【テレワーク特集】Wi-Fiが遅い、外付けのWi-Fi子機でルーターの性能を100%発揮しよう!

Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」をノートPCで利用

(写真)11ac 1300Mbps(規格値)対応Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」をノートPCで利用

(記事公開日:2020年6月10日)

自宅でWi-Fiを使っているときに、テレワークで使っているノートPCでは、あまり速度が出ていないと感じることはありませんか。Wi-Fiルーターは、新しいものを購入したのに期待するインターネット速度が出ないケースがあります。

なぜ、そのようなことになるのでしょうか、不思議ですね。そんな悩みをお持ちの方に、ノートPCのWi-Fi環境をかんたんに改善して、Wi-Fiルーターの性能を最大限に発揮できる方法をご紹介します。今回は、USB接続できるWi-Fi子機「WN-AC1300UA」を使います。

USB接続のWi-Fi子機「WN-AC1300UA」(左:本体 右:パッケージ)

(写真)USB接続のWi-Fi子機「WN-AC1300UA」(左:本体 右:パッケージ)

4本あるアンテナは、個別に自由な角度に動かすことができ、Wi-Fiルーターの設置場所に合わせて最適な角度となるように調整できます。見た目からもWi-Fi電波が安定して送受信ができそうですね。ノートPCとは添付されているUSBケーブルで接続します。USBバスパワーで動作するので電源ケーブルは不要です。ケーブルは1mと余裕のある長さなので、本体の設置位置を電波感度のよい場所に変えることも容易です。

左:自由な角度に調整可能な4本のアンテナ 右:USBケーブルで接続

(写真)左:自由な角度に調整可能な4本のアンテナ 右:USBケーブルで接続

Wi-Fi規格とアンテナ本数で速度が変わる

ご存じの方も多いと思いますが、Wi-Fi規格の主流の規格として、5GHz帯の電波を使って高速通信が可能な11acや、2.4GHz帯を使う11nがあります。このWi-Fi規格に加えて、Wi-Fiルーター(親機)とノートPC側のWi-Fi子機のそれぞれのアンテナ本数(ストリーム数※とも呼びます。)により最大速度に違いが出てきます。まずは、下記の一覧表を見てください。
※例えば、ストリーム数2×2であれば、アンテナ2本で送信・受信をします。

<Wi-Fi規格とアンテナ本数による最大速度の違い>
表は右にスクロールします。
Wi-Fi 規格 アンテナ本数(ストリーム数)
1本( 1 × 1 ) 2本( 2 × 2 ) 3本( 3 × 3 ) 4本( 4 × 4 )
11ac(5GHz帯) 433Mbps 867Mbps 1300Mbps 1733Mbps
11n(2.4GHz帯) 150Mbps 300Mbps 450Mbps 600Mbps

ご覧のように、通信規格が11ac(5GHz帯)でアンテナ本数が多いほど、速くなることが分かります。ここで重要なポイントは、せっかくWi-Fiルーター(親機)のスペックが高くても、ノートPC側のWi-Fi子機がルーターの性能を十分に生かせるものではない場合は、残念ながら期待するインターネット速度が出ません。

ノートPCの場合、Wi-Fi機能が標準で搭載されており、インターネットに接続できることから、そのままの状態で利用される方も多いのではないでしょうか。アンテナの配置スペースにも限界があり、ほとんどのモデルが2×2ストリーム、最大867Mbps対応のものとなっています。しかし、Wi-Fi子機の性能を上げるだけで格段にインターネット速度が改善されます。

ノートPCが11acに対応していない場合

例えば、Wi-Fiルーターが11acに対応していても、ノートPCが11nにしか対応していなければ、それぞれのアンテナ本数が2本(ストリーム数2×2)の場合、最大速度は300Mbpsとなります。せっかくルーターが高速な11ac対応であっても、遅いスピードにあわせられてしまうので、ルーター本来の性能が発揮できていないわけです。

