【楽しめる】を【共に創る】北陸のゲームコミュニティベース「WACHA-WACHA(わちゃわちゃ)」

「WACHA-WACHA」と WACHA-WACHAから生まれたRTAコミュニティ「北陸い~じ~RTA」

(写真)「WACHA-WACHA」と WACHA-WACHAから生まれたRTAコミュニティ「北陸い~じ~RTA」

(記事公開日:2024年3月29日)

「少しわかると もっと楽しい」をモットーにI-O DATA MAGAZINEでは、当社の商品や活動を中心に様々な情報をお届けしています。今回は、2023年よりスタートしたゲーミングコミュニティベース「WACHA-WACHA(わちゃわちゃ)」の活動について、ご紹介させていただきます。

WACHA-WACHA(わちゃわちゃ)とは?

WACHA-WACHAの様子

(写真)WACHA-WACHAの様子

「WACHA-WACHA」(わちゃわちゃ)は、2023年8月に

「北陸のゲーマーが【楽しめる空間】を共に創りたい!」

という思いから、国内のゲーミングデバイスメーカーでもあるアイ・オー・データが、 メーカーとしてだけでなくユーザーにより近い存在になり、ゲームコミュニティと深くつながり、北陸のゲーミングカルチャーの新しい場として設立されました。

当社は「WACHA-WACHA」において、北陸のゲームコミュニティ(交流会)の皆さんと一緒に楽しめる環境として、 場所(アイ・オー・データ社屋)とGigaCrystaをはじめとしたゲーミングデバイスを提供しています。

それは、当社は単なる場所貸しやイベンターではなく、ゲーマーと、そしてコミュニティと一緒に、同じ目線で盛り上がることを大切にし、ゲームコミュニティの支援をする立場を目指しています。

長年ゲームコミュニティ活動を続ける皆さんとの出会いと悩みが、
糸口となって誕生したWACHA-WACHA

左:ぷよぷよコミュニティ(IPS)リーダー しろま氏 右:格闘ゲームコミュニティ(石川対戦会)リーダー 犬千代氏

(写真)左:ぷよぷよコミュニティ(IPS)リーダー しろま氏
右:格闘ゲームコミュニティ(石川対戦会)リーダー 犬千代氏

当社は、これまで数々のイベントにゲーミングモニターの代表ブランドであるGigaCrysta(ギガクリスタ)の機材提供をしてきました。GigaCrystaは、おかげさまで2024年で10周年を迎えますが、さらにユーザーに寄り添ったブランドとなるために本社がある北陸、石川県で「メーカーの一方的な付き合いではない、深いつながりを生み出す取り組みができないか」と模索していました。

ゲーミングモニターブランド「GigaCrysta(ギガクリスタ)」

(写真)ゲーミングモニターブランド「GigaCrysta(ギガクリスタ)」

そのような中、石川県で長年ゲームコミュニティ活動を続けているキーマンの方々と出会うことができました。彼らとコミュニケーションを重ねる中、皆さんが活動しやすいようにするために、メーカーとしてどう歩み寄ったら良いか、少しずつ理解することができてきました。

それは、コミュニティ運営を真剣に継続しようとすればするほど深まる悩みでした。それらの悩みというのは、主に【1】活動場所の問題、そして【2】機材の問題でした。

ゲームコミュニティが抱えていた問題 ゲームコミュニティが抱えていた問題

まず【1】活動場所については、「主に場所を借りる」「運営者の自宅」で行うことの2択しかありませんでした。

場所を借りるには、お金と参加者のスケジュールの調整が大変で、機材持ち込みの負担が大きいという悩みがありました。自宅の場合は、駐車場のスペースに限りがあり、新規の参加者も増やせない、家族連れでの参加も難しいという悩みがありました。

また【2】機材については、基本運営者や参加者の持ち込みで、仮にゲーム機はあっても、モニターが足りないことが多いという悩みでした。

【1】活動場所の問題、【2】機材の問題。当社であれば、その2つを解決することができます。既存コミュニティ運営のキーマンとの出会い、そして運営の悩みが糸口となって、WACHA-WACHAは誕生したのです。

