(写真)Wi-Fi 6ルーター「WN-DAX5400QR」をスマホやパソコンで利用する
(記事公開日:2022年7月4日)
無線LANを高速化できるWi-Fi 6ルーターが普及し、対応するスマホやパソコンも増えてきました。インターネット回線も10Gbpsサービスが提供されるようになり、有線LANも1Gbpsを超える2.5Gbps対応の商品が登場してきました。
Wi-Fiルーターは頻繁に買い替えるものではないので、しばらく使うことを考えれば、Wi-Fi 6対応のスマホやパソコンなどを最大限に生かし、高速なネット接続ができるWi-Fi 6ルーターを選べば間違いありません。
Wi-Fi 6ルーター「WN-DAX5400QR」の本体とパッケージ
今回は、「生活になじむ、暮らしによりそう」をコンセプトにしたWi-Fiルーター「WN-DAX5400QR」をご紹介したいと思います。シンプル&モダンのスクエアな形で、部屋になじむインサイドグレーのカラーは、どんな部屋にも溶け込みます。
お気に入りのインテリアを邪魔しないデザインにより、よく見える場所に設置できるので、Wi-Fi電波が家中を飛びやすくなり、快適なWi-Fi生活を実現します。「WN-DAX5400QR」は、メカチックなパソコン周辺機器から身近なデジタル家電へと進化していると言えるでしょう。
アイ・オーのルーターは、LANケーブルを挿すだけでネットにつながる「自動回線判別機能」が付いていたり、今まで使っていたWi-Fiルーターの設定をそのまま引き継ぐことができる「Wi-Fi設定コピー機能」が付いています。 ルーター選びに悩んでいる方は初期設定のカンタンさで選ぶことをおすすめします。
(写真)パッケージに記載されている数字
「WN-DAX5400QR」のWi-Fi 6による最大通信速度(規格値)は、5GHz帯で4,804Mbps、2.4GHz帯で574Mbpsになり、アイ・オーのWi-Fi 6ルーターではプレミアムモデルになります。(2022年6月時点)
本商品では、データの通り道となるチャンネル幅が、5GHz帯において、従来の80MHzから2倍の160MHz(ワイドバンド)に拡大されています。このワイドバンド化によってWi-Fi速度が格段に速くなりました。
※スマホやパソコン側で利用できる幅が80MHzまでという機種もあります。
チャンネル幅 | 2ストリーム (2 x 2 アンテナ2本) |
4ストリーム (4 x 4 アンテナ4本) |
---|---|---|
80MHz | 1,201Mbps | 2,402Mbps |
160MHz | 2,402Mbps | 4,804Mbps (WN-DAX5400QRの場合) |
上表は、Wi-Fi 6・5GHz帯のストリーム数・チャンネル幅と速度の関係を表したもので、パッケージにも記載されて数字です。Wi-Fiルーターの商品には、これらの数字が記載されているものが多く、ストリーム数はアンテナの本数のことで、「4 x 4」であれば、4ストリームによる送受信を行います。また、チャンネル幅は広いほど、たくさんのデータを一度に送れます。
道路に例えるなら、ストリーム数は車線数を表し、「4 x 4」なら片側4車線となり、たくさんの車が荷物を載せて走ることができます。チャンネル幅は荷物を運ぶトラックの大きさを表し、「160MHz」は「80MHz」の2倍の荷物を載せられるということになります。
(写真)パソコンで実測
私の使用しているWi-Fi 6対応ノートパソコンは2ストリーム、160MHz幅が利用できるので、実際にWi-Fi速度を確認したところ、Wi-Fiルーターの至近距離では2.4Gbpsのリンク速度が出ました。
(キャプチャー)Wi-Fiルーターの至近距離のWi-Fi速度
Wi-Fiルーターから離れるとどれぐらいの速度になるかも確かめるために、ノートパソコンを持って2階へ移動し確認したところ、速度は下がるものの、それでも1.1Gbpsのリンク速度が出ました。
(キャプチャー)Wi-Fiルーターから離れた2階のWi-Fi速度
スマホでWi-Fi電波の強さを測定するには、アイ・オーの無料アプリ「Wi-Fiミレル」を使います。Wi-Fiミレルは、他社メーカーのルーターでも使え、Wi-Fi速度・インターネット速度、電波強度、ヒートマップが測定でき、ルーター情報の確認ができます。
(キャプチャー)アプリ「Wi-Fiミレル」を使った測定
Wi-Fiミレルを使えば、ルーターの買い替え時のビフォー・アフターや設置場所の選定など、Wi-Fi環境の見直しに大活躍します。無料なので一度お試しください。
対応OS:iOS 14以上、Android 6.0以上
iPhone・iPad・iPod touchは「App Store」より、
