大切な家族の写真。長期保存のコツは記録メディアの併用

屋外モデルのQwatch(クウォッチ)

(記事公開日:2019年2月19日)

みなさんは、家族の大切な思い出である写真や動画などのバックアップをしていますか。そしてバックアップはどのような方法でしていますか。

当社では、2018年8月に、内閣府が定める「家族の日」に向けて、お子様がいる保護者の方1,031名を対象に「写真や動画のデータバックアップ」をテーマにインターネット調査を実施しました。

質問1:家族の思い出(写真や動画)をバックアップしていますか?(回答数=975)

家族の思い出(写真や動画)をバックアップしていますか

質問2:(バックアップをしている方は)どんな機器にバックアップをしていますか?(複数回答可)(回答数=584)

どんな機器にバックアップをしていますか

質問3: 家族の思い出(写真や動画)を無くしたことはありますか?(回答数=1031)
また、無くした原因はなんですか?

家族の思い出(写真や動画)を無くしたことはありますか

アンケート結果をまとめると

・家族の思い出(写真や動画)をバックアップしているのは全体の6割
・お子さんの年齢が高くなるほど、バックアップしない傾向
・バックアップは主に「USBハードディスク」「クラウドサービス」「DVD/ブルーレイ」
・約3割の人が家族の思い出(写真や動画)を無くした経験がある
・その主な原因は機器の故障によるもの

ということが言えます。

アンケートをみると、バックアップをしていない人が4割います。バックアップが面倒と思っている方や忙しくて忘れてしまっている方もいるのではないでしょうか。またバックアップしているのに、それらの機器が壊れてしまって大切な思い出を失う人も多くいらっしゃいました。バックアップ先が1箇所だけだとすると、その機器が故障した場合、写真や動画の思い出は失われてしまいます。

失ってしまってからでは取り返しがつきません。そうならないためにも、写真や動画のバックアップを習慣化することが大切です。さらには、万が一の機器の故障、紛失に備え、複数箇所に2重バックアップすることで、家族の大切な思い出を失わず、長期保存することができます。

用途に応じた様々なバックアップ方法

では、どんなバックアップ方法があるのか。ここでまとめてみたいと思います。

バックアップ方法

大容量でデータ容量に対して価格が安いUSBハードディスク

まず、思い浮かべるのはUSBハードディスク(HDD)です。HDDは大容量保存が可能で、データ容量に対して価格が安く、日々の更新保存するデータの一時保存先に重宝されています。

当社でも人気がある「HDD-UTシリーズ」は、パソコンに接続して写真や動画の保存先として利用できます。難しい設定はありません。PCとつないでかんたんに利用し始めることができます。

容量は最大8TB(※)あり、用途に応じて、写真・動画のバックアップができます。人気のある3~4TBも含め、大容量でも非常にお求めやすい価格になっているので、データの一時保存先として、最適です。
※ブラックタイプのみ1~8TB。ホワイトタイプは1~4TB 。

また、ポータブルサイズのHDDはコンパクトで持ち運びも便利です。 「HDPH-UTRシリーズ」の容量は最大5TB(ブラックタイプ)で、ノートPCとも相性が良いです。

外出先でポータブルHDDを利用 コンパクトサイズ

(写真)HDPH-UTRシリーズ コンパクトで持ち運び便利。最大容量は5TB(ブラック)。写真は1TBモデル

スマホ写真。USBメモリーを使って一時保存

スマホで家族の写真を撮影する方は、Googleドライブなどのクラウドを使って、共有、バックアップしている方も多いと思います。

コンパクトサイズ

(写真イメージ)スマホで撮影

ただ、家族の写真をクラウドに置くことに抵抗のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人で、クラウドにはデータや風景写真などは保存していますが、家族の写真は1枚も保存していません。

ではどうしているかと言えば、スマホの写真は、Android対応のUSBメモリー「U3-DBLTシリーズ」を使って一時的に保存しています。容量も8GBから32GBまであり、一時保存には十分です。また、このUSBメモリーはパソコンと接続することもできますので、PCを使って、外付けハードディスクやブルーレイなどの光メディアにバックアップすることも可能です。

USBメモリー「U3-DBLTシリーズ」

(写真)U3-DBLTシリーズ

スマホ⇔パソコンのデータ交換に最適<

(写真)スマホ⇔パソコンのデータ交換に最適

ミラーレスやデジイチユーザーに最適なSD(SDHC・SDXC)カード

ミラーレスやデジタル一眼ユーザーの方々は、SDメモリーカードにそのまま一時的に保存している方も多いかもしれません。SDカードの良さはコンパクトな記録媒体であり、持ち運びやデータのやりとりが便利なことです。また、最近では4K動画や高速連写にも対応しているSDカードがあります。

