パスワードロック機能搭載のセキュリティUSBメモリ

USBメモリー「ED-HB3シリーズ」

(記事公開日:2019年7月17日)

打ち合わせや出張で社外に出る機会の多い私は、必要なデータはUSBメモリーに入れて、PCと一緒に持ち歩いています。データの持ち運びや受け渡しに便利なUSBメモリーですが、一方で紛失などによる情報漏えいリスクも高くなります。

今回ご紹介するUSBメモリー「ED-HB3シリーズ」は、パスワードロック機能や書き込みデータの自動暗号化などのセキュリティ機能が搭載され、データの受け渡しや外出先での作業など、重要なデータを持ち出す際にも絶対的な安心感があります。特にパスワード解除がボタン式で、見た目がとてもユニークな商品です。

見た目がインパクトのあるUSBメモリー「ED-HB3シリーズ」

(写真)見た目がインパクトのあるUSBメモリー「ED-HB3シリーズ」

打ち合わせ先でこのUSBメモリーで作業をしていると、必ずと言ってよいほど「変わったUSBメモリーですね!」や「どうやって使うんですか?」などのご質問を受けます。

設定の方法は簡単です。購入時、共通の初期パスワードが設定されていますので、自分の使用したいパスワード(7~15桁の数字で設定可能)に変更してから使用します。

パスワードを設定する

(写真)パスワードを設定する

簡単に始められるセキュリティ対策の一つ

個人情報保護法やマイナンバー制度の開始にともない、企業や自治体、教育機関における情報漏えい対策への関心の高まりが感じられますが、一方で情報漏えいのニュースは未だ多いのが現実です。下記のデータを見ても、左グラフの媒体・経路別で「USBメモリー等可搬記録媒体」が12.6%、右グラフの原因別で見ると、「紛失・置き忘れ」が26.2%と一番高く占めています。
【参考】NPO日本ネットワークセキュリティ協会「【速報版】2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」

媒体・経路別の情報漏えい 原因別の情報漏えい

(グラフ)【速報版】2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書のデータを元に再加工

「ED-HB3シリーズ」は、パスワードを入力するまでは保存されたデータにアクセスができないため、盗難や紛失時の情報漏えい対策として最適です。

通常セキュリティ対策と考えると、相応のコストと労力がかかりますが、セキュリティ対応のUSBメモリー「ED-HB3シリーズ」の利用は、大きなコストの負担もなく簡単に始められる自衛策の一つになります。

USBメモリーの紛失・置き忘れがないように心掛けることはもちろん大切ですが、万が一、情報漏えいインシデントが発生することも考え、最低限の対策は講じておくべきではないでしょうか。

直感的で使いやすいセキュリティUSBメモリー

「ED-HB3シリーズ」は、ボタンを搭載したセキュリティUSBメモリーです。PCに挿す前に、あらかじめ設定したパスワードを、ボタンでプッシュしてロックを解除します。解除後は、通常のUSBメモリーと同様にPCのUSBポートに挿してファイルの読み書きが可能になります。

「ED-HB3シリーズ」各部の名称

(写真)「ED-HB3シリーズ」各部の名称

本体の両サイドの出っ張りによってしっかりとホールドでき、握りやすい設計となっていますので、ボタンも押しやすく簡単に操作できます。バッテリーを搭載しており、USBポート挿入時に自動的に充電されます。(※)日頃、使っていれば、充電の心配はありません。
※約2時間で満充電になります。満充電状態より2~3ヶ月使用しない場合、電池切れとなりますが、USBポートに挿入して充電すれば、すぐに使えるようになります。

ボタンを押しやすい設計

(写真)ボタンを押しやすい設計

ロック解除方法

ボタンを押しやすい設計

①【キーボタン】を押すと赤色LEDが点滅するので、「パスワード」を入力します。

②【キーボタン】を押します。正しいパスワードが入力されていれば、赤LEDの点灯後、緑LEDが点灯します。パスワードが間違っていると、赤LEDの点灯後、すべてのLEDが消灯します。

③ 緑LEDが点灯している30秒以内にPCのUSBポートに挿入します。

④ 緑と青のLEDが同時に点灯し、通常のUSBメモリーと同様にファイルの読み書きができます。

※途中で操作をやり直す場合は、約10秒間何も操作せず待ち、すべてのLEDが消灯していることを確認し、操作をやり直します。
※パスワード入力を10回連続ミスすると、初期化が必要になり、保存したデータはすべて削除されます
【参照】パスワードの変更はじめ、その他、「ED-HB3シリーズ」の詳細ガイドはこちら

