(記事公開日:2018年11月16日)
みなさんは普段、どんな曲を聴いていますか。私(48歳)は歌謡曲をスマホに入れてよく聴いています。今の曲も聴きますが、主に昔のレコードやCDで聴いた歌謡曲を楽しんでいます。
私たちが子どもの頃は、歌番組が多くありました。中でも毎週、ランキングが変わるザ・ベストテンやその後に始まったトップテンは欠かさず見ていました。
今からちょうど40年前。1978年の1月19日にザ・ベストテンがスタートしました。司会は久米宏さん(当時33歳)と黒柳徹子(当時44歳)さん。久米さんは、当時まだTBSのTVアナウンサーでした。ザ・ベストテンは最高視聴率41.9%を記録し、黒柳さんは1989年の最終回まで司会を務めています。
1978年。この年は私にとって忘れられない年です。たまたまテレビをつけていたら(当時)若いお兄さんが日本語か英語かわからない、今までに聴いたことのないような曲を唄っていたのです。そうです。この年は、サザンオールスターズが「勝手にシンドバット」でメジャーデビューした年なのです。
同曲は当時売れていた、沢田研二さんの「勝手にしやがれ」とピンク・レディーの「渚のシンドバッド」を重ね合わせたタイトルだったとか・・(真実のほどはわかりませんが・・)
調べてみると、この放映は1978年8月31日。サザンオールスターズは同番組のスポットライトのコーナーで新宿ロフトからの中継で初出演。とにかく勢いがあって、隣で一緒にTVを観ていた母が「なんなの、このわけのわからない人たちは・・これは唄なの?」と言っていたのを思い出します。
私は次の日から2学期の始業式でちょっと憂うつな気分でしたが、この曲を聴いてテンションがアゲアゲでした。その後、同曲はトップテン入り。何週も続けてチャートイン。演奏もさることながら、いつも奇抜な格好で今、思えば楽曲だけでなくその演出も含め、エンターテイメントを初めて感じたのがサザンかもしれません。
サザンオールスターズはみなさんご存知のように、その後も名曲が続きます。1979年の3rdシングルの「いとしのエリー」は勝手にシンドバットに対極にあるようなバラードで子どもながらに素敵だと感じていました。1982年にはチャコの海岸物語。曲を聴いているだけで青い海が感じられました。余談ですが、この曲は当時好きな女の子に、カセットに録音して(懐かしい)一方的にプレゼントした曲です。もちろんその好きな気持ちは実りませんでしたが・・・笑
ちなみにザ・ベストテンがスタートとした1978年。年間ベストテン1位は、世良公則&ツイストの「銃爪(ひきがね)」でした。世良公則のど派手な動きとあの野武士のような唄声。カッコよかったですよね。
デビューシングルの「あんたのバラード」、「宿無し」そして「銃爪(ひきがね)」、「性」、「燃えろいい女」(同曲のみ1979年)など立て続けのヒット、どれもシングルレコードを買うぐらいファンでした。これらの曲は今でも良く聴いています。
ザ・ベストテンといえば、もう一つ印象に残っているのが寺尾聰さんの「ルビーの指環」。同曲の発売は1981年2月5日。3月終わり頃にはオリコンチャート1位、それと同じ時期にベストテンでも1位を獲得。それから6月25日までの期間、12週連続1位を獲得しました。
まだまだ子どもだった私も、ルビーの指環に惹かれ、すぐにレコードを買いました。この曲からは子どもだからわからないけれど、確かな大人の世界が感じられました。ジャケットも歌詞も大人のにおいがしました。
寺尾さんのことを姉が大好きで、同曲が入ったアルバム「Reflections」も毎日のように聴いていました。このアルバムには、ルビーの指環以外にも「SHADOW CITY」「出航 SASURAI」も入っており、これら3曲が同時にザ・ベストテンでチャートインしたのも印象深いです。
1981年の年間ベストテンは1位ルビーの指環(寺尾聰)、2位みちのくひとり旅(山本譲二)、3位長い夜(松山千春)、4位奥飛騨慕情(竜鉄也)、5位ハイスクールララバイ(イモ欽トリオ)、6位街角トワイライト(シャネルズ)、7位ブルージーンズメモリー(近藤真彦)、8位守ってあげたい(松任谷由実)、9位スニーカーぶる~す(近藤真彦)、10位ヨコハマ・チーク(近藤真彦)です。
どれも懐かしい曲で、みちのくひとり旅はよく父がお風呂に入りながら唄っていました。そんな話はどうでも良いのですが、なんと、この10曲中5曲(1位、5位、7位、9位、10位)の作詞は松本隆さん。松本さんが書く詞が時代を彩っていたのだと今になって理解できます。
トップ10に3曲ランクインしているマッチも凄いですね。唄の途中の女性ファンの悲鳴みたいな声が未だに耳に残っています。今のジャニーズとはまた違う熱烈なファンが多かったように思います。
ランキングといえば、当社が発表している「CDレコランキング」があります。「CDレコランキング」は、音楽再生アプリ「CDレコアプリ」で再生された曲をもとに集計されたものです。
CDレコランキングは性別、年齢、都道府県別にアルバムと曲を週間ごとに見ることができます。
今回は特別に2018年9月の全国40代男性の月間アルバムランキングを見てみます。
1位 | 米津玄師 | BOOTLEG |
---|---|---|
