Windows Storage Server搭載NAS 導入事例【日鉄住金テックスエンジ株式会社】

地方拠点用ファイルサーバーと東京本社集中バックアップをアイ・オーのNASで構築
取材日:2015年6月

日鉄住金テックスエンジ株式会社 機械事業本部 エンジニアリング事業部 岩井迫敏弘氏、同事業本部 企画管理部 長﨑亮介氏にバックアップシステム構築のためにアイ・オー・データ機器製品を導入した経緯とその評価について詳しくお聞きしました。
【日鉄住金テックスエンジ株式会社 について】
日鉄住金テックスエンジは新日鐵住金グループの総合エンジニアリング企業です。事業範囲は鉄鋼分野を中心としたプラント設備のメンテナンスやプラントの操業管理、さらに機械、電気計装、土木、建築の設計・施工など多岐にわたります。創立1946年。平成26年度連結売上高2,486億円、連結従業員数 11,095名
導入製品
7社の経営統合を機に、システムを構想

岩井迫氏
― システムを構想した経緯を教えてください。
今回のシステム構築の契機となったのは、2014年10月の「弊社と新日鐵住金(株)の完全子会社7社との経営統合(※)」です。
これまで業務文書の管理は、グループ会社(=現在の「各拠点」)がそれぞれ独自の方法で行っていたため、経営統合を機にデータを本社に集約する仕組み作りを検討することになりました。
また、新たにシステムを構想するにあたり、以前に本社で使用していたNASが故障した経験から、「単に集約という目的だけではなく、『BCPを意識した遠隔バックアップ体制』を実現できるシステムを構築する」という結論に達しました。
その後、システムは「NASとバックアップソフトウェア」で構成することを決め、具体的な製品選択を開始しました。
※ 2014年10月に日鉄住金テックスエンジ(株)は、日鉄住金プラント(株)、ニッテツ北海道制御システム(株)、ニッテツ室蘭エンジニアリング(株)、ニッテツ八幡エンジニアリング(株)、(株)N・TEC大分、日鉄住金直江津メンテナンス(株)と経営統合しました。また日鉄住金関西工業(株)の製鉄業向け設備エンジニアリング・保全事業を承継しました。
拠点用ファイルサーバーと統括バックアップシステムを構築

― 今回、御社が構築したシステムについて教えてください。
弊社 機械事業本部のエンジニアリング事業部では、今回「拠点用ファイルサーバー」と「統括バックアップシステム」をアイ・オー・データ製品を使って構築しました。
システムの概要は次のとおりです。
項目 | 内容 | 備考 | |||||||||
導入した製品 | - NAS (HDL-Z4WM4C2) ![]() |
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利用部門 | 機械事業本部 エンジニアリング事業部 |
全国14拠点(含む本社)、利用者約400名 | |||||||||
設置場所 | 全国14拠点に1台ずつ | 対象拠点は福岡、大分、山口、兵庫、大阪、和歌山、名古屋、東京、千葉、茨城、岩手、北海道など | |||||||||
格納する データの種別 |
業務用の文書・資料・図面等 | Word、Excel、PowerPoint、PDF、JPEG、CADデータなど |
項目 | 内容 | 備考 | |||||||||
導入した製品 | - NAS (HDL-Z6WL24C2) ![]() - レプリケーションソフトウェア 「arcserve Replication」 (LDOP-SW/ASR) ![]() |
※ 「arcserve Replication」はアイ・オー・データのバンドル品を購入 |
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設置場所 | 東京本社 | - | |||||||||
バックアップ頻度 | 週1回 | 土日のいずれか。基幹システムの通信への悪影響を避けるために、休日にバックアップ。 |

