(写真)Mini LED採用27型モニター「LCD-LDQ271JAB」
(記事公開日:2024年11月5日)
映像編集やグラフィックデザインのクリエイターの方にとって、毎日の仕事で重要となってくるのがモニターです。どんなモニターを使うかで、制作のクォリティや作業効率に格段の違いが出てきます。
今回ご紹介する「LCD-LDQ271JAB」は、従来のLEDバックライトを改良した次世代のモニター技術「Mini LED」採用で、アイオー初のモデルになります。
(写真)アイオー初のMini LED採用モニター
Mini LEDは、従来のLEDよりも小型のLEDを高密度に配置しています。これにより、パネルの明るさをエリアごとにより細かく制御でき、明部をより明るく、暗部をより暗くメリハリある表現が可能となりました。
実際に、初めてモニターに映像を表示したときは、一般のモニターに比べ、色の見え方がとても綺麗で感動しました。
バックライトの明るさを局所的に調整する「ローカルディミング」に対応し、HDRの映像を映し出します。入力された映像の部分的な明るさに応じて、黒い部分は明るさを抑えてより黒く表現し、明るい部分は局所的に明るくすることができます。
また、576ZONEでのローカルディミングにも対応し、ローカルディミング有効時/HDR有効時のコントラスト比は、通常の1,000:1から驚きの最大2,000,000:1となります。高密度配置によって明部暗部の境を「きめ細やか」に表現することができます。
© 2023 505 Games. Developed by „One More Level” S.A. Published by 505 Games. Ghostrunner is a trademark of 505 Games SpA. 505 Games and the 505 Games logo are trademarks of 505 Games SpA. All other marks and trademarks are the property of their respective owners. All rights reserved.
(イメージ)576ZONEでのローカルディミングに対応
さらに、DisplayHDR 1000を取得しているので、通常のHDR対応ディスプレイと比べ、HDR対応のゲームや映像をよりダイナミックで高画質に表示することができます。HDR対応ゲームの白飛びや黒つぶれのない広い空間の色表現を楽しめます。
(イメージ)DCI-P3カバー率99%
クリエイター向けモニターにとって大切な要素として、色の再現性が挙げられます。Quantum dot(量子ドット)技術を採用した広色域パネルの「LCD-LDQ271JAB」は、一般的なモニターよりも、各種色域規格「DCI-P3」のカバー率99%、「Adobe RGB」カバー率98%、「sRGB」カバー率99%(※標準値、当社調べ)と色再現性が高く、写真加工や動画編集などにおいても色をリアルに再現してくれます。
Quantum dot技術とは、量子的光学特性を持つナノスケールの材料を採用した技術で、一般的なLEDでは緑や赤などの発光が弱いのに対し、量子ドットによって発光波長を調整し、青色LEDを緑や赤に色変換を行うことで今まで表現できなかった色も表現することができるようになりました。
Quantum dot技術では、従来の青だけでなく、赤、緑の発光ピークが鋭く、色純度が高いため、表示色域も広くなり、より色の再現性が高まるわけです。
(イメージ)Quantum dot(量子ドット)採用
(写真)画面モードの切り替え
「LCD-LDQ271JAB」の画面モードには、Standard/Game/DCI-P3/RPG/sRGBの5つがあり、それぞれのコンテンツに適した設定がプリセットされています。モードを選ぶだけで、コンテンツに応じて見やすく美しい画質を瞬時に切り替えて表示することができます。また、お好みに応じて、各モードに設定されている画質の調整も可能です。
(写真)DCI-P3モード
(写真)「ワンタッチリリース」採用のスタンドはカチッとワンタッチで組み立てられる
モニター本体に取り付ける添付スタンド・ネックは、ネジ不要の「ワンタッチリリース」を採用しています。開梱からスタンドを取り付けて設置するまでの時間も短くなり、ちょっとしたことかも知れませんが、手間いらずであることは嬉しいことです。
