(写真)4Kディスプレイ、miniPC、イーゼルスタンドで構築したデジタルサイネージ
(記事公開日:2020年1月30日)
「デジタルサイネージ」は、情報を発信するメディアとして市場規模も拡大しており、多くの企業や商業施設で注目されています。街を見渡せばいたるところで見かけるようになってきました。飲食店であればリアルな映像で料理の魅力を伝えたり、セミナー会場や商業ビルではプログラム・フロア案内など様々なシーンでご利用いただけます。
デジタルサイネージのメリットは、表示内容の更新がポスターのように張り替える必要がなく、データを更新するだけなので、迅速な対応が可能です。また、鮮やかでキレイな映像を表示できるので、視認性も高く、目にも止まりやすいです。
デジタルサイネージというと、一般に「値段が高い」「設置が大変」などのイメージを持たれている方も多いかもしれません。I-O DATAのデジタルサイネージは高品質で低価格、さらに設置も簡単で、誰でもすぐに始められます。実際に自分で構築してみましたので、その様子をご紹介したいと思います。
今回使用した商品は、下記写真の3点です。大型の43型ディスプレイを使用していますが、それでも全部で20万円前後でデジタルサイネージに必要な機材が全て揃います。表示内容をコントロールするサイネージ専用アプリも無料で利用できるので、高価なソフトやサーバー等の導入費が不要、低コストで構築でき、すぐに始められます。
(写真)今回使用した商品
左:4Kディスプレイ「LCD-M4K432XDB」、中:イーゼルスタンド「DA-ES1」、
右:Windows 10 IoT Enterprise搭載 miniPC「MPC-WE1シリーズ」
デジタルサイネージはどのように活用する?仕組みと主な運用方法を紹介
miniPC「MPC-WE1シリーズ」は、Windows 10 IoT EnterpriseのLTSC(Long Term Servicing Channel)版を搭載しており、安定した環境で長く運用が可能な小型パソコンです。コンパクトながらハイスペックな仕様で、入出力端子も豊富で、液晶テレビやディスプレイに搭載のHDMI端子などに接続して、簡単にデジタルサイネージを実現できます。
(写真)コンパクトサイズのminiPC「MPC-64WE1」
(写真)「MPC-64WE1」側面1
(写真)「MPC-64WE1」側面2
(写真)「MPC-64WE1」側面3
3つのUSBポート(USB 3.0×1、USB 2.0×2)、HDMI、DisplayPort(MPC-64WE1のみ)、LANポート、microSDカードスロット、ヘッドホン端子を搭載しています。また、Wi-Fi、Bluetooth®にも対応しワイヤレスで様々な機器との連携が可能です。
接続手順も3ステップでとても簡単です。接続後すぐに始めることができます。
(図)「MPC-64WE1」接続全体図
専用マウンターが標準添付されており、イーゼルスタンドにminiPCを固定して取り付ける際も、とても便利です。ケーブルなどの配線もスッキリし、設置した際の放熱も考えられた設計になっています。
(写真)miniPC裏面(左)は専用マウンター(右)に固定できるようになっている
(写真)専用マウンターをイーゼルスタンドに固定
(写真)miniPCを専用マウンターに装着できる
液晶ディスプレイ「LCD-M4K432XDB」は、4K対応&広視野角ADSパネル採用の43型ワイド液晶ディスプレイです。4K対応なので、高精細でリアルな質感を表現できます。ADSパネルは、上下左右178°の広視野角なので、どこから見ても色鮮やかな映像を鮮明に映し出します。
(写真)高精細で質感のある映像表示が可能な4Kディスプレイ
(写真)広視野角ADSパネルは横からもキレイに見られる
明るい場所でも視認性がよい会議室に最適な43型4K対応モニター
イーゼルスタンド「DA-ES1」は、耐荷重最大20kgで、目安として40~50型大型ディスプレイの設置が可能です。店頭やイベント入口などにマッチするイーゼル型で、miniPCをスタンド背面に固定できるように専用金具も標準添付されており、スタンド自体にすっきり収納できます。
(写真)miniPCをスタンド背面に固定できる専用金具
(写真)液晶ディスプレイの背面にminiPCが収まる
スタンドの使用時は、開脚するだけで開閉ストッパーをロックできます。収納時は、コンパクトに折りたため、固定用マグネットが付いており、安全面に配慮した設計になっています。ディスプレイを載せたままでも移動に便利なキャスターも付いています。
(写真)安全設計:ストッパー
(写真)安全設計:マグネット
(写真)キャスター付きで移動もラクラク
「時間割看板」は、コンテンツ表示のスケジュール設定、シャットダウン設定など、全ての操作をアプリで行えるので運用が容易です。表示コンテンツを用意して、曜日、時間でコンテンツ再生のスケジュールを設定すれば、すぐにデジタルサイネージとして表示ができます。
(写真)プリインストールのサイネージアプリ「時間割看板」
(写真)「時間割看板」を設定しているところ
I-O DATAのウェブサイトからデジタルサイネージ用に便利な基本テンプレートが無料でダウンロードできるので、一から表示コンテンツをデザインしなくても、写真の差替えや、文字の編集をするだけで、簡単にオリジナルのコンテンツを作成ができるのも嬉しいサービスです。
・デジタルサイネージ用テンプレートダウンロードはこちら
・サイネージアプリ「時間割看板」の詳細はこちら
(写真)テンプレートで作成した表示コンテンツ
(写真)デジタルサイネージの設置イメージ
最後に、今回ご紹介した4K液晶ディスプレイ、専用スタンド、miniPCの3商品を使ったデジタルサイネージ構築の作業工程を写真でご紹介します。
(写真)4Kディスプレイ「LCD-M4K432XDB」の背面 VESA規格のネジ穴がある。
(写真)イーゼルスタンド「DA-ES1」のマルチ取付金具をディスプレイに固定する。
多くの機種のディスプレイに対応するだけでなく、背面の取付穴が中心からずれている
ディスプレイもセンター位置になるように調整が可能です。
(写真)スタンドにキャスターを取り付ける。
(写真)スタンドを開脚してストッパーをロックする。
(写真)スタンドにminiPC「MPC-WE1シリーズ」付属の専用マウンターを固定する。
(写真)専用マウンターにminiPCを固定する。
(写真)miniPCが固定される。
(写真)ディスプレイをスタンドに設置する。
今回はイーゼルスタンドなので縦置きの設置になる。
(写真)ディスプレイに固定したマルチ取付金具をスタンドの上部にひっかける。
(写真)ディスプレイをスタンドの上部にひっかけた状態
(写真)ディスプレイをスタンドにしっかり固定する。
(写真)miniPCとマウス、キーボードを接続する。
(写真)miniPCと電源、ディスプレイを接続する。
(写真)miniPCを起動する。
(写真)デジタルサイネージアプリ「時間割看板」でコンテンツ表示を設定する。
(写真)「時間割看板」を実行する。
(写真)デジタルサイネージの完成
今回ご紹介したデジタルサイネージは高品質で低価格、さらに設置も簡単なので、誰でも手軽に導入・運用が可能です。みなさんの会社や店舗で、より"魅せる、伝わる"情報を多くの人に届けてみませんか。
◎関連リンク
・Windows 10 IoT Enterprise搭載 miniPC「MPC-WE1シリーズ」
(商品ページ)(購入ページ)
・4K対応&広視野角ADSパネル採用 43型ワイド液晶ディスプレイ「LCD-M4K432XDB」
(商品ページ)(購入ページ)
・イーゼルスタンド「DA-ES1」
(商品ページ)(購入ページ)
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