(記事公開日:2018年12月21日)
「CDレコ」は、PCなしで音楽CDをスマホに取り込んで、音楽を楽しむことができるユニークな商品であり、利用ユーザーも多く、合計出荷台数も35万台を超えています。(※2018年11月現在)「CDレコ」については、I-O DATA MAGAZINEでこれまでに何度もご紹介していますが、今回、「CDレコ」の進化の歴史を振り返ってみたいと思います。
(写真)初代から現在までの「CDレコ」
私が若いときは、音楽CDを自宅のコンポで聴いたり、ドライブにでかけるときにはカーオーディオで聴いたものです。思い出のいっぱい詰まった音楽CDは100枚以上あり、私の大切な財産です。私のように音楽CDをたくさん持っている方は、老若男女問わず結構います。
(写真)たくさんの音楽CD
スマホが普及し、楽曲をダウンロードして楽しむ時代になりましたが、手持ちの音楽CDもスマホで聴きたいというユーザーは多いのです。それに応えた商品が「CDレコ」です。音楽CDを手軽にスマホに取り込める商品としてはもちろんのこと、取り込んだ楽曲を再生するアプリも同時に進化しています。
(写真)スマホで音楽を楽しむ
初代CDレコ「CDRI-S24A」が発売されたのは、2014年4月でした。当時、音楽CDのデータを取り込むにはPCで行うのが当たり前でしたが、「CDレコ」はPCなしで簡単に直接スマホへ取り込むことができる業界初の画期的な商品として注目されました。「CDRI-S24A」はAndroidスマホに対応し、USBケーブルで接続して利用するものでした。
(写真)初代CDレコ「CDRI-S24A」
(写真)ブルーのLEDが光って目を惹きます
音楽CDの取り込みや楽曲の再生も、無料の「CDレコアプリ」を使った、とても手軽な操作であり、それまでの「PCを立ち上げて、ソフトウェアを起動して・・・」といった取り込みに比べ、手間がかからず、スピーディーに音楽CDの楽曲を取り込めるようになりました。
「CDRI-S24A」は、AndroidスマホとUSBケーブル接続して利用することができましたが、iPhoneには対応していなかったので、「CDレコ」を使ってみたいという全てのユーザーには対応していませんでした。そんなiPhoneユーザーにも利用していただけるように、2014年8月には、Wi-Fi接続も可能な「CDRI-W24AI」が発売されました。ケーブルレスでとりまわしもよくなりました。
(写真)Wi-Fi接続できる「CDRI-W24AI」
スマホとは直接Wi-Fiで接続できるので、iPhoneをはじめ、これまでよりも対応するスマホの機種が大幅に増えました。Wi-Fi接続というと、ルーターを設定したりなど面倒なイメージがありますが、そこも同時に簡単にしました。専用の無料スマホアプリ「QRコネクト」を使い、商品に添付される「Wi-Fi設定シート」のQRコードを読み取るだけで、お使いのスマホと簡単につながるようにしました。すごいことができても、操作が面倒であれば、なかなかやる気になりませんが、全てが簡単にできるので、ユーザーにとってやさしい商品です。
(写真)Wi-Fi接続設定もかんたん
2017年2月、iPhone専用モデル「CDRI-L24I」が発売されました。当時、MFi認証を取得したCD/DVDドライブ製品としては世界初の商品であり、iPhoneを使ったケーブル接続で「CDレコ」を利用したいというユーザーに待望の商品となりました。このモデルから商品本体にCDレコマークもあしらわれました。
(写真)iPhone専用モデル「CDRI-L24I」
(写真)iPhoneとLightningケーブルで接続する「CDRI-L24I」
また、同月、Wi-Fi接続モデルである「CDRI-W24AI」の白色モデル「CDRI-W24AIW」も発売されました。
(写真)「CDRI-W24AIW」
2017年7月、最新Androidスマホに搭載されるUSB Type-C端子にも対応した「CDRI-LU24IXA」が発売されました。これまでのUSB Micro B接続の「CDRI-S24A」、Lightning接続の「CDRI-L24I」を踏襲し、Android/iPhone両対応かつ新たにUSB Type-C接続が加わり、新機種のAndroidスマホユーザーにとって待望のモデルとなりました。
(写真)「CDRI-LU24IXA」
(写真)USB Type-C端子のAndroidスマホと接続できる
(写真)USB Type-C端子のAndroidスマホと接続する「CDRI-LU24IXA」
2017年11月、高速Wi-Fi規格5GHz(11ac)に対応した「CDRI-W24AI2シリーズ」が発売され、ワイヤレスでの音楽CD取り込み速度がさらに高速化しました。カラーラインアップも、ライトグレージュ「CDRI-W24AI2BR」、アイスグレー「CDRI-W24AI2BL」の2色から選べ、CDレコ史上、最も美しくシンプルなデザインとなりました。
(写真)「CDRI-W24AI2シリーズ」の展示
(写真)アクリル素材の天板
2018年4月 音楽好きな大人のための特別デザインモデルとして「CDRI-W24AI2/P(大人のCDレコ)」が発売されました。カッコよく、さりげなく、趣味の空間に溶け込む逸品として誕生した「大人のCDレコ」は、アクリル素材の天板カラーはブラック、その天板には手書きの演奏シーンが描かれており、音楽好きな大人の雰囲気が表現されています。
