Windows Storage Server 搭載 ビジネスNAS導入事例
【株式会社城山】

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Windows Storage Server 搭載 ビジネスNAS導入事例

取材日:2016年3月25日

情報通信のプロが使って実感したビジネスを止めない「リレーNAS」の魅力

株式会社城山

情報通信のエキスパートとして国体やマラソンなどの大型イベントで通信コンサルティングを手掛ける城山様では、業務効率化の手段として早くから社内ネットワークを構築し、提案資料や見積もり資料等のファイル共有に利用しています。2016年初めには、障害に強いアイ・オー・データ機器のリレーNAS「HDL-Z4WM4C2」を導入。VPN回線による遠隔地バックアップを行うなど、故障時のデータ保護と、ダウンタイム(停止時間)短縮によるビジネスリスクの大幅な低減を実現しています。時代のニーズを読み取り、培ってきた経験や技術をベースに、常に高いレベルでのサービス提供を目指す同社のネットワーク構築へのこだわりについて伺いました。

イベント協賛実績
◎2015紀の国わかやま国体
◎第5回神戸マラソン2015
◎世界遺産姫路城マラソン2016

100万円以上の損害を経験し、辿り着いた「リレーNAS」

情報通信のサポート企業ということですが、具体的にはどのようなお仕事をされているのですか。

自社製の業務用IP無線機「SmaTalkⅡ」
自社製の業務用IP無線機「SmaTalkⅡ」

山口氏当社は、業務用無線機・OA機器の総合商社、大型イベント等の通信コンサルタント、雷探知機・業務用通信端末メーカー、携帯電話ショップなど、情報通信の分野で幅広い事業を展開しています。なかでも、自社開発の業務用IP無線機は、免許や基地局を必要とせずに広域通信が可能です。その特性を活かし、たとえば、マラソン大会や国体、大規模な展示会等において、IP無線機の貸し出しから、スタッフの手配・配置、通信環境の整備まで、イベント成功に向けて現場をサポートしています。

2016年初めにNASからアイ・オー・データ機器のリレーNASに移行されていますが、その経緯についてお聞かせください。

山口氏当社は兵庫県姫路市にある本社のほか、全国に営業拠点があり、5年以上前から各営業所内の情報共有やBCP対策としてNASを活用していました。リレーNASに移行した経緯としては、これまで使用していた営業所のNASが、2台立て続けに故障したことがきっかけでした。サポート期間は終了しており、復旧までに本社からシステム担当が何度も出向き、人的損失も含め100万円近くかかったことから、社内でシステム構成の見直しが求められました。そこで各社のネットワーク機器の情報収集を行った時にアイ・オー・データ機器の「リレーNAS」を知り、障害時もビジネスを止めないリレーNASこそが当社にとって理想的なバックアップ体制になるだろうと確信しました。

災害や人的ミスにも備えられる強固なリモートバックアップ体制を構築

実際にリレーNAS「HDL-Z4WM4C2」をお使いになった感想はいかがですか。

姫路本社/東京営業所 VPN回線を使用して遠隔地バックアップ体制を構築

東京営業所のマスター
東京営業所のマスター
姫路本社のスレーブ(右上)
姫路本社のスレーブ(右上)

山口氏2016年初めからリレーNASとして「HDL-Z4WM4C2」を2台導入しています。システム構成としては、1台をマスターとして東京営業本部、もう1台をスレーブとして姫路本社に設置し、VPN回線を使用して遠隔地バックアップ体制を構築。無償で利用できる同期ソフト「クローン for Windows」で保存データだけでなく、設定情報も定期的に同期させています。マスターが故障した場合でも、スレーブをマスターに昇格させることでダウンタイムを大幅に短縮し、迅速に業務を復旧できる点は、システム担当者として非常に心強いメリットです。
導入時の「クローン for Windows」の設定もマニュアルが充実していて簡単でした。最初はファイルを開きっぱなしにして同期に失敗したこともありましたが、アラート機能がしっかりしていて、すぐに対処できました。また、週1回のスケジュール同期にしているため、万が一人的トラブルでマスターのデータを消してしまっても、スレーブから情報を戻せるので安心です。
実は一部の営業所ではMicrosoft社のクラウドストレージサービスMicrosoft Azureでのバックアップも行っていましたが、リレーNASではAzureとの連携も可能とのことなので、オンプレミス環境で使い勝手の良いリレーNASによるバックアップと、クラウドストレージによるバックアップを組み合わせることで、より強固なバックアップ体制が構築できるものと期待しています。

システム管理者のいない営業所のNASも、見守り機能「NarSuS」でトラブル回避

リレーNASの機能で特に気に入られた点をお聞かせください。

システム課 課長 山口和彦氏
システム課 課長 山口和彦氏

山口氏ファイルサーバーの設置場所は必ずしも良い環境を確保できるとは限りません。そうした意味では、庫内温度、FANの回転数、使用ディスク容量、CPU負荷状況といった状態やバックアップ設定などのシステム情報がWeb経由で常にチェックできる「NarSuS(ナーサス)」はかなり便利な機能だと思います。
以前より各拠点にNASを設置している際の課題として、システム担当者のいない営業所の機器について管理が行き届かないということがありました。
例えば営業所のNASでエラーランプが光っても、営業所のメンバーだけでは対応できず、放置してしまって被害が拡大してしまうといったことがあります。その点、アイ・オー・データ機器のNASは「NarSuS」による遠隔管理ができ、稼働状況やトラブル状態が本社にいるシステム担当者側で分かるため、未然にRAID崩壊などの事態を防ぐことができるという点も大きなメリットです。
今回の利用で実際にリレーNASの信頼性と「NarSuS」の見守り機能の効果を色々と実感できたことから、今後は当社での商社機能でアイ・オー・データ機器のNAS製品を販売してはどうかという話もでています。「NarSuS」でお客様のNASを管理するといったサービス展開も視野に入れ、新しいビジネスに挑戦していきたいと考えています。

最後に、アイ・オー・データ機器へのメッセージをお願いします。

山口氏システム担当という仕事がら、日頃からIT関連機器の情報収集を行い、各社のメールマガジン等に登録。新製品情報等はWebサイトやSNS等でチェックしています。(リレーNASとの出会いも、メールマガジンでモニターキャンペーンの存在を知ったことがきっかけでした。)個人的な利用も含め、アイ・オー・データ機器には高品質なイメージがあって、サポートや保証もしっかりしている。カタログ等を見るとネットワーク関連の商品も色々揃っているので、商品提供と充実したサポートを通じて今後とも情報共有への取り組みを支援していただけることを期待しています。同時に、我々もスタッフ一同レベルアップを図り、社内ネットワークを進化させながら新しいビジネスやサービスの創出につなげていこうと考えています。

導入企業概要

株式会社城山
企業名
株式会社城山
会社概要
東芝の協力工場として1973年に創業。携帯電話・業務用無線機・雷検知システム・デジタルタコグラフ等の各種通信機器、OA機器等の提供から、システム構築、工事・メンテナンスまでを手掛ける情報通信のトータルサポート企業として、「情報通信で人と人を結ぶ」情報通信ビジネスを展開している。
所在地
兵庫県姫路市
設立
1973年5月
担当者名
株式会社城山 システム課 課長 山口和彦氏
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