無線LAN規格の違い

無線LANには、いくつかの規格があります。
ほとんどの製品は複数の無線規格をサポートしていますが、お使いのパソコンが対応しているかどうか、無線LAN製品を購入する前には無線LANの規格を確認しましょう。

n・a・g・bの4つの規格

無線LANには、周波数の帯域や特長の違いから「11n(イレブンエヌ)」「11a(イレブンエー)」「11g(イレブンジー)」「11b(イレブンビー)」の4つの規格が利用されています。

規格 11n 11a 11g 11b
ポイント

最新の規格で、高速が特徴。
ハイビジョンコンテンツや光回線で高速インターネットを最大限に楽しみたい方に。
2.4GHz対応なら11b、gと5GHz対応なら11aと互換性あり。

電波干渉に強いので、快適なホームネットワーク環境を求める方に。

対応機器が多いので、家電・パソコン・ゲーム機を同時に接続できる。
11bと互換性あり。

スピードは遅く、電波干渉にも弱い。
ストリーム数 最大4ストリーム 1ストリーム 1ストリーム 1ストリーム
通信速度(最大) 300Mbps(2ストリーム)
450Mbps(3ストリーム)
600Mbps(4ストリーム)
54Mbps 54Mbps 11Mbps
周波数帯

2.4G帯、
5.2GHz帯

5.2GHz帯 2.4GHz帯 2.4GHz帯
電波干渉の有無 あり 少ない あり あり

※製品によっては「nテクノロジー」を採用するものもあります。従来のIEEE802.11g/bと同様の1ストリームの通信に、IEEE802.11nの無線LAN高速化技術である40MHzモードなどを使用することで、最大150Mbpsの通信を実現する通信方式です。

規格を組み合わせて使用できるものも

現在販売されている無線LAN製品は、複数もしくはすべての規格を扱えるものがほとんどです。
異なる周波数帯を使用する無線規格(11n,11a,11g)を切り替えて使えるもののほか、複数の規格の無線を同時に使用できる機器もあり、使う環境によって機器を選択できるようになっています。

たとえば、11gだけしか使用できない親機だと、2つの子機を同時に接続した場合、規格値54Mbpsの速度を半分ずつシェアしなければならないの対し、11gと11aを同時に使用できれば、2つの子機が54Mbpsの速度をそれぞれ利用できます。
ゲーム機・ネット家電など、家庭でも無線接続できる機器が増えている今、複数の無線を同時使用できるメリットは大きいでしょう。

親と子のつながりが大事

こうして見ると、4つの規格の中では「11n」が最新・最速の規格です。
しかし、今使っている無線LANの子機がある場合は、子機が11nの規格に対応していないと、いくら最新の親機を買っても意味がありません。
無線LANを導入する前には、一度パソコンやゲーム機など、子機側の対応規格を確認しましょう。 どの規格がいいか迷う方や、これから導入しようと思っている方は、親子セットで揃えるのが無難です。

2.4GHz帯と5GHz帯

無線LANの規格によって、周波数帯に「2.4GHz帯」「5GHz帯」があり、それぞれ特長があります。

図:周波数帯の種類と違い

電波同士のぶつかり合いを避けるために

パソコンをしながら電子レンジを使うと、まれに通信速度が落ちたり通信自体が切れてしまうことがあります。
これは、使っている周波数帯が原因。11bや11gで利用する2.4GHz周波数帯は、電子レンジやBluetoothなどにも利用されているため、電波同士がぶつかって通信に影響を与える場合があるのです。

電波干渉の少ない5GHz帯を使用できる製品(11nや11a)を使えば、通信速度が落ちたり、通信が途切れたり…とそんなイライラも避けることができます。

映像配信なら5GHz帯!

インターネット対応テレビをネットに接続するなら、「5GHz帯」がオススメです。
5GHz帯は、電子レンジや無線LAN同士の干渉を受けにくく、特に通信の安定性が必要とされる映像配信サービスなどに適していると言われています。

図:2.4GHz帯と5GHz帯の比較

2.4GHz帯 5GHz帯

メリット

11b/gなど最も普及しているため、互換性が高い。 干渉する家電がなく、安定している。
デメリット Bluetoothや電子レンジ、また無線LAN同士の干渉により、無線LANが不安定になりやすい。 11b/gと互換性を確保する場合は、2.4/5GHz両方に対応させるコストが発生。

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