使用後は、USBメモリーをPCから抜くだけで、自動的にパスワードロックがかかる仕組みなので、ロック忘れもありません。

パスワードロックに加え、データ自体はハードウェア自動暗号化(※)された状態でメモリーに保存されますので、直接データを読み取るような装置を使ってもデータ内容は参照できません。万が一の盗難や紛失時も、パスワードロックと暗号化のダブルのセキュリティにより、情報の流出を防ぐことができます。
※暗号化はアルゴリズムにAES256bitを採用しています。AESは米国政府標準の暗号化方式であり、日本国の電子政府推奨暗号リストにも掲載されています。

PC以外でも様々な機器で使える

「ED-HB3シリーズ」とは違い、専用ソフトを使ってPC画面でパスワード認証を行うタイプのセキュリティUSBメモリーもありますが、この場合、ソフトの対応OSにより動作可能な機器が限られます。

「ED-HB3シリーズ」であれば、ソフト対応OSに制限されることなく利用できるため、セキュリティ対策をしながら複合機、サイネージ機器、プロジェクターなど、PC以外での幅広い機器でUSBメモリーを使うことができます。
※すべての機器での動作を保証するものではありません。

例えば、打ち合わせやプレゼンに出かける際、資料が不足していたり、急きょ資料を差し替えたいときでも、本商品を使えば、パスワードを入力するまで保存されたデータにアクセスできないため、コンビニのプリンターでも安心して利用することができます。

コンビニのプリンターで資料を印刷する

(写真)コンビニのプリンターで資料を印刷する

USBメモリーはネット環境が無くても使える

私の場合、普段から社内におけるPC利用においては、データをPCに極力保存せずに、ファイルサーバーやクラウドに保存することが多いです。これは、PCが故障してデータを消失してしまったり、PCを外に持ち出したときに紛失したりするリスクを避けるためです。

外出先で、これらのデータにアクセスするのには、当然ですがネット接続が必要になります。ただ、ビル内やたくさんの人が集まるイベント会場など、場所によってはつながりにくい環境もあり、いざ打ち合わせというときに、必要なデータにアクセスできなかったり、ダウンロードに時間がかかったりすることが考えられます。

外出先ではネットがつながりにくいケースも考えられる

(写真)外出先ではネットがつながりにくいケースも考えられる

ですから、必要なデータをセキュリティUSBメモリーに入れて出かけることが多くなります。データが手元にある安心感に加え、セキュリティの安心感もあり、私にとって一番トラブルの少ないスタイルです。

ロングセラーのUSBメモリー

ボタン式の「ED-HBシリーズ」は、2013年5月に初登場以来、6年以上にわたって好評をいただいているロングセラー商品です。2017年4月に「ED-HB2シリーズ」、今回「ED-HB3シリーズ」と、この間、大容量タイプやUSB 3.1 Gen 1(USB 3.0)対応など進化しています。

昨年行われた「I-Oソリューションフェア2018」でご紹介しました

(写真)昨年行われた「I-Oソリューションフェア2018」でご紹介しました

法人企業向け説明会であるI-Oソリューションフェアにおいても、セキュリティ対策関連の商品は、皆さんの関心がとても高いです。一般企業の方はもちろん、官公庁、教育関係者の方にも多数ご来場いただいており、「ED-HBシリーズ」は、使い勝手がユニークで、セキュリティ対策の自衛策の一つとして分かりやすく、かつ、実用的な商品なので、興味を持っていただいています。

活用シーンも増えていくUSBメモリー

現在、政府が進める「働き方改革」の中に、柔軟な働き方ができる環境づくりがあります。テレワークはその一つで、時間と空間の制約にとらわれることなく働ける形態になります。実際に、妻のママ友は、子育てに時間を取られていますが、せっかくの能力が活かせる様に、在宅で仕事をされています。

これから増えていくテレワーク

(イメージ写真)これから増えていくテレワーク

このようなテレワークも、今後ますます増えていくと思われますが、データのやりとりが問題になります。もちろんネット社会ですから、メールやクラウドといった方法も考えられますが、セキュリティのことを考えると一抹の不安を感じます。

メールでは、容量の大きなデータのやりとりには不向きですし、クラウドサービスもセキュリティの観点で言えば、自分ではコントロールできない怖さがあり、個人利用のクラウドとなるとなおさらです。その点、セキュリティUSBメモリーであれば、データ容量と情報漏えい対策の両方を満足するデータの受け渡し方法だと思います。

いかがでしたでしょうか。現在、世の中で求められるセキュリティ対策は厳しくなっています。セキュリティ対策を怠ると計り知れない被害を生み出す可能性があります。安全なデータの持ち出しで情報漏えいを防ぐ方法として、「ED-HB3シリーズ」はすぐにやれる対策の一つだと思います。

◎関連リンク
パスワードボタン付き セキュリティUSBメモリー「ED-HB3シリーズ」(商品ページ)
パスワードボタン付き セキュリティUSBメモリー「ED-HB3シリーズ」(購入ページ)

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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