remote
└landisk-xxxxxx
└__sync
[ユーザー名][landisk-xxxxxx]は、ご利用の環境によって名前が異なります。
[AppData]は隠しフォルダーになっています。表示されていない場合は以下の設定を行ってください。
- エクスプローラー上部の「表示」をクリック後、一番下の[表示]を選択します。
- 「隠しファイル」にチェックを入れます。
- 「__sync」まで開いたら「リモートアクセス」フォルダーにアクセスするためのショートカットを作成します。以下のいずれかの方法(または両方)を行ってください。
方法①:クイック アクセスにピン留めする(おすすめ)
- 「リモートアクセス」フォルダーを右クリック後[クイック アクセスにピン留めする]をクリックします。
- エクスプローラーの左側の一覧に「リモートアクセス」が表示されます。

方法②:デスクトップにショートカットを作成する
- 「リモートアクセス」フォルダーを右クリック後[その他のオプションを確認]>[ショートカットを作成]の順にクリックします。
- 「リモートアクセス」と同じ階層にショートカットが作成されるので、デスクトップにドラッグ&ドロップで移動します。

以上でリモート同期フォルダーにアクセスする準備は完了です。
ショートカットの作成後「隠しファイル」のチェックは外しておきます。
③クイック アクセスやショートカットからアクセスして使用する
手順②で作成した「クイック アクセス」や「ショートカット」(以降、まとめてショートカットと表記)からアクセスを行います。次の「使用時の注意事項」もご確認ください。
【重要】使用時の注意事項
- 必ず作成したショートカットからアクセスを行ってください。また、ショートカットから上位のフォルダー(階層)に移らないようにしてください。上位のフォルダーを削除した場合、予期しない動作が発生する場合があります。
- 同期とは、リモート側のパソコンとNASのデータを一致させることを指します。どちらか一方でファイルの作成・削除等を行うと、もう一方にも同じ変更が反映されます。
- 同期中はリモート側のパソコンの再起動を行わないでください。再起動のタイミングによっては、再起動時に同期を行っていたファイルが破損する可能性があります。
- 同期はファイルの更新日時を元に更新方向が決まります。NASやパソコンの時刻が実際の時刻と一致していない場合、期待しない方向へ同期が行われる可能性があります。
- 同期中かを確認する場合は、ショートカット内のファイルやフォルダーを全て選択し、右クリックからプロパティを開きます。サイズを確認した後に1分ほど待ち、再びサイズを確認してサイズが変化した場合は同期中、サイズが変化していない場合は同期は終了しています。
- パソコンからNAS方向への同期中は、パソコンのファイルの上書き保存・削除・リネームを行うことができません。同期が完了してから行ってください。ファイルは開くことができます。
- ショートカット内のファイルを別の場所(デスクトップやフォルダー)に移動した場合、ショートカット内からファイルが削除された扱いとなるため、同ファイルはNAS側から削除されます。
- ショートカット内の各フォルダーに「_old」フォルダーが作成されます。このフォルダーには、NAS側で更新・削除されたファイルが保存されます。必要に応じて復元を行ってください。
また、NAS側での更新頻度が多い場合「_old」フォルダーに大量のファイルが保存されるため、定期的に不要なファイルの削除を行ってください。
リモート同期フォルダーを今後使用しない場合
リモート機能を使用しなくなった場合や別のフォルダーを指定したくなった場合は、以下の手順でリモート同期フォルダー設定を解除してください。
パソコン側に同期されたデータは全て削除されます
設定解除時にパソコン側に同期されたデータは全て削除されます。
パソコンからNASへの同期が行われていないデータがあった場合は、それらのデータも削除されます。必要に応じて同期完了後に解除してください。
- LAN DISK CONNECTを開き[リモート]>[リモート同期フォルダー]の順にダブルクリックします。

- 削除したいリモート同期フォルダー上で右クリック後[その他のオプションを確認]>[リモート同期設定の削除]の順にクリックします。
- 確認の画面が表示されるので、内容に問題がなければ[はい]をクリックします。
- リモート同期フォルダーが設定が解除され、Cドライブ側のデータが削除されます。
- 不要になったクイック アクセスやショートカットを削除します。
以上でリモート同期フォルダー設定の解除は完了です。
Cドライブの空き容量がなくなった場合
Cドライブの空き容量がなくなった場合、NASからパソコン方向への同期は停止します。
Cドライブの空き容量がない状態が続くとパソコンの動作が不安定になるおそれがあるため、早急に以下の対処を行ってください。
- Cドライブの容量を空けるため、ショートカット内の「_old」フォルダー内の不要なデータを削除します。
- 「リモート同期フォルダーを今後使用しない場合」の内容を参考にリモート同期フォルダー設定を解除します。
- 「リモート同期フォルダーの登録を行う」の内容を参考に再度リモート同期フォルダーの登録を行います。
以前と同じフォルダーを選択すると、Cドライブの容量不足により同期が停止する可能性が高いため、別のフォルダーを指定することをおすすめします。
または、指定するフォルダー内のデータをNAS側で別のフォルダーに移動し、Cドライブの容量が不足することがないようにしてください。