WACHA-WACHA誕生までの経緯

ゲームを楽しむ参加者

(写真)ゲームを楽しむ参加者

WACHA-WACHAの設立にあたり、2023年3月にコミュニティ運営陣と会話を重ね、4月からWACHA-WACHA αテスト、βテストを開催しました。4月にぷよぷよコミュニティである「石川をぷよぷよで染める会(IPS)」、5月に格闘ゲームコミュニティ(石川対戦会、Fighters Crossover)の単独開催を経て2023年6月には、2つのゲームコミュニティの合同開催を試みました。ゲームタイトルは違ってもゲーム好きな人たち同士の交流も生まれ、活気を増していきました。
(参考動画)WACHA-WACHAについて語るゲームコミュニティリーダーの動画を見る

そして2023年8月。大々的にプレスリリース。WACHA-WACHAは本格的にスタートし、それ以降は毎月第2日曜日に2団体合同での定期開催となっています。

(参考)2023年8月2日プレスリリース「北陸のゲーミングカルチャーを盛り上げる!アイ・オー・データがゲーミングコミュニティベース「WACHA-WACHA」を設立」

WACHA-WACHAは全員が参加者であるコミュニティ

WACHA-WACHA開催の様子

(写真)WACHA-WACHA開催の様子

2023年4月のテスト開催から始まり、定期開催となっている2団体合同の現在に至るまで、毎回50名程度の参加者があり、多い時は100名近い来場があります。ぷよぷよコミュニティ(IPS)では、家族連れの参加もあり、世代の垣根を越えて世代間交流も実現しています。格闘ゲームコミュニティ(石川対戦会)では、トーナメント戦などで毎回大いに盛り上がっています。

世代間交流も実現

(写真)世代間交流も実現

2団体のトピックをそれぞれご紹介します。

【ぷよぷよコミュニティ(IPS)】

2024年2月24日にコミュニティ主体の大型イベント「百万石ぷよまつり」が開催されました。大会にはプロ選手(タイタン選手)も参加していただきました。

「百万石ぷよまつり」の様子とポスター

(写真)「百万石ぷよまつり」の様子とポスター

【格闘ゲームコミュニティ(石川対戦会)】

長年継続していた石川対戦会に加え、WACHA-WACHA開設後、ストリートファイター6のコミュニティ対戦会「Fighters Crossover」の金沢拠点ともなり、3月には全国大会に石川県代表をWACHA-WACHAでの予選大会から送り込みました。

更に、コミュニティメンバーのつながりから、強豪(およびプロ)選手(ストーム久保選手、MOV選手、ラオウ選手、G.X.選手など)が積極的にWACHA-WACHAに参加してくれています。中でもMOV様とラオウ様経由でアメリカのレジェンドプレイヤーともつながり、ますます盛り上がりをみせています。

石川県のゲーミングシーンを軸としながらも、コミュニティのつながりは全国、更には世界に繋がっており、地域同士のコミュニティの拡がりのきっかけにもなる可能性も感じられる取り組みとなっています。

これらの活動は、地元テレビ局からの取材や、企業からのドリンク提供など皆さんからの応援にもつながってきています。設立から1年以上を経て、当初、目標に掲げた『単なる場所貸しやイベンターではなく、ゲーマーが【楽しめる】を【共に創る】ゲームコミュニティの運営』に手応えを感じています。

ここに集まる、全ての人が参加者であり、プレイヤーも視聴者も運営も一つになってWACHA-WACHAを創っていく。その盛り上がりが、さらなる参加者と応援する方々を増やしていく。まさに皆さんのおかげでコミュニティのあるべき姿に近づいてきているように思います。

WACHA-WACHAは全員参加型のコミュニティ

(図)WACHA-WACHAは全員参加型のコミュニティ

WACHA-WACHA発 RTAコミュニティの設立

「北陸い~じ~RTA」の公式ロゴおよびキャラクター(カニちゃん)(左)と擬人化キャラクター(北陸ニカちゃん)(右)

「北陸い~じ~RTA」の公式ロゴおよびキャラクター(カニちゃん)(左)と
擬人化キャラクター(北陸ニカちゃん)(右)