Androidスマホ・タブレットは「Google Play」より無償ダウンロードできます。
【参考記事】Wi-Fiの電波強度や速度を測定できるアプリ「Wi-Fiミレル」の使い方
(写真)Wi-Fiミレルを使ってスマホで実測
スマホはiPhone 11を使用して測定しました。iPhone 11のWi-Fi仕様は、2ストリーム、80MHz幅になります。実際にWi-Fi速度を確認したところ、ギガビットに迫る759Mbpsの速度が出ました。
(キャプチャー)iPhone 11のWi-Fi速度
家の中の見えるところに置ける本商品は、アンテナ性能を遺憾なく発揮できます。「360(さんろくまる)コネクト」によって、360度方向に電波が放射され、あらゆる方向に遠くまで電波が届きます。また、日本航空電子工業株式会社製のアンテナ「WaveConnect」を搭載し、小型でありながら、業界トップクラスの高い放射効率を実現しています。
さらに、複数の端末に同時に電波を出すことができる「MU-MIMO」技術や、受信端末の位置で電波が重なり合うように調整することで、安定した通信品質とノイズなどによる速度低下を防ぐ「ビームフォーミング」技術を備え、たくさんの機器を同時につないでも、安定したWi-Fi接続を実現してくれます。
(写真)「WN-DAX5400QR」の前面LEDランプと背面端子
インターネット回線が10Gbpsサービスの契約ができるようになった背景を受け、インターネットポートは2.5Gbpsまでの速度に対応しています。1Gbpsから10Gbpsへプラン変更した際には、最大4,804MbpsのWi-Fi接続を生かした高速なインターネット接続が可能です。
10Gbpsの場合、10Gbps用のLANケーブルが必要ですが、マルチギガビット※の2.5Gbpsでは、既設の1Gbps(カテゴリー5e/6)LANケーブルをそのまま使えるので、導入がしやすくなります。
※マルチギガビットイーサネット技術は、既設の1Gbps(カテゴリー5e/6)LANケーブルをそのまま使って、1Gbpsから2.5G/5Gbpsへ速度を上げられる優れた技術です。この規格は「NBASE-T」とも呼ばれ、1Gbps(1000BASE-T)と10Gbps(10GBASE-T)の中間にあたる規格と言えます。
ご夫婦やご家族で大容量のデータ保存やデータ共有するのに、NAS利用も増えてきました。スマホ、タブレットで写真や動画を保存や閲覧をはじめ、パソコンで資料の保存や参照など、1台で便利に使えるところが人気です。
NASにWi-Fi経由でアクセスする際も、Wi-Fiルーターのスペックが高い「WN-DAX5400QR」であれば、快適な読み書きができ、作業のストレスがなくなります。
実際に「WN-DAX5400QR」経由でNAS(HDL-AAXシリーズ)にアクセスして、ベンチマークテストをしてみました。
(写真)NASにノートパソコンでアクセス
(キャプチャー)ベンチマークテスト結果
今回の測定環境
●使用PC
PC型番 マウスコンピューター LBI856S10H
CPU Intel(R)Core(TM) i7-8565U
メモリー 8GB
OS Windows 10 HOME 64bit
●Wi-Fi接続
2ストリーム、160MHz
●測定方法
ベンチマークソフト「CrystalDiskMark Ver8.0.4」を用いて以下の設定にて行った測定値。
・テストデータ:デフォルト(ランダム)
・テストサイズ:1GiB(約1.074GB)
・テスト項目:SEQ1M Q8T1
※測定値はあくまで特定のテスト環境で得られた結果であり、必ずしも全ての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。
ベンチマークテストでは、読み込み約75MB/s(約600Mbps)、書き込み約80MB/s(約640Mbps)の結果となりました。
Wi-Fi接続でのNASへのアクセスは、遅くてイライラすることもなかったので、データ保存や読み出しなど、作業効率も高められるものだと思います。
(写真)リビングに設置した「WN-DAX5400QR」
今後Wi-Fiルーターの買い替えをご検討される場合、Wi-Fiルーターを隠すように設置されていた方や、利用人数や接続する端末台数が増えてきた方は、初期設定も不要でかんたんに設置できるWi-Fi 6ルーター「WN-DAX5400QR」がおすすめです。
◎関連リンク
Wi-Fi 6 2.5Gbps対応ルーター
「WN-DAX5400QR」
(商品ページ)(Amazon購入ページ)(当社直販サイト)
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