(写真)可動式アンテナ搭載Wi-Fi 6対応Wi-Fiルーター「WN-DEAX1800GR」
(記事公開日:2021年1月21日)
Wi-Fi電波が飛ぶ方向はアンテナによって変わってきます。I-O DATAの多くのWi-Fiルーターは、アンテナが内蔵されており、「360(サンロクマル)コネクト技術」により、Wi-Fi電波が360度全方向に放出されるので、電波が飛ぶ方向を気にしなくても良く、設置するだけの手軽さがメリットです。
スマホやPCを家中どこでも使いたい場合は、360コネクトは最適ですが、普段使う場所がほとんど変わらないような場合や、特定場所の電波を特に強くしたい場合は、可動式外付けアンテナのWi-Fiルーターも選択肢の一つです。
(比較図)可動式外付けアンテナと360コネクト(内蔵アンテナ)のWi-Fi電波の飛び方
どちらのタイプがベストかは、皆さんの家の間取りや、ライフスタイルに合わせて、選んでいただければと思います。
今回ご紹介する「WN-DEAX1800GR」は、可動式アンテナが採用されており、設置環境に合わせて最適な方向に電波を調整できるのが最大の特徴です。しかも、iPhone 11やPS5で採用されている最新のWi-Fi 6にも対応しているので、高速で安定したWi-Fi接続が可能です。
(写真)「WN-DEAX1800GR」の本体
(写真)「WN-DEAX1800GR」のパッケージ
(写真)「WN-DEAX1800GR」の添付品
左上から、本体、設置スタンド、LANケーブル、ACアダプター、取扱説明書、設定情報シート
サイズは、約70(W)×145(D)×245(H)mm(アンテナ直立状態)で、重さは340gととてもコンパクトなサイズなので、置き場所にも困りません。
(写真)とてもコンパクトなサイズ
(写真)「WN-DEAX1800GR」のサイズ
Wi-Fiの置き場所で電波改善!ルーターを隠して収納していませんか?
「WN-DEAX1800GR」の特徴として、上部に可動式外付けアンテナが付いています。このアンテナの向きを調整することで、Wi-Fi電波の飛ぶ方向を変えられます。写真のように、アンテナに対して垂直方向に電波が最も強く飛んでいきます。アンテナの先端方向が強いと思われていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。このポイントを押さえておけば、アンテナの調整は大丈夫です。
(写真)アンテナに対して垂直方向の電波が最も強い
アンテナは、水平方向に270°、垂直方向に90°の角度で自由に変えられるので、Wi-Fiルーターの設置場所と、スマホやPCの利用場所に合わせて、角度を調整します。
(写真)水平方向に270°回転できる
(写真)垂直方向に90°回転できる
アンテナの角度と利用環境の目安としては、マンションなどのワンフロアでは、アンテナを立てて水平方向を強くします。一戸建てでは、アンテナを倒して上下方向を強くします。また、特定の部屋を強くしたい場合は、アンテナを斜めに傾けて、部屋の方向に合わせます。
(写真)アンテナの角度によるWi-Fi電波の強さの違い
(図)住環境の違いによるアンテナの角度の使い分け方
Wi-Fiに関するマガジンではお馴染みの、「Wi-Fiミレル」を使って、電波の強さを測定してみました。設置環境により測定結果は異なるので、参考としてください。
Wi-Fiの電波を見える化できるアプリ「Wi-Fiミレル」
(ご参照)I-O DATA MAGAZINE「快適なWi-Fi環境実現のお手伝い。無償アプリ「Wi-Fiミレル」で無線LANの電波を見える化。ヒートマップも簡単作成。」
(写真)「Wi-Fiミレル」を使って測定
今回は、アンテナの角度を調整できる「WN-DEAX1800GR」と、360コネクト搭載の「WN-DAX1800GR」を使って測定しました。「WN-DEAX1800GR」については、アンテナを立てた場合と倒した場合も測定しました。
(写真)360コネクト搭載のWi-Fi 6対応ルーター「WN-DAX1800GR」
(比較図)可動式外付けアンテナと360コネクト(内蔵アンテナ)のWi-Fi電波の飛び方
可動式外付けアンテナ搭載 Wi-Fi 6 対応Wi-Fiルーター WN-DEAX1800GR |
360コネクト搭載(内蔵アンテナ) Wi-Fi 6 対応Wi-Fiルーター WN-DAX1800GR |
