(写真)スキャナー「ScanSnap iX1600(左)」のタッチパネル操作だけで、NAS「HDL2-XABシリーズ(右)」へ直接保存できる
(記事公開日:2023年10月4日)
ビジネスにおけるDX化が進む中、紙書類を電子化し、ペーパーレス化していくことは企業の課題の1つです。この課題を解決してくれるのが、今回ご紹介するスキャナー「ScanSnap iX1600」とNAS「HDL2-XABシリーズ」です。
(写真)PFU製スキャナー「ScanSnap iX1600」
(写真)アイ・オー製NAS「HDL2-XABシリーズ」
企業の現場では、まだまだ多くやりとりされる紙書類。これらを電子化するのに上記のような色々な困り事があります。
(写真)左:スキャナー「ScanSnap iX1600」 右:NAS「HDL2-XABシリーズ」
この問題をスグに解決できるのが、スキャナー「ScanSnap iX1600」とNAS「HDL2-XABシリーズ」です。スキャナーとNASを連携する設定さえしてしまえば、PCを使わなくても、スキャナーのタッチパネル操作だけで簡単にNASへ保存できるようになります。
スキャナーとNASだけで、紙書類をドンドン電子化できるので、とても便利です。
(写真)スキャナーのセットアップ
電源ケーブルを、ScanSnapの電源コネクターおよびコンセントにそれぞれ接続し、給紙カバー(原稿台)を開けて、電源をONにします。
セットアップの際にはパソコンが必要となりますので、ノートPCを使ってScanSnapのセットアップを進めます。まずは、ScanSnapのソフトウェアをノートPCにインストールします。
ScanSnap ソフトウェアのダウンロードはこちらから
セットアッププログラムを起動し、[次へ]をクリックします。
[標準インストール]選択して[次へ]をクリックします。
インストールの内容を確認して、[インストール]をクリックします。
インストールファイルのダウンロードが始まります。
接続する機種の選択画面になったら、今回使用するスキャナー「iX1600」を選択して[セットアップ開始]をクリックします。
今回Wi-Fi接続するので、[USBケーブルを使わない場合はこちら]をクリックします。
※USB接続して設定もできます。
Wi-Fiの設定画面になるので、[次へ]をクリックします。
スキャナーのタッチパネルに表示されるWi-FiのSSIDから適切なものを選択します。
選択したSSIDが表示されるので、[次へ]をクリックします。
選択したSSIDのセキュリティキーの入力画面になります。[セキュリティキー]をタッチします。
セキュリティキーを入力して、[OK]をタッチします。
Wi-Fi接続に成功したので、[完了]をタッチします。
接続したWi-Fiネットワークで使用できるScanSnap一覧に「iX1600」が表示されるので、選択して、[次へ]をクリックします。
Wi-FiでScanSnapとノートPCが接続できました。[次へ]をクリックします。
ScanSnapのセットアップが完了し、ノートPCでスキャンできるようになりました。
正常にスキャンできるかテストしてみます。ScanSnapのタッチパネルの[Scan]ボタンをタッチします。読み取りのスピードはとても速いです。
(写真)ScanSnapのタッチパネルからスキャンする
(キャプチャー)スキャンした紙書類がPDF化された
ここまでは、ノートPCへの保存なので、続いて、保存先をNASに変更します。
(写真)左:スキャナー「ScanSnap iX1600」 右:NAS「HDL2-XABシリーズ」
それでは、PCを使わなくても、スキャナーだけでNASへ保存できるように設定を変更します。この設定をすることが、今回の最大のポイントになります。
(キャプチャー)NAS「HDL2-XABシリーズ」 の保存先
NAS「HDL2-XABシリーズ」には、あらかじめスキャンしたデータを保存できる共有フォルダーを作成しておきます。ここでは「job」という名前のフォルダーを作成しました。
(参考)共有フォルダーの追加方法
作成したNASの共有フォルダー「job」に保存できるように設定を進めます。ノートPCにインストールしたソフト「ScanSnap Home」から設定します。
(キャプチャー)ScanSnapの[スキャン設定]
[Scan]ボタンをクリックします。
(キャプチャー)新規プロファイルの追加画面に進む
右上の[新規プロファイルの追加]ボタンをクリックします。
(キャプチャー)テンプレートの選択画面
新規プロファイルの追加画面が表示されるので、左のテンプレートから「ネットワークフォルダに保存」を選択します。
(キャプチャー)保存先の指定
保存先に、先ほどNASに設定した共有フォルダー「job」までのパスを設定し、[追加]をクリックします。NASにパスワードが設定されている場合、ここで入力します。
(キャプチャー)ScanSnapのファームウェアアップデート
このとき、ファームウェアのアップデートを求められたら、アップデートを完了します。
(参考)ScanSnapのアップデート内容はこちら
以上で、PCを起動していなくても、NASへ直接保存できるようになりました。実際にスキャンして見ます。
(写真)NASへ直接保存する
(キャプチャー)NASの「job」フォルダーにPDFデータが保存された
(写真)両面を同時スキャンで電子化できる
ScanSnapは、毎分40枚の速度で、両面同時に読み取ることができるので、NASのフォルダーにドンドン保存できます。例えば、NASのスキャンデータ保存用のフォルダーを50GB程度使う場合、約48万枚分の電子データを保存できます(1枚のデータ容量を100KByteとして計算)。
(写真)両面の紙書類をセットしてスキャン
(キャプチャー)両面を同時にスキャンしてPDF化できる
両面に印刷された紙書類の場合、1度のスキャンで、表も裏も同時にPDF化できます。表面をスキャンしてから、再度裏面をセットしてスキャンする必要がないので、スキャン効率が2倍になります。
いかがでしょうか、紙書類の電子化で困っていたことが、スグに解決できます。「ScanSnap iX1600」+「HDL2-XABシリーズ」でペーパーレス化を進めましょう。
◎関連リンク
・Linux OS搭載 法人向けNAS(標準5年保証・データ復旧サービス付き)
「LAN DISK(HDL2-XABシリーズ)」
(商品ページ)(購入ページ)
・スキャナー
「ScanSnap iX1600」
(NAS・ネットワークフォルダーへの書類保存もScanSnap iX1600におまかせ!)
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