(記事公開日:2019年4月23日)
写真撮影が趣味の人も多いと思います。私もその一人で、家族や友人と出かけるときには、大概デジタル一眼カメラを持っていきます。スマホで手軽に撮影できるようになったとはいえ、デジタル一眼カメラでの撮影には敵わないですね。
撮影した後も、液晶ディスプレイで鑑賞したり、画像ソフトで写真加工してプリンターでプリントしたりなど、そのあとの楽しみも広がります。私の場合、むしろこちらの方が大好きです。
今回ご紹介したい液晶ディスプレイ「PhotoCrysta」LCD-PHQ321XQBは、Quantum dot(量子ドット)技術を搭載した、美しい色をより忠実に再現してくれるディスプレイです。このQuantum dot技術は、量子的光学特性を持つナノスケールの材料を採用した技術で、従来の青だけでなく、赤、緑の発光ピークが鋭く色純度が高いため、表示色域が広くなり、色再現性が高い映像を表示することができます。
(図)Quantum dot技術は、従来の青だけでなく、赤、緑の発光ピークが鋭く、色純度が高い
みなさん、撮影した写真の色は、きちんと液晶ディスプレイで表現できているでしょうか。より美しい色を表現するための液晶ディスプレイの要素は色々ありますので、まとめてみました。
要素 | 説明 | LCD-PHQ321XQB | 一般的なディスプレイ |
解像度 | 画素の数。数字が大きいほど映像がより高精細に表示できる。 | WQHD解像度 (2560×1440ドット) |
フルHD (1920×1080ドット) |
最大表示色 (ビット深度) |
1画素が表示できる色数。 | 10億7374万色 (10bit入力時) |
1677万色 (8bit) |
色空間 (色域) |
表現できる色の範囲。 | Adobe RGBカバー率99% sRGBカバー率100% |
sRGBが一般的 |
デジタル一眼カメラで写真撮影をされる方は、やはり色彩の鮮やかさが気になると思います。Quantum dot技術は、これらの要素のうち「色空間」に関係してきます。カメラに詳しい方はすでにご存知の方も多いと思いますが、この色空間についてお話したいと思います。
(図)色空間の比較 LCD-PHQ321XQB/Adobe RGB/sRGB
sRGBはデジタルカメラや液晶ディスプレイで共通で使われている国際的な標準色空間です。デジタル一眼カメラで撮影する場合、色空間を「sRGB」設定で撮影して、sRGB色空間をサポートする一般的な液晶ディスプレイで表示する場合には、何ら問題はありません。ただ、写真撮影をやっていると、もっと色にこだわりたくなってくるものです。
デジタル一眼カメラでは、色空間をより色域の広い「Adobe RGB」設定で撮影することも可能です。せっかく表現できる色の範囲が広いAdobe RGBで撮影したら、やはり、その写真を忠実に再現可能な液晶ディスプレイ(※)で鑑賞したいわけです。
※「Adobe RGB」の画像データを扱う場合、液晶ディスプレイの色域設定を「Adobe RGB」に変更する必要があります。また、同様に「sRGB」の画像データを扱う場合は、色域設定を「sRGB」に変更します。
(写真)デジタル一眼カメラの色空間を「Adobe RGB」に設定
色空間の比較図を見ていただくと分かるように、sRGBしかカバーしない一般的な液晶ディスプレイでは、Adobe RGBに比べると表現できる色の範囲が狭くなってしまい、せっかくAdobe RGB設定で撮影した写真も色を再現しきれません。しかし、「LCD-PHQ321XQB」はAdobe RGBカバー率99%なので、Adobe RGB設定で撮影した写真を広い色空間で表示できます。
(写真)「Adobe RGB」設定で撮影した写真を「LCD-PHQ321XQB」で表示
赤、緑、青、紫 どれも美しい色を忠実に再現
「LCD-PHQ321XQB」は、WQHD解像度(2560×1440ドット)に対応しているので、フルHD(1920×1080ドット)の約1.8倍も広い範囲を表示できます。私の楽しみである写真加工も快適に行えます。Photoshopを使う際も、メニューや各種パネルを表示させたまま、フルHD画像を縮小表示やスクロールすることなく画像編集を行うことができます。
(写真)PhotoshopでフルHD画像を編集
自分好みに納得いくまで写真加工をします。色を調整する作業をしていても、Adobe RGB画像とsRGB画像とでは色の変化幅が異なり、Adobe RGBの方が断然写真加工がしやすいです。また、最近は、色域が広いプリンターも多くなっているので、プリンターの性能を最大限に生かすのにも、Adobe RGBで印刷した方が納得いく色で印刷できると思います。
(写真)Adobe RGBで写真加工したデータをプリンターで印刷
(写真)自分で写真加工した写真をプリンターで印刷
フラットパネルを採用し、フレーム幅はわずか約3mmの極細です。全画面で表示される写真や動画は、フレームが邪魔せずに迫力があります。マルチディスプレイで並べた場合でもフレームは気になりません。また、パネルも約7mmと薄く、横から見てもとてもスタイリッシュです。
(写真)極細フレームで写真や動画が際立つ
(写真)薄いパネル 横から見たところ
上下・左右178°の広視野角なADSパネルなので、見る位置や角度による色やコントラストの変化が少なく、どこから見てもきれいなので、写真加工もはかどります。
(写真)左右どちらから見てもきれいに映し出す
さらに、ちょっとした事ですが、手前にスマホを立てかけられるスタンドが配置され、重宝します。
(写真)前面に配置されたスマホスタンド
趣味でカメラをやっている私にとっては満足度120%の液晶ディスプレイ「PhotoCrysta」LCD-PHQ321XQB。カメラ好きの方には、ぜひ使ってもらいたい商品です。
◎関連リンク
Quantum dot(量子ドット)技術搭載 広色域 31.5型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-PHQ321XQB」(商品ページ)
Quantum dot(量子ドット)技術搭載 広色域 31.5型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-PHQ321XQB」(購入ページ)
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