最新SSDでバックアップ!Windows 7サポート終了迫る。

ポータブルSSDでバックアップ!Windows 7サポート終了迫る

(写真)ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」でデータをバックアップ

(記事公開日:2019年12月9日)

皆さんは、もうWindows 10へ移行されましたか?Windows 7のサポート終了が2020年1月14日に迫っています。サポート終了後もWindows 7を使い続けることはできますが、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなり、ウイルス感染や情報漏えいのリスクが高まるので、早めにアップデートしましょう。私も複数台のデスクトップPCとノートPCを所有していますが、1台のノートPCが、まだWindows 7だったので、これをWindows 10にアップグレードした様子をご紹介しようと思います。

Windows 10への移行方法を2つのケースにまとめてみました。1つは、新規にPCを買い替えてデータを移行する場合、もう1つは、今使っているPCをWindows 7からWindows 10へOSをアップグレードしてそのまま使い続ける場合です。いずれの場合も、万が一のトラブルに備え、データのバックアップをお勧めします。

バックアップ先の選択

バックアップ先の選択としては、外付けHDD(ハードディスク)、外付けSSD、クラウドサービス、DVDメディア、USBメモリーなどが挙げられます。今回は、最新の外付けポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」を使いました。選択理由としては、今後の活用も考え、最近、外付けドライブとして多くなってきた大容量(1TB/480GB)のSSDタイプであること、USB Type-CとUSB Aの2本のケーブルが付属しており、従来のPCに加え、USB Type-Cコネクター搭載の最新のPCでも使えること、超高速な「USB 3.1 Gen 2」規格に対応しており、大容量の動画や写真データも高速転送が可能なことなどが挙げられます。新しいPC(Windows 10)をご購入される方は、データ移行後も高速な外付けストレージとして快適にご利用できます。

今回使用したポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」

(写真)今回使用したポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」

Surface GoにポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」を接続

(写真)Surface GoにポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」を接続

どれぐらい高速転送が可能なのかをベンチマークソフトでテストしてみました。結果は、読み込み438.6MB/s、書き込み427.7MB/sであり、かなり高速です。

ベンチマークソフトによるテスト結果

(キャプチャー)ベンチマークソフトによるテスト結果

測定環境

●使用PC
Surface Go
CPU Intel(R) Pentium(R) 4415Y 1.6GHz 1.61GHz
メモリー 8GB
OS Windows 10 HOME 64bit(バージョン1809)
●測定方法
ベンチマークソフト「CrystalDiskMark Ver6.02(×64)を用いて以下の設定にて行った測定値。
・テストデータ:デフォルト(ランダム)
・テストサイズ:1GiB(約1.074GB)
・テスト項目:Seq Q32TI

※測定値はあくまで特定のテスト環境で得られた結果であり、必ずしも全ての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。

ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」のパッケージ

(写真)ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」のパッケージ

同梱物

(写真)同梱物 左上から、本体、USB A-MicroBケーブル(30cm)、
USB Type-C-MicroBケーブル(30cm)、取扱説明書

SSDはHDDのように駆動部分が無いため、衝撃や振動に強く、無音で動作するのでとても静かです。耐衝撃性では、米国国防総省の軍事品に採用する性能試験(MIL-STD)と同等の122cmからの高さからの落下試験に合格しています。静音性では、寝室で使っても音が気にならないI-O DATA独自の静音ランク最高の「GOLD」です。

米国国防総省の軍事品に採用する性能試験(MIL-STD)と同等の122cmからの高さからの落下試験に合格

米国国防総省の軍事品に採用する性能試験(MIL-STD)と
同等の122cmからの高さからの落下試験に合格

I-O DATA独自の静音ランク「GOLD」は、寝室で使っても音が気にならない静かさ

I-O DATA独自の静音ランク「GOLD」は、
寝室で使っても音が気にならない静かさ

また、美しく広がる波紋のような美しいデザインのアルミボディにより軽量・コンパクトなので、ノートPCと一緒に持ち運ぶのにも最適です。

美しいデザインのアルミボディ

(写真)美しいデザインのアルミボディ

軽量・コンパクトサイズ

(写真)軽量・コンパクトサイズ

シルバーカラーはMac bookにもピッタリ

(写真)シルバーカラーはMac bookにもピッタリ

それでは、ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」をバックアップ先として、Windows 10へのアップデートを行ってみたいと思います。

