ハードディスクより小さく、速い。コンパクトボディのSSD。SSPH-UTシリーズ誕生

>コンパクトボディのSSD。SSPH-UTシリーズ

(記事公開日:2019年4月26日)

広がるSSDの利用

みなさんはSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を使っていますか。最近では、SSD搭載のノートパソコンも増え、中には10万円以下の価格で発売されているPCもあるので、利用されている方も増えています。

SSD市場はここ数年、出荷台数も増えており、この2019年にはSSDを搭載しているノートパソコンは半数を超えるとの予測もあるほどです。

SSD市場が伸びている理由はいくつもありますが、その背景の1つとしてSSDそのものの価格が下がってきていることが挙げられます。2017年度は価格が上昇したものの、2018年度は下がり、さらに本年2019年も下がると言われています。

これらのSSD市場の伸びはPC本体のみならず、外付けドライブ・ポータブルストレージの世界にも広がってきています。

コンパクトボディで持ち運び便利なSSPH-UT

そのような背景もある中、USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)/2.0対応ポータブルSSD、SSPH-UTシリーズが誕生しました。色はスモーキーブラックとワインレッド(5月中旬予定)の2色展開。容量は240GB、480GB、960GBと用途に合わせて選択でき、WindowsパソコンでもMacでも利用することができます。

サイズは約80(W)×80(D)×15(H)mm。重さはわずか約55g。外付けのHDD(ハードディスク)よりも小さく、持ち運びも便利なコンパクトボディです。

SSPH-UTシリーズのワインレッドとスモーキーブラック

(写真)SSPH-UTシリーズのワインレッドとスモーキーブラック

ICカードとのサイズ比較

(写真)ICカードとのサイズ比較

ポータブルHDD(HDPH-UT)とのサイズ比較

(写真)ポータブルHDD(HDPH-UT)とのサイズ比較

コンパクトサイズのSSPH-UT

(写真)コンパクトサイズのSSPH-UT

手のひらサイズのSSPH-UT

(写真)手のひらサイズのSSPH-UT

斜めから。厚さも約15mmの薄さ

(写真)斜めから。厚さも約15mmの薄さ

斜め上から。立体的なデザイン

(写真)斜め上から。立体的なデザイン

ジーンズのポケットに入るサイズ

(写真)ジーンズのポケットに入るサイズ

静音で、衝撃や振動の影響も受けにくい

SSD HDD
データ保存方式 フラッシュメモリーにデータを読み書き 磁気ディスクや磁気ヘッドの駆動によって読み書き
処理速度 HDDより速い SSDより遅い
駆動音 駆動音が発生しにくい 駆動音が発生する
衝撃 強い(物理的な駆動部分がないため) SSDより弱い

(表)SSDとHDDの主な特徴

USBバスパワー駆動なのでACアダプターは不要。付属のUSBケーブルを接続するだけで利用することができます。

USBバスパワー駆動

(写真)USBバスパワー駆動でケーブル1本で動きます

静音

寝室で使っても音が気にならない静かなSSD。全国家庭電気製品公正取引協議会が「静音」「静か」な状態を定める基準をクリア。SSPH-UTは、I-O DATA独自の静音ランク「GOLD」の商品です。

データの読み込み・書き込み速度もHDDより格段と速い

データの読み込み・書き込み速度はハードディスクよりもかなり速く、当社ポータブルハードディスク(HDPT-UT)に比べて格段に高速です。I-O DATA公式でのベンチマークテストでは、読み込み速度がHDDと比較して約3倍の計測値です。
注記:参考値データです。測定環境と結果を保証するものではありません。

ポータブルHDDとの転送速度比較

(グラフ)ポータブルHDDとの転送速度比較

  • ■測定環境
    <パソコン>
    ベンチマークソフト:Crystal Disk Mark 6.0.0
    ※シーケンシャルリード1回(サイズ1GiB) 5回測定し、平均値を算出。
    OS:Windows 10 Pro (x64) October 2018 Update(バージョン 1809)
    CPU:Core i5-8500 3.0GHz
    マザーボード:ASUS ROG STRIX Z370-F GAMING
    メモリー:DDR4 4GB×2
    USBホストコントローラ:ASMedia USB3.1 eXtensible Host Controller
  • <SSD>
    SSPH-UT240**
    SSPH-UT480**
    SSPH-UT980**
    ※**にはカラーを示すアルファベットが入ります。
    <HDD>
    HDPT-UT1W