この他、オンサイト保守サービス(ISS-LGL-PR3)も購入しました。もし将来NASに障害が発生した場合でも、「現地駆けつけ(オンサイト)」によるサポートが得られます。
NASに求めた要件
― 導入するNAS製品に求めた要件を教えてください。
導入するNAS製品(およびバックアップソフトウェア)に対して求めた要件は次の3点です。
要件1.「故障時のダウンタイムを短くできること」
過去、活用していたNASが障害を起こし、データ復旧に時間を要したため、業務が途絶しかかったという苦い経験があります。そうした事態を防ぐためにも、導入するNASには 「故障時の速やかな対応と復旧が担保できる『人的なアフターサービス』」と「ダウンタイムを最短にできる『システム上の仕組み』」があることを求めました。
要件2.「設置、設定が簡単なこと」
今回、全国14拠点で実際にストレージの設置・設定を行うのは、IT知識の少ない一般社員です。新たに導入するNASとバックアップソフトウェアには、IT知識がなくても簡単に設置・設定できることを求めました。
要件3.「自動稼働できること」
いったん設置・設定してしまえば、後はユーザーにも管理者にも負担をかけず、自動的に稼働し続けるという仕組みであることを求めました。
以上の要件を基準に、まずNASについて「アイ・オー・データを含む国内2社」を候補に挙げ、比較検討しました。
ちなみに外資系メーカーは、これまでの経験からいってもアフターサービスの面で不安があり、「要件1).ダウンタイムの短縮」の実現が難しいと予測されたので、当初より候補に含みませんでした。
アイ・オー・データの製品を選んだ理由
― 最終的にアイ・オー・データの製品を採用した理由を教えてください。
アイ・オー・データ製品は、「要件2).ダウンタイムの短縮」につながる「有償サポートの充実」「NarSuS機能による故障防止の仕組み」の点で、他メーカーと比較して優位性がありました。
具体的には次のとおりです。
【有償サポート】
■有償サポートの内容(料金)の段階設定が、アイ・オー・データの方がきめ細やかで、内容に信頼がおけた。
■故障を連絡した翌営業日には、出張訪問による修復作業を行うということが明記されていた。
■有償サポート契約者には、着信率の高い電話窓口が用意される。
【NarSuS機能による故障防止の仕組み】
■NASのクラウド管理機能「NarSuS」を使えば、導入したNASの稼働状態がインターネット経由でアイ・オー・データの管理センターから常時通知される。
■もしNASに異常があった場合は、アイ・オー・データの管理センターからアラートメールが自動的に届く。
これまで「NASの異常に気づかずそのまま使い続け、データ破壊を進行させてしまった」という苦い経験があります。NarSuSを使えば、そうした事態を未然に防げると考えました。
また、アイ・オー・データは商談中や検証中の問い合わせ対応も迅速かつ適切であったため、実際のサポートも同様に迅速・確実であることが期待できました。
こうしてアイ・オー・データ製品の採用を決定し、2015年3月にNASとバックアップソフトウェアの導入を完了、現在に至っています。
アイ・オー・データのNAS製品への評価

― これまで使い続けてのアイ・オー・データNAS製品への評価をお聞かせください。
安定性、アクセス速度など、当初の期待どおり問題なく稼働しております。また、各拠点での「現場社員によるNASの設置」もスムーズに行えました。
具体的な手順は次のとおりです。
【 各拠点でのNASの設置手順 】
- 東京本社でNASの設定を行う。arcserveもインストール、設定する。
- 設定済みのNASを各拠点に送る。
- 各拠点の社員は、送られてきた「設定済みNAS」をLANケーブルにつなぎ、電源を入れる。
- 以上の操作を行うだけで、NASとarcserveは自動的に稼働。その後、各拠点の社員がNASやarcserveを操作することはない。
今後の期待
― アイ・オー・データへの今後の期待をお聞かせください。
弊社 機械事業本部では、引き続き各拠点の情報共有とバックアップ体制を拡充していきます。今回、エンジニアリング部門で構築したバックアップの仕組みが順調であれば、将来的に他部門への応用も可能ですので、アイ・オー・データには優れた製品とサポートを通じて、今後とも情報共有の取り組みを強力に後方支援していただけることを期待しています。
導入企業概要
[企業名] | 日鉄住金テックスエンジ株式会社 |
[設立] | 1946年 |
[所在地] | 東京都千代田区(本社) |
[会社概要] | 鉄鋼分野を中心としたプラント設備のメンテナンスやプラントの操業管理、機械・電気計装・土木・建築などの設計・施工 他 |
[ホームページ] | http://www.tex.nssmc.com/ |