LAN DISK Z側では、Windows Server 2003サーバー側で収集されたユーザーとグループの情報をコピーして展開します。これにより、データを移行した際、Windows Server 2003サーバーで使っていたユーザーとグループの情報が、LAN DISK Z側でも使えるようになります。以下がその具体的な手順です。
LAN DISK Zでスタート画面を表示し、「管理ツール」を開きます。
「Windows Server 移行ツール」を開き、中にある「Windows Server 移行ツール」をダブルクリックして開きます。
「管理者: Windows Server 移行ツール」というウィンドウが表示されます。
以下のように入力してEnterキーを押します。ここでは移行データの格納先パスとして「C:¥Work」を設定しています。
Import-SmigServerSetting -User All -Group -Path <移行データの格納先パス> -Verbose
パスワードを入力し、Enterキーを押します。
データの収集が行われますのでしばらく待ちます。緑色の表示が消えれば完了です。
「コンピュータの管理(ローカル)」から「ローカルユーザーとグループ」を開くと、Windows Server 2003サーバーで使用していたユーザー(ここではTESTUSER)およびグループ(ここではTESTGROUP)が、LAN DISK Zにコピーされていることが分かります。
ホワイトペーパー「_Windows Storage Server 2012 R2 最新ファイルサーバの移行ガイド_」もあわせてご覧ください。