(写真)(左)ビデオカメラとPC (中央)HDL-AA2 (右)無線LANルーター WN-AX1167GR
I-O DATA MAGAZINEでも紹介した超高速NASの「HDL-AA」。書き込みも速く使い勝手がとても良いので、NAS未体験の友人にも「HDL-AAなら買って後悔しないよ!」とオススメしてみました。今回はその友人にHDL-AAを使っての感想を率直に書いてもらいました。
これまで、データの保存といえば、パソコン内のハードディスクとUSB接続の外付けハードディスクに保存しており、NASは使ったことがありませんでした。NASの存在は知っていましたが、「USB接続の外付けハードディスクと何が違うんだろう?」といった疑問や、「設定が大変じゃないの?」などの不安があり、使ってみる勇気はありませんでした。
その私がNASを使ってみようと思った理由は2つ。1つ目は、家族で旅行や遊びに出かけた際にビデオカメラで撮影しているのですが、その動画データがかなりたまっていて、追加で専用のハードディスクが必要になり、せっかくなら、それらを家族のPCやタブレットなどでネットワーク共有したいと思ったこと。2つ目は、設定も簡単だと聞いたこと、これからの大容量データ時代にはNASだと思ったこと、が理由になります。
(写真)大量の動画データ
NASにはたくさんの商品ラインアップがあり、購入経験の無い私にとってみると、どれにしようかと迷うところです。そんなときに友人からHDL-AAの存在を教えてもらいました。
HDL-AAは、動画など大容量のデータを書き込み・読み込みも速そうなので、転送時に遅いストレスも感じないと思ったこと、購入後も、必要に応じて機能を追加できるので、長く利用しても満足度が高いだろうと感じ、購入しました。
この夏は、家族で旅行や海水浴に行ったり、お盆休みには広島に帰省して親戚とバーベキューしたり、以前から行ってみたかった鳥取県の水木しげるロードにも行き、動画や写真を多く撮影してきました。
普段は仕事で忙しく、なかなか時間がとれませんが、この夏は子どもとも一緒に過ごすことができ、とても楽しかったです。
(写真)(左)沖縄の古宇利島 (右)沖縄で海水浴
(写真)(左)帰省途中 (右)鳥取県境港市の水木しげるロード
(写真)(左)友人たちとバーベキュー (右)娘と水遊び
帰省から戻ってきて、購入してあったHDL-AAを開封。接続、設定してみました。NAS初体験の私にもかんたんに接続、設定できました。ここにその手順を書いておきますね。
(写真)「HDL-AAシリーズ」の2TBモデル「HDL-AA2」のパッケージ
(写真)内容物(HDL-AA本体・ACアダプター・LANケーブル・取扱説明書)
(写真)本体とルーターをLANケーブルで接続および電源ケーブルを接続
(写真)本体の電源を入れて、しばらくすると緑色に点灯して起動完了
次にHDL-AAの設定を行いました。どきどきしながらも説明書どおりに設定を進めました。結果、予想以上に簡単、わずか5分程度で基本設定が完了しました。私のように、NAS初体験で、取扱説明書どおりに設定してもうまくいかないと躊躇されている方もいらっしゃると思いますので、設定の流れも画面とともに紹介します。丁寧に書くと複雑に感じるかもしれませんが、本当にとても簡単でした。
①「ネットワーク」-記憶域の「landisk-xxxxxx」をダブルクリック
②「セットアップスタート」をクリック
③デスクトップ上の「LAN DISK」アイコンをダブルクリック後、「landisk-xxxxxx」を右クリックして、「設定画面を開く」をクリック
④「ログイン」をクリックして次へ進む
⑤新規に「管理者パスワード」を設定
⑥「初期設定を保持する」をクリック
⑦設定画面の「ユーザー&グループ」-「ユーザー」-「追加」をクリック
⑧「ユーザー名」、「パスワード」を入力して、「追加」をクリック
⑨「ホーム」に戻り、設定画面の「共有」-「フォルダ」-「一覧」をクリックし、「disk1」の「変更」をクリック
⑩「禁止ユーザー」にある⑧で作成した「ユーザー名」をクリック、「読み書きユーザー」の「選択」をクリックして「読み書きユーザー」に移動(このようにして、アクセスするユーザーを追加していきます。)
⑪デスクトップ上の「LAN DISK」アイコンをダブルクリック後、「landisk-xxxxxx」をダブルクリック-「disk1」をダブルクリック