2位 | 安室奈美恵 | Finally |
3位 | Every Little Thingなど | ラブとポップ ~好きだった人を思い出す歌がある~ |
4位 | back number | アンコール |
5位 | サザンオールスターズ | 海のOh, Yeah!! |
6位 | WANIMA | Everybody!! |
7位 | ONE OK ROCK | Ambitions |
8位 | TRFなど | TETSUYA KOMURO ARCHIVES "K" |
9位 | 宇多田ヒカル | 初恋 |
10位
|
米津玄師 | Lemon |
米津玄師はどの世代にも人気がありますね。もちろん安室奈美恵も好きですし、back number、WANIMAも聴きます。ワンオクもとても好きです。
懐かしさといえば、3位にEvery Little Thing、5位にサザンオールスターズ、8位にTRFなど小室哲哉さんのアーカイブ。3位の「ラブとポップ~好きだった人を思い出す歌がある~」はEvery Little Thing(fragile)だけではなく、他にもDA PUMP(if・・・)やAqua Timez(千の夜をこえて)など様々なアーティストが彩っています。
DA PUMPは、今年U.S.A.が大流行。先日、5歳の姪っ子に会いましたが、ダンスが完璧でした。DA PUMPがここまで一世風靡するとは、予測できませんでした。凄いですね。
5位のサザンオールスターズは、名曲TSUNAMIやLOVE AFFAIR~秘密のデート~が入った2枚組のアルバム。サザンは世代を超えた名曲。カラオケに行くと、TSUNAMIを熱唱していた先輩を思い出します。
8位はまさにCD全盛期を象徴する小室哲哉さんが手がけた名曲の数々。TM NETWORK、TRF、globe、華原朋美さん、篠原涼子さん、宮沢りえさん、田中美奈子さん・・・など多くのアーティストの曲が入った4枚組のCDアルバムです。
TM NETWORKは「Get Wild」のカッコ良さは衝撃的でした。音楽の新しい時代がやってきた、そんな気持ちになったことを思い出します。TVアニメのシティーハンターのエンディングとしても有名になったこの曲。先日、改めて聴いてみましたが、音の多彩さに小室さんの凄さを改めて感じました。
TRFは未だに現役で人気もありますし、サウンドもカッコいい。DJ KOOがあれだけバラエティ番組で活躍するとは当時は思いもしませんでしたが、TRFの活躍は私たち世代には嬉しい限りです。
globeも名曲が多いですが、個人的に好きだったのはダイアナ・ロスがいたシュープリームスのStop! In the Name of Loveのカバー。この曲は草なぎ剛さんと藤原紀香さんが主演したTV番組「スタアの恋」のエンディング曲でした。当時、毎週この番組を欠かさず見ていましたが、このアレンジの素晴らしさとKEIKOさんの唄を楽しみにしていました。
文章を書きながら想い出したことがあります。THE夜もヒッパレ(1995年-2002年)という番組がありましたね。様々なアーティストが出てきて、邦楽トップ10にランクインされた楽曲をカラオケ形式で唄う番組。ちょうどあの番組がスタートした1年後、1996年はカラオケ人口が最も多い時期でした。
安室奈美恵さんやSPEED(懐かしい!)がレギュラーで上手でした。(故)尾崎紀世彦さんは何を唄っても上手でしたし、尾藤イサオさんもカッコ良かった。グッチ裕三さんとモト冬樹さんのビジーフォー・スペシャルとかサウンドレベルも高かったですよね。あの時代は、ミスチルやスピッツの曲が毎週のように唄われていたと記憶しています。
CDレコランキングに話を戻して、気になるアーティストを見てもMr.Children、スピッツも入っています。
22位 | Mr.Children |
---|---|
36位 | B’z |
67位 | 山下達郎 |
68位 | スピッツ |
75位 | BOOWY |
85位 | THE 虎舞竜 |
94位 | 中島みゆき |
95位 | 小田和正 |
彼らの楽曲はキーが高いに加え、高低差もあり、なかなか上手に唄えなかったです。ただ、スピッツのチェリーだけは何とか唄えました。少し切ないけれど、ちょっと元気になる彼らの楽曲は心に残る青春の1ページです。
他にも岩崎良美、TUBE、大黒摩季、REBECCA、杏里、森口博子、久保田利伸、ZARD、クリスタルキング、THE BLUE HEARTS、プリンセスプリンセス、ABBA、シブがき隊など、どれも想い出に残るアーティストです。
今回、ランキングをまとめるにあたり、中には好きだったのに、最近、聴いていないアーティストも多くいました。こんな時こそ、CDを購入したり、レンタルして、CDレコを使ってスマホに取り込もうと思います。
(写真)CDレコで好きなアーティストのアルバム(曲)をスマホに入れる
音楽は時々の想い出と共に心の中にあるものです。いつだって想い出は素敵に蘇らせることができます。音楽を聴く機会を増やすことができれば、気持ちもリフレッシュできますね。
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