新しいPC(Windows 10)を購入して、古いPC(Windows 7)のデータを移行する

新規にWindows 10搭載のPCを購入してデータ移行される場合は、古いPC内のデータをバックアップしましょう。

・ユーザーフォルダーやデータ用ローカルドライブ内のデータバックアップ
データ保存用に用意されているローカルドライブのデータや、初期設定の保存場所として設定されている「マイ ドキュメント」「マイ ピクチャ」「マイ ビデオ」をはじめ、自分で作成したフォルダー内のデータを外付けSSDにバックアップします。
※ご利用のPCの構成に合わせてデータをバックアップしてください。

左:データ用ローカルドライブ(D:) 右:ユーザーフォルダー

(キャプチャー)左:データ用ローカルドライブ(D:) 右:ユーザーフォルダー

データ用ローカルドライブ(D:)内のデータを外付けSSDにバックアップ

(キャプチャー)データ用ローカルドライブ(D:)内のデータを外付けSSDにバックアップ

ユーザーフォルダー内のデータを外付けSSDにバックアップ

(キャプチャー)ユーザーフォルダー内のデータを外付けSSDにバックアップ

・メールデータのバックアップ
送受信メールやアドレス帳も引き継ぎたいので、利用しているメールソフトからエクスポートデータをバックアップします。私が利用しているメールソフトはOutlookですが、他のメールソフトの場合でもエクスポート機能があるので、それらを利用してバックアップしてください。

メールソフト「Outlook」の画面

(キャプチャー)メールソフト「Outlook」の画面

Outlookのエクスポート機能を使って、メールデータをバックアップします。

[ファイル]-[開く/エクスポート]から[インポート/エクスポート]を選択

(キャプチャー)[ファイル]-[開く/エクスポート]から[インポート/エクスポート]を選択

[ファイルにエクスポート]を選択

(キャプチャー)[ファイルにエクスポート]を選択

[Outlookデータファイル(.pst)]を選択

(キャプチャー)[Outlookデータファイル(.pst)]を選択

[エクスポートするフォルダ]を選択、今回はすべて

(キャプチャー)[エクスポートするフォルダ]を選択、今回はすべて

メールデータのエクスポート先は、外付けSSDに設定してバックアップします。

[エクスポート先]に外付けSSDを選択

(キャプチャー)[エクスポート先]に外付けSSDを選択

新しいPCでインポート(復元)する際のパスワードを設定して、「OK」をクリックします。

インポートする際のパスワードを設定

(キャプチャー)インポートする際のパスワードを設定

以上で、Outlookのメールデータがバックアップされました。

・ブラウザの「ブックマーク(お気に入り)」のバックアップ
よく使うウェブサイトは、ブラウザのブックマークに保存されている方が多いと思います。私が利用しているChromeの場合はアカウントで同期できるので、ブックマークは新しいPCでも自動的に引き継がれます。今回は念のため、ブックマークのエクスポートも行っておきます。

Chromeの場合、アカウントの[同期を有効にする]で、新しいPCでも引き継がれる

(キャプチャー)Chromeの場合、アカウントの[同期を有効にする]で、新しいPCでも引き継がれる

[ブックマークマネージャ]を起動

(キャプチャー)[ブックマークマネージャ]を起動

[ブックマークをエクスポート]を選択して、外付けSSDに保存する

(キャプチャー)[ブックマークをエクスポート]を選択して、外付けSSDに保存する

以上で古いPC(Windows 7)から新しいPC(Windows 10)へ引き継いで利用したいデータのバックアップが全て完了しました。新しいPCでは、外付けSSDにバックアップしたデータをコピーし、メールやブックマークはインポートすることで、古いPCで利用していた状態にすることができます。