11ac対応のWi-Fiルーターと11n対応のノートPCをWi-Fi接続する場合

(図)11ac対応のWi-Fiルーターと11n対応のノートPCをWi-Fi接続する場合

ノートPCが11ac対応であっても
アンテナ数(ストリーム数)の違う場合

Wi-FiルーターもノートPCの両方とも11acに対応していても、アンテナ本数の違いにより最大速度が変わります。Wi-Fiルーターのアンテナ本数が4本(ストリーム数4×4)でも、ノートPCのアンテナ本数が2本(ストリーム数2×2)であれば、最大速度は867Mbpsとなります。

Wi-FiルーターもノートPCも11ac対応であってもアンテナ本数が異なる場合

(図)Wi-FiルーターもノートPCも11ac対応であってもアンテナ本数が異なる場合

ノートPCは、アンテナ本数が2本(ストリーム数2×2)のものが多いので、さらに速度を向上させたい場合は、ノートPC側(Wi-Fi子機側)のアンテナ本数(ストリーム数)を増やせば良いわけです。

Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」でノートPCのWi-Fi速度を高速化

それでは、ノートPCにWi-Fi子機「WN-AC1300UA」をUSB接続して、どれぐらい速度が改善されるか調べてみます。今回、「Windows 10のノートPC」と、「MacBook Air(最新のmacOS Catalina 10.15.4)」で試してみました。

ノートPCのWi-Fiの現状はどうなっているのか

初めに、現在のWi-Fi環境がどうなっているか、ノートPCに搭載されている無線LAN(Wi-Fi)アダプターの詳細を見ておきたいと思います。

[デバイス マネージャー]-[ネットワークアダプター]から無線LAN(Wi-Fi)のアダプター名を調べて、そのアダプターの仕様をネットで調べたり、ノートPCの型番からメーカーのウェブサイトで調べることもできます。

Windows 10のノートPCは、DELL「Inspiron 11 3180」を使っています。デバイスマネージャーから無線LAN(Wi-Fi)のアダプターは「Qualcomm QCA9565 802.11b/g/n Wireless Adapter」であることが分かりました。

左:「Inspiron 11 3180」 右:「MacBook Air」

(写真)左:「Inspiron 11 3180」 右:「MacBook Air」

DELL「Inspiron 11 3180」の場合 デバイスマネージャーのネットワークアダプター

(キャプチャー)DELL「Inspiron 11 3180」の場合 デバイスマネージャーのネットワークアダプター

ネットで調べた標準で搭載されている無線LAN(Wi-Fi)の性能と、今回テストするUSB接続Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」の性能を下表にまとめました。

表は右にスクロールします。
  Wi-Fi 子機
「 WN-AC1300UA 」
Inspiron 11 3180
( Windows 10 )
MacBook Air
( macOS Catalina 10.15.4 )
Wi-Fi 規格 11ac/a/b/g/n対応 11b/g/n対応 11ac/a/b/g/n対応
ストリーム数 3×3 1×1 2×2
最大転送速度 1300Mbps(11ac) 150Mbps(11n) 867Mbps(11ac)

アンテナ本数の多い11ac対応のWi-Fiルーターを使って測定準備

Wi-Fiルーターについては、1733Mbps対応トライバンドWi-Fiルーター「WN-TX4266GR」と、1733Mbps対応Wi-Fiルーター「WN-DX2033GR」の2機種で測定しました。

Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」は11ac(5GHz帯)規格で3本のアンテナ(ストリーム数3×3)を使うので、Wi-Fiルーターも11acで3本以上のアンテナが使用できるものにしました。

左:「WN-TX4266GR」 右:「WN-DX2033GR」

(写真)左:「WN-TX4266GR」 右:「WN-DX2033GR」

(パッケージ写真)左:「WN-TX4266GR」 右:「WN-DX2033GR」

(パッケージ写真)左:「WN-TX4266GR」 右:「WN-DX2033GR」

Wi-Fiルーターの性能は下表になります。どちらも11ac(5GHz帯)でアンテナ4本(ストリーム数4×4)を利用でき、最大速度1733Mbpsまで対応しています。

