アイ・オー・データ機器・Canonical社 新事業発表会

アイ・オー・データ機器・Canonical社 新事業発表会 アイ・オー・データ機器・Canonical社 新事業発表会

Canonical社が提供する「Ubuntu Pro for Devices」に基づく新事業を展開
~パートナーと連携した新しい事業を立ち上げ~

株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市、代表取締役会長:細野 昭雄、以下、アイ・オー・データ)は、Canonical Group, Ltd.(本社:英国ロンドン、CEO:Mark Shuttleworth、以下:Canonical社)とLinux OS 「Ubuntu」のライセンス契約を合意し、Canonical社が提供する「Ubuntu Pro for Devices」プログラムに基づき、Ubuntuを活用した新事業や新商品を展開することを2024年6月19日(水)に発表いたしました。

(※Ubuntuとは:Linux OSの一つ。デスクトップPCやクラウド、インターネットに接続されたあらゆる機器を、すべての環境で動作可能なオープンソースのソフトウェアオペレーティングシステムです。)

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■ビジネス概要

アイ・オー・データはLinux OS「Ubuntu」搭載デバイスをより広く、手軽に使っていただくため、Canonicalの「Ubuntu Pro for Devices」プログラムに基づいて、Ubuntuプリインストールデバイスの販売、「Ubuntu Pro for Devices」ライセンスのリセール事業を開始いたします。

経緯と狙い

近年、データのプロセシング・保管のクラウドへの依存度は高まるばかりです。データを扱うプラットフォームは海外企業に依存し、そのシステムはクローズドであり、詳しい仕組みをうかがい知ることはできないブラックボックスとなっています。
また、障害などによる業務の中断も社会へ大きな影響を与えており、動画やAIによって増大するデータはプロセシングのレスポンスの悪化・コスト増を招いており、さらに円安の進行がコスト増へ拍車をかけています。
このような環境の中、データ・システムの透明性を確保し、自らデータとシステムをコントロールするために制約なく利用できるオープンソースのシステムと、エッジでの処理によりクラウドをサポートする基盤となるデバイスとして、Ubuntuを搭載したハードウェアおよび「Ubuntu Pro for Devices」のプリインストールライセンスをご提供します。
Ubuntuは、クラウド、コンテナ、AI、ロボット、自動車など開発環境の標準プラットフォームとして世界中で最も使用されており、また6,000を超えるアプリが揃うアプリストアを備え、多くの方にとって使いやすいLinux OSです。
アイ・オー・データの取り組みにより、Ubuntu搭載デバイスをより広く、手軽に使っていただけるものと確信しております。

■今後の展開

アイ・オー・データは、クラウドとエッジのプラットフォームとして、またストアアプリの活用によるオフィスや教育での活用、そして顧客課題を解決するアイ・オー・データソリューションのプラットフォームとしてUbuntu事業に取り組み、初年度の売り上げ目標8億円を目指します。さらに、エッジでAIを動作させるNPU搭載モデルや、より小型でライトなモデルなど、パートナー様とともに選択肢を増やし、ビジネス拡大を図ってまいります。また、Canonical社と連携し、ユーザーが活発に意見交換をできるようなコミュニティの開設やウェビナーの開催も検討してまいります。

パートナー企業との取り組み

日本医師会ORCA管理機構株式会社
日本医師会ORCA管理機構株式会社は、日本医師会が推進してきたORCAプロジェクトを引き継ぎ、時代の潮流に合わせた医療・介護ICTの高度化を推進しております。医療DXを推進しており、医療機関等システムのモダンシステム化を提唱しております。
オンプレミス/クラウドのハイブリッド環境を整備し、どちらの環境でも対応できるよう進めております。
また、オンプレミス環境ではアイ・オー・データのハードウェアの活用を検討しております。

株式会社SRA
株式会社SRAは、システム開発・構築・運用、コンサルティング、OSSを含むサポートサービス、ハードウェア及びソフトウェアの販売等を行う1967年創業の企業です。1980年に日本で最初に商用目的のUNIXを導入以来、オープンソースと密接に関わり続け、2021年にCanonical社とパートナーシップ契約を締結し、Ubuntu日本語サポートサービスを行っています。今回発表したアイ・オー・データのハードウェア、Canonical社のOS、ミドルウェア、SRAのサポート、サービス提供においてワンストップでサービス提供できるような連携を目指してまいります。

■サイバーステーション株式会社 プレスリリース
「Ubuntu」搭載のサイネージSTB、iBASEと共同開発 - 来春販売開始
~10年間の長期供給とセキュリティサービスを実現する業界初(※)のSTB~  ※サイバーステーション株式会社調べ
https://digisign.jp/document/press20240619.pdf

Canonical × SRA – 「Ubuntu Pro for Devices」のご紹介

2024年6月26日(水)に株式会社SRAにて、セミナーが開催されます。

セミナーでは、Canonical社のIoT Sales Directorである金只 淳嗣氏より、「Ubuntu Pro for Devices」の特長やメリット、具体的な採用事例についてお話いただき、併せてUbuntuのLTSバージョン24.04リリース等の最新動向についてもご紹介します。また、SRAが提供する「Ubuntu日本語サポート」と、Ubuntu上でのソフトウェア開発やOS移行、システム構築、セキュリティ対策などをワンストップで支援する「SRA Ubuntuトータルサービス」についてもご紹介します。

  • これから、Linuxの採用をご検討の方
  • IoT/組込みデバイスでのLinuxディストリビューションの選定で悩んでいる方
  • CentOSからの移行先を探している方
  • Ubuntuを利用しているが「Ubuntu Pro」をご存じない方
  • OSSの利用で課題のある方
日時 2024年6月26日(水)14:00~15:00(受付開始 13:50)
主催 株式会社SRA
協賛 Canonical Japan株式会社
形式 Webセミナー(Zoom)にて開催
費用 無料/事前登録制
Ubuntu セミナーお申込み 

Canonical社 コンテンツ紹介

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