WACHA-WACHAは参加している皆さんの主体的コミュニティです。その主体的な取り組みをI-O DATA(WACHA-WACHA)がサポートする形で、RTAコミュニティ「北陸い~じ~RTA」が発足しました。この「い~じ~」とは、石川県金沢市の方言で「良いねー」「いいなぁ」などの意味です。また、ロゴもキャラクターもコミュニティ運営メンバーが自ら制作したものです。

RTAはReal Time Attack(リアルタイムアタック)の略で、ゲームをスタートしてからクリアするまでの時間を競い合う競技のことで、世界的に注目されているプレイスタイルです。

RTA設立に至る経緯としては、ぷよぷよコミュニティメンバーのレンコンさんがRTA in Japanへの出演経験があり、RTA界隈の方との交友がありました。また、関西でRTAなどのイベントを開催している団体「JAWS PLAYERS」の運営に所属している墨酢さんも同RTAイベントに出演しており、そのお二人に繋がりがあったことから話が進みます。

お二人とも北陸出身で、「RTAイベントを地元の北陸でもやりたい!」とそれぞれが常々思っていたそうです。レンコンさんから「WACHA-WACHA」の取り組みをご紹介したところ、2023年7月WACHA-WACHA開催の際に、墨酢さんから当社へ「北陸い~じ~RTA」の企画を提案いただきました。

即GOとなり、2023年8月には、「第0回北陸い~じ~RTA」と題し、テスト開催を実施となりました。この段階で、すでに名称もロゴも完成していたと言いますから驚きです。

2023年11月には公式Xが誕生し、2024年2月「第1回北陸い~じ~RTA」を開催する運びとなりました。 「北陸い~じ~RTA」公式Xはこちら

「第1回北陸い~じ~RTA」開催

「第1回北陸い~じ~RTA」の様子

「第1回北陸い~じ~RTA」の様子

全国各地から来場者を誘致し、第1回から世界ランカーのRTAプレイヤーも集う大型イベントになりました。リアル来場者は東京、埼玉、大阪、福岡など全国各地から総勢約90名、配信最大同時接続数は1,085名、累計視聴数は8,357回(24/3/5現在)と大盛況でした。
アーカイブはこちら

当日のRTA配信には、走者がプレイする際に使用するGigaCrystaをはじめ、当社のライブストリーミングBOX「GV-LSMIXER/I」やキャプチャーデバイス「GV-HUVC」を活用し、配信操作もコミュニティ運営者との協力で自前で行いました。

イベント当日は、令和6年能登半島地震の復興支援活動として、会場にて募金活動を実施し、全額県へ寄付しました。また、WACHA-WACHAを開催することにより、復興を加速させるための明るい話題を県内外に届けられたと思います。

さらには、全国からの来場者とは事前にDiscord上でおすすめの飲食店MAPを作成したり、事前告知配信では、近隣のゲーム施設もアピールすることで、地域の観光支援、飲食支援に少しでもつながる取り組みとなりました。

公式キャラクターの寄せ書き

(写真)公式キャラクターの寄せ書き

公式キャラクターのぬりえコーナー

(写真)公式キャラクターのぬりえコーナー

今後のWACHA-WACHAについて

盛り上がれ!「WACHA-WACHA」で北陸のゲーミングカルチャー

(写真)盛り上がれ!「WACHA-WACHA」で北陸のゲーミングカルチャー

アイ・オー・データは、これからも北陸のゲーム好きが楽しめる空間「WACHA-WACHA」をゲームユーザーと共に創り、北陸のゲーミングカルチャーをアップデートしていきます。

また、WACHA-WACHAのコミュニティの皆さんの貴重なご意見も積極的に伺い、プレイヤーファーストなものづくりに活かしていきたいと思います。

さらには、「WACHA-WACHA」の開催イベントに北陸はもとより、全国から来場いただくことで、北陸の観光、地場産業活性化へ繋がる一助となるべく、大きなムーブメントを起こしていきたいと考えています。

みなさんもぜひ、この「WACHA-WACHA」に注目いただき、あたたかい目で見守り、応援をいただきたいです。もちろん、会場にも足を運んでいただき、この熱を直に感じていただきたいです。何卒、よろしくお願いします。

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