⑫ ⑧で設定した認証の「ユーザー名」、「パスワード」を入力して「OK」をクリック
以上で、共有フォルダの中に入ることができました。
早速、撮りためてきた動画をHDL-AAに取り込みました。今回は比較のために、
A.ビデオカメラ(USB 2.0)→パソコン(USB 3.0/2.0対応)への取り込み
B.パソコンへ取り込んだ動画→HDL-AAへ書き込み
C.パソコンへ取り込んだ動画→(初期型)USB 3.0対応のHDDへ書き込み
としてみました。
ビデオカメラのデータをUSB接続してPCに取り込んでみました。私が持っているビデオカメラはUSB 3.0対応ではないので、コピーするのに時間がかかりました。転送速度は19.8MB/sでした。
ビデオ → PCにUSB 2.0でコピー中
次に、PC にコピーした動画データをHDL-AAへ。どれくらいの速度で書き込みできるのか期待を膨らませて、いざ実行。転送速度は、106MB/sとAのビデオカメラからの取り込みの5.3倍の速さでした。
PC → NASにLAN接続でコピー中
ちなみに購入して数年経過し、毎日のように使ってきたUSB 3.0対応のUSB接続型HDDにも書き込みしました。転送速度は93.2MB/sでした。HDL-AAは、有線でつながっているHDDと遜色ないスピードで読み書きできることに驚きました。
PC → USB接続型ハードディスクにUSB 3.0でコピー中
ここ数年撮りためていた動画データが169GBありましたので、まるごと一気にNASに書き込み転送してみたら約30分で終了、とても速く感じました。動画以外にも写真データもたくさんありますので、これらもHDL-AAに入れようと思っています。
169GBのデータをHDL-AAにコピー中
ちなみに、HDL-AA本体にもUSBポートが搭載されていて、バックアップ用のUSB HDDをつなぐこともできるそうです。
今回、NAS にした理由の1つである家族みんなで共有できるようにすることです。単に書き込みの転送速度だけであれば、最近のUSB 3.0対応HDDを購入すれば良いのですが、USB接続しなくても複数の端末で共有できるのがNASの良さです。共有できるように設定してみました。
HDL-AAには、必要な機能を追加できる「パッケージ機能」を搭載しています。クラウドサービス同期や、セキュリティの強化を高めたり、自分好みにカスタマイズできます。
そのパッケージ機能の一つに「メディアサーバー」があります。この機能を追加することで、動画を共有することができるようになります。設定はかんたんです。
①管理画面の「システム」-「パッケージ」-「追加」画面で、「メディアサーバー」を追加
②管理画面の「共有」-「メディアサーバー」画面で、「メディアサーバー機能」を「有効」にして、「公開フォルダ」一覧から先ほど動画データをコピーした「disk1」を選択して「適用」をクリック
①「ファイルマネージャー」を起動
②ネットワークに接続されている共有フォルダ一覧を表示、「LANDISK-xxxxxx」をタップ
③共有フォルダ「disk1」をタップ
④動画一覧が表示されるので、視聴したい動画をタップ
(写真)リビングで動画を視聴する妻
とてもかんたんに共有できました。なぜもっと早くNASにしなかったのだろうと思ったのが率直な気持ちです。想像以上に簡単に設定できましたし、読み込みが非常に速いのにもビックリしました。妻も「これならリビングでも寝室でも家のどこにいても、いつでも見たいときに簡単に見ることができるわね!」と笑顔でいっぱいでした。
ちなみに、スマホやタブレットなど複数端末でHDL-AAにアクセスしてそれぞれ動画を見ても、転送速度が落ちた感じがしません。とてもスムーズでした。HDL-AAとても良いです。満足度120%です!
(写真)(左)書斎でPCを使って視聴 (右)寝室でスマホを使って視聴
◎関連リンク
デュアルコアCPU搭載 ネットワーク接続ハードディスク(NAS)「HDL-AAシリーズ」(商品ページ)
デュアルコアCPU搭載 ネットワーク接続ハードディスク(NAS)「HDL-AAシリーズ」(特集ページ)
デュアルコアCPU搭載 ネットワーク接続ハードディスク(NAS)「HDL-AAシリーズ」(購入ページ)
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