外付けSSDに保存したバックアップデータ

(キャプチャー)外付けSSDに保存したバックアップデータ

新しいPC(Windows 10)へインポートしたOutlookのデータ

(写真)新しいPC(Windows 10)へインポートしたOutlookのデータ

新しいPC(Windows 10)へ同期されたChromeのブックマーク

(写真)新しいPC(Windows 10)へ同期されたChromeのブックマーク

今使っているPC(Windows 7)をWindows 10へアップグレードする

続いて、今使っているWindows 7のPCをWindows 10へアップグレードしてそのまま使い続ける場合についてご紹介します。古いPCでは「USB 3.1 Gen 2」規格に対応していないので超高速という訳にはいきませんが、それでも駆動部のある通常のHDDに比べるとSSDは高速動作が可能で、耐衝撃性、耐振動性、静音性にも優れています。将来的なPCの買い替えも見据えて、今、購入しておいても良いと思います。

Windows 10へのアップグレードの場合、データや設定、プログラムなどはほとんどそのまま移行することができますが、万が一のトラブルを考えて、「Windows 7システムイメージ」のバックアップと「Windows 7修復ディスク」の作成をしておくと安心です。

ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」をノートPCに接続して、システムイメージのバックアップを行います。また、DVDメディアをセットして、修復ディスクの作成も行います。
(ご参考)「Windows 7システムイメージのバックアップ」および「Windows 7修復ディスクの作成」の詳細は、こちらをご参考にしてください。

ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」をWindows 7のノートPCに接続して「Windows 7システムイメージ」のバックアップ

(写真)ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」をWindows 7のノートPCに接続して
「Windows 7システムイメージ」のバックアップ

DVDメディアで修復ディスクを作成

(写真)DVDメディアで修復ディスクを作成

システムイメージのバックアップとシステム修復ディスクが作成ができたら、Windows 10へアップグレードします。ダウンロードページにアクセスして、[ツールを今すぐダウンロード]をクリックしてソフトを保存します。
※Windows 10へのアップグレードソフトのダウンロードページはこちら

Windows 10へのアップグレードソフトのダウンロードページ

(キャプチャー)Windows 10へのアップグレードソフトのダウンロードページ

ダウンロードしたプログラムをダブルクリックして実行します。後は画面の指示にしたがってWindows 10をインストールしていきます。
(ご参考)「Windows 10のインストール」の詳細は、こちらをご参考にしてください。
※Windows 10をインストールするためのライセンスが必要です。

ダウンロードしたアップグレードプログラムをダブクリックして実行

(キャプチャー)ダウンロードしたアップグレードプログラムをダブクリックして実行

Windows 10のインストール

(写真)Windows 10のインストール

Windows 10へアップグレードされたノートPC

(写真)Windows 10へアップグレードされたノートPC

ノートPCのOS情報 左:アップグレード前(Windows 7) 右:アップグレード後(Windows 10)

(キャプチャー)ノートPCのOS情報 左:アップグレード前(Windows 7) 右:アップグレード後(Windows 10)

Windows 7のサポート終了まであまり期間がありませんので、年末までに時間を見つけてアップデートしていただくことをお勧めします。

今回ご紹介した最新のポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」は、SSDが持つ数々の特長に加え、超高速なUSB 3.1 Gen 2、Type-C対応なので、今後幅広い用途にご利用いただける商品です。

◎関連リンク
USB 3.1 Gen 2 Type-C対応 ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」(商品ページ)
USB 3.1 Gen 2 Type-C対応 ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」(購入ページ)

(ご参考)今使っているPC(Windows 7)をWindows 10へアップグレードする方法の詳細

システムイメージのバックアップはPCのHDD全てをまるごとバックアップしますので、バックアップ先に指定する外付けSSDの容量(※)は、ご自身のPC環境に合わせて十分な容量を用意してください。
(※)SDPX-USCCシリーズは1TBと480GBモデルがあります。

今回私の場合、バックアップ作業からインストールまで3時間弱かかりましたが、問題なくアップグレードを完了できました。ご利用環境によっては失敗する場合もあるようなので、あくまでも自己責任でお願いします。失敗するリスクも考え、システムイメージのバックアップや修復ディスクの作成をしてください。