衝撃からデータを守るシリコンラバー素材を使用

SSDはHDDより衝撃や振動に強いですが、SSPH-UTシリーズはさらに衝撃からデータを守るような施しがされています。落下したときに最も衝撃を受ける四隅と表面を衝撃に強いシリコンラバー素材で覆われています。故意に落下させたり、衝撃を加えたりしない限り、持ち歩く際も安心して利用できます。(※)
(※注記)衝撃を考慮していますが、壊れないことを保証するものではありません。

衝撃からデータを守るシリコンラバー素材

(写真)衝撃からデータを守るシリコンラバー素材

耐衝撃を考慮した本商品なので、振動を受けやすい電車や新幹線や、飛行機など移動中でも安心して利用できます。出張の多いサラリーマンにも最適です。

電車・新幹線・飛行機での利用にも最適

(写真)電車・新幹線・飛行機での利用にも最適

PlayStation®4のゲームロード時間を短縮

PlayStation®4、PlayStation®4 Proの内蔵ストレージはHDDです。ロード時間を短縮するには、SSDを利用することをオススメします。

SSDの利用には、HDDそのものを換装(交換)することも可能ですが、外付けポータブルSSDである本商品を拡張ストレージ(※)として利用する方法があります。この方法であれば、内蔵ストレージ(HDD)を入れ替える手間もなく、かんたんに実施することができます。
(※)PlayStation®4、PlayStation®4 ProのVer4.50(SASUKE)以降で実施可能

拡張ストレージとして利用する方法は、本商品をPlayStation®4、PlayStation®4 Proに接続し、拡張フォーマットを設定し、アプリケーションを移動もしくはゲームアプリをインストールするだけです。これだけで、ゲームのロード時間が高速化されて、ゲームプレイが快適になります。
(ご注意)本商品の240GBモデルは対応していません。PlayStation®4、PlayStation®4 Proでご利用の場合は、480GBもしくは960GBタイプをお求めください。

PlayStation®4の拡張ストレージとして利用

(写真)SSPH-UTをPlayStation®4の拡張ストレージとして利用

PlayStation®4の拡張ストレージとして利用
  • <測定環境>
    使用ソフト:FINAL FANTASY XV
    SSD:SSPH-UT960
    PlayStation®4(CUH-1000A)
    PlayStation®4 Pro(CUH-7000B)
    システムソフトウェア 6.50(2019年3月現在最新)
  • <測定方法>
    セーブデータ「CHAPTER 01:ハンター捜索」を選択し、「このセーブデータをロードしますか?」で「はい」を選択すると同時に計測開始。ロードが完了し、シドニーMAPが表示されるまでの時間を計測。5回計測し、平均値を算出。

(図)SSPH-UTをPlayStation®4の拡張ストレージとして利用した際の測定値

※数値は、上記測定環境で得られた結果です。必ずしも同様の結果が得られることを保証するものではありませんのでご了承ください。

設定作業は至ってシンプルですが、それでも「接続できるかどうか」不安な方もいらっしゃると思います。本商品にはPS4®接続ガイドが付いていますので、接続方法がわからない初心者の方も安心して利用することができます。

PlayStation®4の接続ガイド

今回のI-O DATA MAGAZINEはいかがだったでしょうか。ポータブルSSDも随分と価格が抑えられた今、ビジネスでも趣味でもゲームにも使ってみると今までは違った快適さが体験できるのではないでしょうか。

特にSSPH-UTシリーズはコンパクトでデザインも良いので、個人的にもオススメです。コンパクトボディで速いSSD。是非、この機会にお試しください。

◎関連リンク
USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)/2.0対応ポータブルSSD「SSPH-UTシリーズ」(商品ページ)
USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)/2.0対応ポータブルSSD「SSPH-UTシリーズ」(購入ページ)

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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