AI搭載でかしこいWebカメラ。人の動きに合わせて顔追尾・自動フレーミング

AI顔追尾機能搭載Webカメラ「TC-MSC200」

(写真)AI顔追尾機能搭載Webカメラ「TC-MSC200」

(記事公開日:2021年9月6日)

Web会議は、ビジネスの形が多様化している今、その存在感を増しています。Web会議で重要なアイテムの一つとして挙げられるのがWebカメラです。その性能によってWeb会議のクオリティも変わってきます。

I-O DATAのWebカメラも用途に合わせたラインアップがあります。今回、新商品としてAI顔追尾機能を搭載した商品「TC-MSC200」が登場しました。

AI顔追尾機能が搭載されたことによって、Webカメラがどのように進化しているのか、詳しく見ていきましょう。

AIがかしこく画角を自動調整してくれるから
Web会議の進行もスムーズ

Webカメラをセッティングするとき、みなさんは何に気を付けていますか?会議参加者がフレーム内に収まるように、カメラ位置や角度など画角を調整して、人物が見切れないようにしていると思います。

ところが、会議前にしっかり調整しても、発言者が立って説明したり、参加者が途中退席、または途中参加するなどで、その都度カメラを調整しなければならない・・・。そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。これでは会議がスムーズではありませんね。

会議参加者の状況が変わったとしても、自動で調整してくれたなら、どんなに便利でしょう。「TC-MSC200」はAIを搭載しており、これらの調整を人に代わって全部やってくれます。

AI顔追尾機能

AI顔追尾機能は、カメラの撮影可能な範囲内であれば人の顔を自動で追いかけて、フレームに収まるように、自動で調整してくれる機能です。なんとマスク着用であっても認識してくれますので、コロナ禍でもソーシャルディスタンスを保ったまま会議を続けることができます。

例えば、座っていた参加者が立って発言したり、ホワイトボードの前に移動して説明することはよくあることです。そんな場合でも、発言者が見切れないようにしてくれます。

一般のWebカメラでは、画角がそのままなので、見切れてしまいます。

一般のWebカメラでは見切れる 一般のWebカメラでは見切れる

「TC-MSC200」では、AIが人の移動に合わせ、フレームに収まるように自動調整してくれます。

「TC-MSC200」ではフレームに収まるように自動調整 「TC-MSC200」ではフレームに収まるように自動調整

また、AIが人数に合わせて全員が映るように自動フレーミングしてくれます。Web会議の途中参加や途中退席があっても相手側に状況が伝わりやすくなります。

一般のWebカメラでは、画角がそのままの状態で映されます。

一般のWebカメラでは画角がそのままの状態 一般のWebカメラでは画角がそのままの状態

「TC-MSC200」では、AIが人の増減に合わせ、適切に自動フレーミングしてくれます。

「TC-MSC200」では適切に自動フレーミング 「TC-MSC200」では適切に自動フレーミング

※このAI顔追尾機能はマスクをしていても、顔を追尾してくれます。

(関連動画) AIが顔を追尾して自動でフレーミングしてくれる Webカメラをご紹介!

AI顔追尾機能はタッチセンサーで
瞬時に切り替えできる

カメラ前面にあるタッチセンサーでAI顔追尾機能の「オン/ポーズ/オフ」をすぐに切り替えることができます。

前面のタッチセンサー

(写真)前面のタッチセンサー

カメラの画角を変えたくないときには「ポーズ」にすることで、フレーミングの固定が可能です。ちょっとした動きに顔追尾機能が反応してほしくない時などは固定にしておくと便利です。また全体を広く映したい時は、「オフ」にすることでシンプルなWebカメラとしても使用できます。

アプリ「Camutil(カムチル)」
パソコン操作で顔追尾モードを切り替え

アプリ「Camutil(カムチル)」

「Camutil(カムチル)」は、I-O DATAオリジナルのWebカメラ設定アプリです。このアプリは、Webカメラの明るさやコントラストなどの調整が可能で、設定情報をパソコンに保存することができます。
「Camutil(カムチル)」のダウンロードはこちら

Camutilを使えば、パソコン操作でも顔追尾モードの「オン/ポーズ/オフ」を切り替えることができます。本体のタッチセンサーに触れることなく操作ができるので、構図を固定したいときすぐに顔追尾モードを「ポーズ」に替えることができます。
※Camutilの設定項目は、接続するカメラによって異なります。

「Camutil(カムチル)」の設定画面(TC-MSC200の場合)

(キャプチャー)「Camutil(カムチル)」の設定画面(TC-MSC200の場合)

モニターの上部に設置可能

Webカメラのスタンド部分を稼働させることで、モニターの上部に設置できますので、小会議室やミーティングスペースにモニターと一緒に常設するのにオススメです。スタンド部分の奥行が広いため、モニターへの取り付けも安定します。

「TC-MSC200」の取り付け

(写真)「TC-MSC200」の取り付け

外形寸法は、約230(W)× 60(D)× 56(H)mm、重量は約390gで、安定感のある大きさです。写真はスマホと並べて比べたところです。

「TC-MSC200」のサイズ

(写真)「TC-MSC200」のサイズ

マイク・スピーカーも内蔵されているから
すぐにWeb会議を始められる

「TC-MSC200」は、マイクとスピーカーが一体となっているので、別途マイク・スピーカーを用意する必要がなく、スッキリとした配置が可能です。専用ドライバーも不要で、パソコンに接続するだけですぐにWeb会議を始められます。

マイク・スピーカー一体型

(写真)マイク・スピーカー一体型

マイクは最大5mまで集音可能で、4~5名の少人数の会議であれば十分に声を拾ってくれます。また、Web会議がクリアな音声でストレスなく進められるように、さまざまな音声処理機能も搭載しています。

さまざまな音声処理機能

  • ノイズリダクション機能 … 通話中に気になる環境ノイズを低減します。
  • エコーキャンセラー機能 … エコーを低減します。
  • オートゲインコントロール機能 … マイクに近い人と遠い人の声の音量差を減らします。

パソコンと接続するUSBケーブルの長さは約1.8mあり、USB A-Cの変換アダプターが添付されているため、両端子のパソコンで利用できます。

USB Standard AとType-Cの両端子のパソコンで使える

(写真)USB Standard AとType-Cの両端子のパソコンで使える

その他、「TC-MSC200」の基本スペックをまとめましたので、参考にしてください。

TC-MSC200の主なスペック
TC-MSC200
機能 AI顔追尾機能(自動フレーミング)
カメラ 360万画素CMOSセンサー
画角(最大) 水平81°、垂直52°、対角89°
最大解像度 WQHD(2560×1440)
最大フレームレート 30fps
スピーカー
マイク 無指向性マイク×4
集音範囲 推奨:3m / 最大:5m
インターフェイス USB 2.0 バスパワー駆動
スタンド角度調整 上下方向:±8度
外形寸法 約230(W)× 60(D)× 56(H)mm
重量 約390g

今回のAI顔追尾機能搭載のWebカメラ「TC-MSC200」は、とてもかしこいWebカメラなので、会議中の画角調整の煩わしさから解放されます。ワンランク上のWeb会議を実現してみませんか。

◎関連リンク
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◎関連動画
【WEB会議】マスクでも大丈夫!AIが自動で顔を追尾してくれるWebカメラとは!?

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