
取材日:2026年4月30日
注目技術「Internet3」により、安全なリモートアクセス環境を実現したトヨシマセンイ株式会社。その仕組みを支えるストレージとして「LAN DISK(HDL-Zシリーズ)」が活躍しています。
繊維企業として北陸から国内外のアパレルを支える同社が、重要な技術情報をどこからでも安全に活用できる画期的な仕組みを構築しました。同社システム開発部システム開発課・課長の道下智明様、また導入支援を行ったユニコシステム株式会社の佐々木慶典様に詳しくお話を伺いました。
なお、本導入は次世代産業の育成を支援するための、地方自治体による補助金対象事業でもあります。


道下様既存環境ではLAN DISK(HDL2-AAシリーズ)をファイル共有用ストレージとして使っており、社外からはインターネットVPNでアクセスしていました。しかし、近年の事業拡大にともないユーザーが増え、容量不足やアカウントの管理負荷など、複数の課題が浮上していました。そこで、新たにグループ入りした企業とのシステムの統一も含めて、環境の見直しに着手することになったのです。
道下様拠点間の接続で互いのローカルIPアドレスの競合という問題が発生してしまいました。それまで別々に稼働してきたネットワークですからそれぞれ既存システムがあり、どちらも容易に変更・調整することができませんでした。
道下様既存のIP体系を変更することなく導入できること、P2P通信でありVPN機器が不要で機器性能による影響を受けないこと、さらにノード間通信は暗号化されることなど、多くのメリットを享受できることがわかり、導入を決定しました。現在約60名の社員がファイル共有やリモートアクセスに利用しています。リモートアクセスの用途は主にお客様先での打ち合わせで、社外秘の「織物設計書」の参照などですが、VPNに接続する手間と時間が節約できて非常にスマートになりました。

道下様容量不足の解消はもちろん重要な要件でしたが、それと同時に管理性の向上も目指しました。従来のLinux環境では管理者が業務や部署ごとの共有フォルダを作成していましたが、ユーザー数の増加により、こうした手動による管理の限界も見えてきました。新しい環境ではNTFSによる階層的かつユーザーごとの細やかなアクセス権設定を行いたかったので、AD連携と相性が良いWindows OS対応のNASを選択しました。
道下様そうですね。おかげさまで容量には十分な余裕があります。以前は「いらないデータを消去して」と社内で度々声掛けしていましたが、今は逆に「どんどん保存していいですよ!」です(笑)。快適なリモートアクセス、細やかなアカウント管理など、希望をすべて具現化することができました。
佐々木様実は昔からLAN DISKをはじめ、アイオーデータ商品の信頼性は高く評価していました。やはりストレージはトラブルなく安定して使えることが大切。しかもコストパフォーマンスに優れているので、お客様にとってのメリットも大きいと考えています。今回のソリューションに関しては、タッグを組んで実機検証などで協力してもらいました。当初、トヨシマセンイ様にヒアリングした際、既存環境もLAN DISKだったと知りご縁を感じましたね。
道下様セキュリティポリシー上、オンプレミスにこだわっています。今回の刷新にあたっては、競合商品のNASとも比較したのですが、やはりLAN DISKは確実に稼働するなという実感がありました。長年トラブルなく使ってきた実績もあり、安心感が違います。やりたいこと、容量、コストパフォーマンス、すべての要件を満たしており、総合力でLAN DISKがベストでした。
佐々木様NASはローカルで利用するストレージとして広く使われていますが、私たちはこれを外部からも自在にアクセスできるものにしたいと考えています。Internet3を使えばセキュリティの懸念も払拭できますから、特にポリシーでクラウドストレージが使えない企業などには有力な選択肢になるはずです。
佐々木様Internet3は、“IoT、AI、次世代通信などを活用し、福井県の地域産業(繊維・眼鏡・機械等)のDXや高度化を推進する取り組み”を支援する『福井県発先端デジタル産業』補助金の要件を満たしていました。県の補助金の体制が整いつつある中でプロジェクトが始動し、導入開始のタイミングも良かったですね。せっかくですのでご活用いただきました。
道下様今回の刷新、特にNASに関しては非常に満足しています。これからさらにできることがあるとすれば、バックアップ体制のさらなる強化がありますね。例えばランサムウェア対策として、休業日でもバックアップ完了後に自動でバックアップHDDの取り外しができたりすると有難いです。
道下様当社の掲げるモットーの1つに「成長と進化」という言葉があります。挑戦を前向きに評価する社風であり、だからこそInternet3のような新技術も目的が明確ならば受け入れられます。IT部門としては非常に有難い環境であり、今後もさらに挑戦を続けていきたいところです。LAN DISKのような商品は、データ保存の要として、こうした挑戦を下支えしてくれています。今後も引き続き期待しています。

福井県に拠点を置く1963年創業の繊維企業。培われた独自技術が生み出す高品質な生地は、国内外のアパレル各社に採用されています。主力商品はポリエステルやナイロン素材を用いた超軽量・高密度のダウンプルーフなど。近年は関連会社との連携を広げつつ、さらなる躍進を続けています。

福井・東京を拠点に、業種・業態別システムの提案、開発、サポート、さらにはSaaSでの展開までを手掛ける独立系のSIerです。「挑戦を楽しむ」をスローガンに、単なるシステム導入に留まらない潜在的な課題解決、また実効性の高いDX支援を提供しています。
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