デジタル一眼レフでの撮影

(イメージ写真)デジタル一眼レフでの撮影

カメラと「SD2U3シリーズ」

(写真)連写対応+4K動画も撮れるカメラと「SD2U3シリーズ」

画質RAW(非圧縮)での連写でも保存できた

(写真)テスト撮影では画質RAW(非圧縮)での連写でも保存できた(※利用を保証するものではありません)

ただ、SDカードは、USBメモリー同様のフラッシュメモリーで長時間放置するとデータが揮発したり、メモリーが劣化して使えなくなることもあります。また、小さく、持ち運びの頻度が高いため、紛失することも考えられます。

HDD、USB、SDカードは長期保存に不向き?

様々なバックアップ方法をここまで見てきました。どの方法であろうとも、まずはバックアップをとる習慣が大事です。ただ、いま一度、考えてみたいのが、家族の思い出である写真や動画の保存方法です。これらは、数十年、長く残しておきたいものですよね。

小さなお子さんが成長したとき。結婚するとき。結婚してお子さんが生まれるとき。そのお子さんが成長して、自分の子供の頃の写真をみせるとき・・・・。思い出は自分ひとりのものではなく、家族、そのまた家族へと受け継がれていくものです。そう考えていくと、誰もが、ずっと残しておく必要がある写真や動画が、必ずあります。そのような大事な家族の思い出をどうやって残しておけばいいのでしょうか。

USBハードディスクは、使い勝手が良く、かんたんに取り扱えるのは伝えてきたとおりです。ただ、通電機器は、故障のリスクがあります。また、USBメモリーやSDカードは使い回しが良く、一時保存には最適ですが、数十年といった長期保存に向きません。では、どうすれば良いでしょうか。

家族の大切な思い出だから、未来へ残そう。
長期保存に最適。100年以上の生涯保存が可能な「M-DISC」

みなさんはM-DISCをご存知でしょうか。M-DISCとは米国Millenniata社が開発した記録メディアで、耐久性を高めたブルーレイディスクやDVDのことです。光・熱・湿度などによる経年劣化に強く、数百年※にわたってデータを保存することができます。データの書き込みはM-DISC対応ドライブが必要ですが、読み込みは一般的なドライブで閲覧することができます。
※ 米国Millenniata社の試験に基づく。(詳細はこちらをご確認ください。)
※「生涯保存」の記載は国際標準規格 ISO/IEC 16963の測定基準に基づきます。詳しくはこちらをご確認ください。

生涯保存メディア M-DISC

(写真)生涯保存メディア M-DISC

生涯保存メディアM-DISCはデータ用ブルーレイが最大100GBまであり、デジタル写真のRAWデータなどの大容量ファイルもたっぷり保存できます。

また、M-DISCは物理的に上書きできない1回記録用のため、消去は原則的に不可能で、保存した大切な思い出の写真や動画を間違って消去してしまう心配がありません。

当社の超薄型ポータブルブルーレイドライブ(BRP-UT6ALK)は、M-DISC(100GBタイプ)にも対応しているので、かんたんに保存、閲覧ができます。

ポータブルブルーレイドライブ(BRP-UT6ALK)とM-DISC(100GB)

(写真)ポータブルブルーレイドライブ(BRP-UT6ALK)とM-DISC(100GB)

USBハードディスクやUSBメモリーやSDカードなど手軽に使える記録媒体で保存したものは、定期的に光メディアであるM-DISCにバックアップすることで、家族の思い出のような大事な写真や動画を安心して長期保存することができます。アルバムのように思い出を記念日ごとにアーカイブしてM-DISCに残しておくのも良いのではないでしょうか。

そもそもディスクメディアの良さは、誰にでも手渡しが容易なことです。孫の写真を楽しみにしているおじいちゃん、おばあちゃんへ。親戚のおじさん、おばさんへ。みなさん、お子さんの成長は楽しみなはずです。長期的保存ができ、扱いやすい、大切な写真・動画の保存媒体としてM-DISCを捉えたなら、家族の思い出を残すには最適なメディアと言えます。

おじいちゃんと娘と孫

(イメージ写真)おじいちゃんと娘と孫

いかがでしたでしょうか。大切な写真や動画はバックアップをとる。それぞれの特徴に応じて、一時保存、長期保存とバックアップを併用しておくことで、大切な家族の思い出を安心して残しておくことができます。

生涯保存ができる光メディアM-DISC。ぜひ、一度、お試しください。

◎関連リンク
生涯保存メディア M-DISC(商品ページ)

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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