(写真)「CDRI-W24AI2/P(大人のCDレコ)」
(写真)天板のイラスト
「CDレコ」は、音楽CDを取り込む機器としても進化してきましたが、取り込んだ楽曲を再生するためのミュージックプレーヤーとしても大きな進化をし続けています。
次に、音楽CDを取り込み、再生できる無料「CDレコアプリ」の機能にも触れておきたいと思います。「CDレコアプリ」も発表から現在まで、何度かバージョンアップが行われ、よりユーザーが快適にご利用いただけるようになっています。
「CDレコアプリ」のアイコン
「CDレコアプリ」は、プレイリスト機能やシャッフル再生など基本機能も充実した音楽再生アプリです。CDから取り込んだ曲だけでなく、Android端末に保存した曲や、iTunesからiPhoneに取り込んだ曲も再生できます。
また、歌詞を見ながら再生したり、アーティストやアルバム情報なども確認できるCDブックレット機能やランキング機能、友達との歌詞の共有やTwitterへの投稿など、様々なカタチで音楽を楽しめます。「CDレコアプリ」を使うことで、これまでにない音楽体験をユーザーに届けています。
これらアップデートで使いやすくなった機能なども含め、「CDレコアプリ」の機能をピックアップしてご紹介します。
スマホへの取り込み音質は5段階から選択可能です。CD音源そのままの高音質「FLAC Level5(ロスレス圧縮)」形式をはじめ、取り込み時のデータ容量を小さくできる「高音質2(320kbps)」「高音質(256kbps)」「標準(128kbps)」「長時間(96kbps)」から選択できます。スマホの容量不足が気になる方もいるので、選択できるのはとてもありがたいですね。
(キャプチャー)保存音質は5段階から選択可能
音楽CDを取り込む際、楽曲情報をインターネットから自動取得してくれます。「Gracenote MusicID®」の採用により、インターネット上の音楽データベースから曲名・アルバム名・アーティスト名のほか、ジャケット写真も自動取得できます。さらにプロフィール・ニュース・ディスコグラフィーも見られますので、楽曲を聴くだけでなく、目で見て、アーティストを深く知ることで、音楽の楽しみ方も広がりますね。
(キャプチャー)左:プロフィール 中:ニュース 右:ディスコグラフィー
楽曲を再生中に歌詞ボタンを押すだけで、データベース上から取得した歌詞を表示させることが可能です。歌詞は自動で流れて曲に合わせてタイミングよく色が変わるので、カラオケの練習にはピッタリでこの機能はよく使って練習しています。
(イメージ・キャプチャー)歌詞をみながら音楽を楽しめます
さらに、「歌いまっし」機能を使えば再生している曲の歌詞を、その曲を持っていない友達のスマホにも表示させて共有できます。
(写真)「歌いまっし」機能で友達のスマホに歌詞を表示
Bluetooth接続に対応したスピーカーやヘッドセットを使って、スマホ内の楽曲を高音質に、ワイヤレスで聴くことができ、友だちや家族みんなで一緒に聴くこともできます。
(写真)Bluetoothスピーカーで聴けます
お好みのアーティストやアルバムを指定して、簡単操作でプレイリストが作れます。お気に入りの曲だけをまとめて好きな順に楽しむことができるので、通勤で聴く、元気になりたい時に聴く、寝る前に聴くなどシチュエーションに会わせたプレイリストを作れます。
(写真・キャプチャー)自分好みのプレイリストを作成
再生ランキングのチェックできる「CDレコランキング」機能は、登録しているCDレコユーザーの再生をもとに集計したユーザー参加型のランキングです。性別、年代、都道府県別などの詳細なランキングも表示できます。「自分と同じ世代はどんな音楽を聴いているんだろう?」「自分とは違う世代のトレンドは?」など知ることができて、新しいジャンルの音楽開拓に活用できます。
(キャプチャー)アルバムランキングを表示
再生中の曲のタイトルやアーティスト名をTwitterに簡単にツイートすることができる「#Nowplaying機能」が搭載され、今の自分の気持ちを曲情報と一緒に友達に伝えることができます。
(キャプチャー・イメージ)Twitterに投稿
これ以外にも、細かな改良がされており、「CDレコアプリ」は本格的なミュージックプレーヤーとして進化しています。
「CDレコ」の歴史を振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか。「CDレコ」はPCなしでスマホに音楽CDを取り込む「スマホ用CDレコーダー」として、本体もアプリも確実に進化しています。これからも音楽を楽しむベストな提案を続けていきます。
◎関連リンク
CDレコワールド
CDレコ 高速Wi-Fi 11ac対応モデル「CDRI-W24AI2シリーズ」(商品ページ)
CDレコ 高速Wi-Fi 11ac対応モデル「CDRI-W24AI2シリーズ」(購入ページ)
CDレコ USB Type-C対応 ケーブル接続モデル「CDRI-LU24IXA」(商品ページ)
CDレコ USB Type-C対応ケーブル接続モデル「CDRI-LU24IXA」(購入ページ)
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