(写真)ワンタッチで着脱できるネック
取り外す際も、ロックボタンを解除するだけです。
(写真)取り外しもロックボタンを解除するだけ
(写真)高さや角度を調整できるフリースタイルスタンド採用
「LCD-LDQ271JAB」は、作業のしやすい高さや角度に調整できるフリースタイルスタンドが採用されています。高さ、縦画面への回転(ピボット)、チルト(前後)、スイベル(左右)の調整ができます。
クリエイターの仕事は、一日中モニターと向き合う仕事なので、疲れない姿勢で見やすい位置に調整でき、細かいチェックもしやすいので、便利な機能です。
(イメージ)高さ・角度調整・回転ができる
高さは120mmの範囲で調整できるので、椅子に座った目線の高さに合わせやすくなっています。スライド式でパネル部分を簡単に上下でき、希望の高さで止めてもぐらつかず、安定しています。
(写真)高さや角度を調整できるフリースタイルスタンド採用
(写真)高さは120mmの範囲で調整できる
LCD-LDQ271JAB | ||
パネルタイプ/表示方式 | TFT27型ワイド(Mini LED/Quantum dot) AHVA |
|
最大表示解像度 | WQHD(2560×1440) | |
視野角度 | 上下:178° 左右:178° | |
最大リフレッシュレート | DisplayPort : 180Hz HDMI:144Hz |
|
応答速度 | 1ms[GTG] ※180Hz/オーバードライブ レベル3設定時 |
|
映像入力端子 | HDMI(HDCP 2.3)×2、 DisplayPort(HDCP 2.2)×1 |
|
音声入出力 | スピーカー:なし ヘッドホン端子:ステレオミニジャック φ3.5mm |
|
チルト角 | 上:20° 下:5° | |
スイベル角 | 左:45° 右:45° | |
高さ調整 | 120mm | |
ピボット(回転) | 右:90° | |
外形寸法 (W×D×H) |
スタンドあり | 約614×194×409~529(mm) ※突起部含まず |
スタンドなし | 約614×66×364(mm) ※突起部含まず |
|
質量(kg) | スタンドあり | 約6.1kg |
スタンドなし | 約4.2kg | |
消費電力 | 最大時 | 75W |
通常使用時 (オンモード) |
31.2W | |
年間消費電力量 | 97.3kWh | |
待機時 | 0.3W |
台座には目盛りが刻まれています。普段、作業をする中で、モノの長さを測りたくてデスクには定規を常備しているのですが、スタンドに20cmまでの目盛りが刻まれているので、個人的にはとても重宝します。
(写真)目盛りが刻まれた台座
(写真)ゲームにもおすすめ
クリエイター向けのモニターは解像度のチェックも重要です。WQHD(2560ピクセル×1440ピクセル)はフルHD(1920×1080ピクセル)の約1.7倍のピクセル数を持ち、ピクセル密度が高いため、画像や文字がよりシャープとなり、クリアなディテールを表示できます。写真加工や動画編集などで高解像度が必要とされるような場合はWQHDの解像度が最適です。
また、ゲーミングにもおすすめで、ゲームの世界を高解像度で没入感たっぷりに楽しめます。解像度は、フルHD<WQHD<4K(3840ピクセル×2160ピクセル)ですが、価格はその逆で、フルHD>WQHD>4Kなので、WQHDはフルHDと4Kの中間に位置し、解像度とパフォーマンスのバランスが取れたモニターと言えます。
さらに、「LCD-LDQ271JAB」は180Hzの高リフレッシュレート対応です。特に動きが速いFPSやスポーツゲームシーンでは、低リフレッシュレートだとカクつきや残像感がありますが、高リフレッシュレートではそうした問題が軽減されます。
(写真)Mini LED採用 180Hz&WQHD対応広色域27型モニター「LCD-LDQ271JAB」
アイオー初のMini LED採用モニター「LCD-LDQ271JAB」はいかがでしたか。一般的なモニターに比べ、広色域であり、明部と暗部をメリハリのある表現ができるので、クリエイターの方におすすめします。
◎関連リンク
Mini LED採用 180Hz&WQHD対応広色域27型ワイド液晶ディスプレイ
「LCD-LDQ271JAB」
(商品ページ)(購入ページ)
本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。