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商品 | ||
インターネットポート | 1Gbps | |
LANポート | 1Gbps × 2ポート | 1Gbps × 4ポート |
アンテナ数 | 外付けアンテナ 2.4GHz&5GHz送受信用×2 |
内蔵アンテナ 2.4GHz&5GHz送受信用×2 |
伝送速度 | 11ax Draft(5GHz帯):最大1201Mbps 11ax Draft(2.4GHz帯):最大574Mbps 11ac:最大867Mbps 11n(2.4GHz帯):最大300Mbps(※) 11n(5GHz帯):最大300Mbps (※) 256QAM対応機器は最大400Mbpsでご利用いただけます。 |
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接続機器台数 | 推奨20台 | |
MU-MIMO | 最大2台 | |
IPv6(IPoE)対応 | ○ | |
Wi-Fi電波の飛び方 | Wi-Fi電波を好きな方向に飛ばせる 可動式アンテナ |
360°あらゆる方向にWi-Fi電波を飛ばす 360コネクト技術 |
ビームフォーミングW | ○ | |
ネットフィルタリング | - | ○(5年間無料) |
ペアレンタルコントロール (時間制限) |
- | ○ |
外形寸法 | 縦置き専用 約70(W)×145(D)×245(H)mm (アンテナ直立状態) |
縦置き:約180(W)×120(D)×186(H)mm 横置き:約180(W)×180(D)×49(H)mm 壁掛けも可能 |
質量 | 約340g | 約450g |
測定の方法は、1FリビングのテーブルにWi-Fiルーターを設置して、正面、斜め上、真横、真上、ルーターの真上の2F部分の計5か所を測定しました。それぞれの測定結果は次のようになりました。
(写真)「Wi-Fiミレル」を使った測定の様子
(測定結果)「WN-DEAX1800GR」のアンテナを立てた場合
(測定結果)「WN-DEAX1800GR」のアンテナを倒した場合
(測定結果)360コネクト搭載の「WN-DAX1800GR」の場合
測定結果からは、「WN-DEAX1800GR」の場合、アンテナの角度により、Wi-Fi電波の違いが出ることが分かりました。アンテナを立てた場合は正面が一番強く、アンテナを倒した場合は、真上が強くなっています。
天井と床を挟んで離れた2F部分では、アンテナを立てた場合はかなり弱くなりましたが、アンテナを倒した場合は強いことも分かります。360コネクト搭載の「WN-DAX1800GR」の場合は、まんべんなく強いことも分かりました。
測定結果から使い方を考えると、例えば、Wi-Fiルーターを設置した部屋で使う場合、可動式アンテナを立てた状態にして、スマホ操作やPC作業を行う高さを同じくらいの高さにWi-Fiルーターを設置すれば電波が一番強くなります。
初心者におすすめ!Wi-Fiルーターで重要な3つの機能
「バンドステアリング機能」とは、電波の混雑状況を確認し、混雑状況が少ない帯域にWi-Fiルーターが自動で誘導してくれる機能です。家の中で移動した際に、手動で2.4GHzのSSIDと5GHzのSSIDを選ぶ必要がないためとても便利な機能です。I-O DATAのWi-Fiルーターでは、メッシュ対応製品には実装していますが、メッシュ非対応製品では初めて搭載されました。
※初期設定では無効となっています。設定画面で有効にしてください。
(イメージ)バンドステアリング機能
いかがでしたか、狙った場所にWi-Fi電波を飛ばせる「WN-DEAX1800GR」を使えば、電波をより有効に使えるので、Wi-Fi環境を改善することができます。お住まいの環境により困っている方は、ご検討いただければと思います。
◎関連リンク
可動式アンテナ搭載 Wi-Fi 6 対応Wi-Fiルーター
「WN-DEAX1800GR」
(商品ページ)(購入ページ)
【動画】可動式アンテナでWi-Fi電波の向きを調整 WN-DEAX1800GR
【動画】インターネットがつながらない スマホで設定してみよう!WN-DEAX1800GR
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