指紋認証付きUSBメモリ、指先タッチで素早く使える!

指紋認証USBメモリー「ED-FPシリーズ」

(記事公開日:2019年7月24日)

前回のI-O DATA MAGAZINEでは、ボタンをプッシュしてロック解除するセキュリティUSBメモリー「ED-HB3シリーズ」をご紹介しました。今回は、6月に新登場した指紋認証センサー搭載の「ED-FPシリーズ」をご紹介します。

普及が進んでいる指紋認証

生体認証の中でもっともポピュラーで、技術的な成熟度が高い「指紋認証」は、従来のパスワード認証に替わる手段として、様々な機器での利用が増えてきています。スマホでご利用されている方も多いのではないでしょうか。スマホ以外でも、PC、タブレット、金庫、入退室認証、電子ロック錠、スーツケースなど、個人・企業の利用ともに身近なものになっています。

生体認証には指紋認証のほか、顔認証、静脈認証、虹彩認証などもありますが、まだまだ導入されている機器も少なく導入コストも高めなので、圧倒的に指紋認証によるものが多いです。

様々な機器で利用されている指紋認証

(イメージ)様々な機器で利用されている指紋認証

指紋認証の良さは、使いたいときに指でタッチするだけでロック解除できることです。パスワードを入力する手間もなく使い始めることができるので、とてもスマートですね。情報漏えい対策が求められる企業において、指紋認証できるセキュリティUSBメモリー「ED-FPシリーズ」の利用は、安い導入コストで始められるセキュリティ対策であり、運用・管理面での負担も軽減できる商品です。

セキュリティUSBメモリーを利用したメリットについては、こちらの記事もご参考にしてください。

実際、私も普段からスマホやノートPCで指紋認証を利用しており、そのスマートさは実感しています。パスワード認証の場合、数秒程度のことかもしれませんが、入力する手間が毎回となると面倒なものです。

スマホの指紋認証

(写真)スマホの指紋認証 写真はiPhone

PCの指紋認証

(写真)PCの指紋認証 写真はMacBook Air

優れた設計の指紋認証センサー

PCの指紋認証

(写真)指紋認証センサー部が背面に配置されている

指紋認証センサー部が上面に配置されているUSBメモリーの場合、上から指で押さえるので、PCとの接続部分に負荷がかかりやすく故障のもとになります。「ED-FPシリーズ」は指紋認証センサー部が背面にあり、横から指を触れるため負荷がかかりにくい設計になっています。また、PCによってはUSB端子の上下が反対の場合もありますが、どのような向きでも認証しやすくなっています。

接続はUSB 3.1 Gen 1(USB 3.0)対応なので、大容量ファイルのデータ転送もとても速く、快適に利用できます。上面にはLEDランプが備わっており、USBメモリーの状態も一目でわかります。

USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)対応

(写真)USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)対応

上面のLEDランプ

(写真)上面のLEDランプ

指紋登録して早速使ってみる

「ED-FPシリーズ」をWindows PCに接続する

(写真)「ED-FPシリーズ」をWindows PCに接続する

①「ED-FPシリーズ」をPCに接続します。
※初期設定や指紋登録等の管理はWindows PCで行います。
※設定が完了すれば、Mac PCをはじめ、USBポートを備えた複合機など幅広い機器で使えるようになります。

設定アプリ「SUGateFP」を起動する

(写真)設定アプリ「SUGateFP」を起動する

② USBメモリー内に格納されている【Start.exe】をダブルクリックして【SUGateFP】を起動します。利用規約を確認し、[同意する]をクリックして進みます。

パスワードを設定する

(キャプチャー)パスワードを設定する

③[パスワード]を入力して、[設定]をクリックして、指紋登録に進みます。
※ここで設定するパスワードにより、万が一、指紋認証ができなくなった場合でもパスワード認証によりデータにアクセスできます。

指紋登録する

(キャプチャー)指紋登録する

指紋認証センサー部をタッチして指紋登録する

(写真)指紋認証センサー部をタッチして指紋登録する

④ 右手の人差し指を登録します。[登録名]を入力して、[OK]をクリックし、指紋認証センサーに指をタッチして、指紋をスキャンします。1回ずつタッチする指の角度を変え、全部で15回タッチし、指全体の読み取りが完了します。

[追加登録]をクリックして、右手の中指も登録します。万が一、登録した指先をケガしたり、手荒れや乾燥で、うまく認証できない可能性がありますので、指紋は2つ以上登録しておいた方が良いです。

別の指も指紋登録する

(写真)別の指も指紋登録する

⑤ ④と同様の方法で、右手中指の指紋を登録します。

最大6つまで指紋登録できる

(キャプチャー)最大6つまで指紋登録できる

最大6つまで指紋登録できます。個人利用であれば家族みんなの指紋を、企業利用であれば同じ部署や頻繁にデータのやりとりをする人の指紋を登録しておけば、セキュリティが保たれつつ、すばやくデータにアクセスできます。「パスワードは何だったかなぁ」といったことも無くなります。

指紋登録が完了すれば、通常のUSBメモリーと同様にファイルの読み書きが可能になります。USBメモリー本体で認証するので、PC以外の幅広い機器でも、USBメモリーを挿入後、センサーにタッチするだけですぐに使えます。使用後は、取り外すと自動でロックがかかります。
※すべての機器での動作を保証するものではありません。

指紋認証してすぐに使える

(写真)指紋認証してすぐに使える

指紋の追加や削除、パスワード変更などは、USBメモリー内の管理アプリ「SUGateFP」を使って、いつでも設定を行えます。

通知領域の「SUGateFP」アイコンを右クリックするとメニュー表示される

(キャプチャー)通知領域の「SUGateFP」アイコンを右クリックするとメニュー表示される

「SUGateFP」のメニュー

(キャプチャー)「SUGateFP」のメニュー

2回にわたってセキュリティUSBメモリーをご紹介しました。大容量のデータを簡単に持ち運べるUSBメモリーですが、万が一、盗難、紛失すれば情報漏洩する危険性があります。そのリスクを解決する手段として、セキュリティUSBメモリーはとても有効です。今回ご紹介した指紋認証タイプは、指先ひとつですぐに認証できるスマートさもあり、便利にご利用いただける商品だと思います。

◎関連リンク
指紋認証センサー付き セキュリティUSBメモリー「ED-FPシリーズ」(商品ページ)
指紋認証センサー付き セキュリティUSBメモリー「ED-FPシリーズ」(購入ページ)

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