Windows 7システムイメージのバックアップ

システム領域およびHDD内の各パーティションの状態も全てまるごとバックアップします。アップグレードで問題が発生して元の状態に戻したい時に必要になります。

ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」をWindows 7のノートPCに接続

(写真)ポータブルSSD「SDPX-USCCシリーズ」をWindows 7のノートPCに接続

[コントロールパネル]の[バックアップの作成]からシステムイメージを作成します。バックアップ先は、外付けSSD「SDPX-USCCシリーズ」を選択してバックアップします。

[コントロールパネル]-[バックアップの作成]を選択

(キャプチャー)[コントロールパネル]-[バックアップの作成]を選択

[システムイメージの作成]を選択

(キャプチャー)[システムイメージの作成]を選択

バックアップの保存先を外付けSSD[SDPX-USCC(F:)]を選択

(キャプチャー)バックアップの保存先を外付けSSD[SDPX-USCC(F:)]を選択

システムで使っているドライブ以外のデータ用ドライブもバックアップするので、[D:]にもチェックを入れて、バックアップを開始します。

データ用ドライブ[D:]にもチェックを入れる

(キャプチャー)データ用ドライブ[D:]にもチェックを入れる

[バックアップの開始]をクリック

(キャプチャー)[バックアップの開始]をクリック

バックアップが完了すると外付けSSD内に[WindowsImageBackup]というフォルダーが作成され、イメージバックアップが格納されます。

バックアップ中

(キャプチャー)バックアップ中

バックアップが正常に完了

(キャプチャー)バックアップが正常に完了

外付けSSD内にWindows 7システムイメージが作成される

(キャプチャー)外付けSSD内にWindows 7システムイメージが作成される

Windows 7修復ディスクの作成

Windwosが起動しない場合のシステム修復や、イメージバックアップから復元を行うために必要になります。ノートPCにDVDメディアをセットして、修復ディスクの作成を行います。

修復ディスクを作成するためにDVDメディアをセット

(写真)修復ディスクを作成するためにDVDメディアをセット

[コントロールパネル]-[バックアップの作成]を選択

(キャプチャー)[コントロールパネル]-[バックアップの作成]を選択

[システム修復ディスクの作成]を選択

(キャプチャー)[システム修復ディスクの作成]を選択

[DVD RW ドライブ(E:)]を選択して[ディスクの作成]をクリック

(キャプチャー)[DVD RW ドライブ(E:)]を選択して[ディスクの作成]をクリック

ディスクの作成中

(キャプチャー)ディスクの作成中

ディスクの作成が完了

(キャプチャー)ディスクの作成が完了

Windows 10のインストール

ダウンロードしたプログラムをダブルクリックしてしばらくすると[適用される通知とライセンス条項]が表示されるので、記載事項をよく読んで「同意する」をクリックします。

[適用される通知とライセンス条項]画面

(キャプチャー)[適用される通知とライセンス条項]画面

[このPCを今すぐアップグレードする]を選択して、「次へ」をクリックして進みます。

[このPCを今すぐアップグレードする]を選択

(キャプチャー)[このPCを今すぐアップグレードする]を選択

クリック後、以下のプログラムが自動実行されて、[適用される通知とライセンス条項]が再び表示されるので、記載事項をよく読んで「同意する」をクリックします。

・Windows 10のプログラムのダウンロード
・ダウンロードを検証しています
・Windows 10のメディアを作成しています
・セットアップを終了する前にクリーンアップしています
・更新プログラムをダウンロードしています
・準備をしています

[適用される通知とライセンス条項]画面

(キャプチャー)[適用される通知とライセンス条項]画面

[インストールする準備ができました]画面が表示されるので、[インストール]をクリックします。

[インストールする準備ができました]画面

(キャプチャー)[インストールする準備ができました]画面

Windows 10のインストールが始まります。数回の再起動後、[デバイスのプライバシー設定の選択]画面が表示されので、[同意する]をクリックします。

Windows 10のインストール

(写真)Windows 10のインストール

[デバイスのプライバシー設定の選択]画面

(写真)[デバイスのプライバシー設定の選択]画面

Windows 10のデスクトップ画面に、標準のブラウザ「Edge」が表示されて、アップグレードが無事完了しました。

Windows 10のデスクトップ画面

(写真)Windows 10のデスクトップ画面

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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