  WN-TX4266GR WN-DX2033GR
Wi-Fi規格 11ac/a/b/g/n対応 11ac/a/b/g/n対応
ストリーム数 2.4GHz帯:4×4
5GHz帯(W52/W53):4×4
5GHz帯(W56):4×4
2.4GHz帯:2×2
5GHz帯:4×4
最大転送速度 1733Mbps(11ac) 1733Mbps(11ac)

いよいよ実測してみる

それでは、インターネット速度を測定してみます。PCに標準搭載されているWi-Fiアダプター(Before)からWi-Fi子機「WN-AC1300UA」へ変更した場合(After)を測定しました。ノートPCのスペックやネット利用環境、測定時間帯により速度は変わりますので、あくまでも参考値になります。

<MacBook AirとWN-TX4266GR>

MacBook AirとWN-TX4266GRの速度テスト Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」を使ってMacBook AirとWN-TX4266GRの速度テスト

(写真)MacBook Air(11ac対応)のWi-Fi子機を「WN-AC1300UA」に変更して「WN-TX4266GR」とWi-Fi接続

MacBook AirのWN-AC1300UとWN-TX4266GRの速度テスト

MacBook Air(※) は最新OS(2020年5月末現在 macOS Catalina 10.15.4)にアップデートした状態で利用することができます。ダウンロード速度は、308.5Mbpsから393.8Mbpsへ、約1.28倍に速度が向上しました。 (※)MacBookでは、USB Standard AからUSB Type-Cへの変換アダプターが別途必要になります。

<MacBook AirとWN-DX2033GR>

MacBook AirとWN-DX2033GRの速度テスト Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」を使ってMacBook AirとWN-DX2033GRの速度テスト

(写真)MacBook Air(11ac対応)のWi-Fi子機を「WN-AC1300UA」に変更して「WN-DX2033GR」とWi-Fi接続

MacBook AirのWN-AC1300UとWN-DX2033GRの速度テスト

ダウンロード速度は、281.2Mbpsから375.6Mbpsへ、約1.34倍に速度が向上しました。

<Windows PCとWN-TX4266GR>

<Windows PCとWN-TX4266GRの速度テスト Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」を使ってWindows PCとWN-TX4266GRの速度テスト

(写真)Windows PC(11ac非対応)のWi-Fi子機を「WN-AC1300UA」に変更して「WN-TX4266GR」とWi-Fi接続

Windows PCのWN-AC1300UとWN-TX4266GRの速度テスト

ダウンロード速度は、73.6Mbpsから110.8Mbpsへ、約1.51倍に速度が向上しました。

<Windows PCとWN-DX2033GR>

<Windows PCとWN-DX2033GRの速度テスト Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」を使ってWindows PCとWN-DX2033GRの速度テスト

(写真)Windows PC(11ac非対応)のWi-Fi子機を「WN-AC1300UA」に変更して「WN-DX2033GR」とWi-Fi接続

Windows PCのWN-AC1300UとWN-DX2033GRの速度テスト

ダウンロード速度は、44.4Mbpsから104.8Mbpsへ、約2.36倍に速度が向上しました。

実測結果から言えることは、11ac対応していない比較的スペックの低いノートPC(Inspiron 11 3180 など)の場合も、11ac対応のノートPCの場合も、どちらもインターネット速度の向上を図ることができました。せっかく高性能なWi-Fiルーター(親機)を利用されているのであれば、ぜひPC側も高性能なWi-Fi子機「WN-AC1300UA」でスピードアップをしてみませんか。

 

◎関連リンク
11ac 1300Mbps(規格値)対応Wi-Fi子機「WN-AC1300UA」(商品ページ)(購入ページ

 
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