「今あるテレビがタッチパネルに早変わり!」かんたん取り付けで利用できる外付け型タッチモジュール「てれたっち」。今回は法人営業を担当している営業部 関東営業課 チーフリーダーの賀澤真俊にインタビューを試みました。
(写真)営業部 関東営業課 チーフリーダー 賀澤真俊
「てれたっち」はテレビやディスプレイをタッチパネルに早変わりさせる外付け型タッチモジュールです。46型から80型までの大画面テレビや液晶ディスプレイに対応、専用ペンを使ってタッチ操作ができます。
昨年(2016年)5月に開催された教育分野・日本最大の専門展「教育ITソリューションEXPO(EDIX)」で初お披露目、模擬授業で「てれたっち」をアピールし、その後8月に正式リリース、9月上旬に発売されました。
(写真)大画面ディスプレイの上に「てれたっち」(写真上)を載せタッチディスプレイ化
画面に直接書き込みできる。波線(赤)は「てれたっち」専用タッチペンで記入したもの
(写真)2016年5月に開催された教育分野・日本最大の専門展「教育ITソリューションEXPO(EDIX)」
EDIXでは「かんたんに取り付けができ、10万円弱で電子黒板化できる」と好評を得ました。「電子黒板の約1/5というローコスト」で既存の大画面テレビやディスプレイをインタラクティブボードにできることはインパクトがあったと思います。また専用タッチペンでの操作性の良さにも関心が集まりました。
(写真)専用タッチペンで操作
教育現場では、平成21年度にとりまとめられた「スクール・ニューディール」構想の一環で学校のICT化が推進され、それをきっかけに50インチクラスの大画面テレビや電子黒板が導入され始めました。電子黒板は、書き込みやタッチパネル操作が簡単にでき、映像を活用することなど、わかりやすい授業を実現できます。電子黒板はとても良いものですが、高価なものです。
その点、アイ・オーの「てれたっち」は、今ある大画面のテレビを利用でき、かつ電子黒板の約1/5の10万円弱のコストで、また、専用工具なしでの設置が可能。セットアップもかんたんに電子黒板化できるので注目も集まったのだと感じています。
(写真)「てれたっち」で大画面テレビやディスプレイがホワイトボード化
(写真)大画面テレビやディスプレイに合わせ「てれたっち」のサイズを調整
(写真)「てれたっち」後部にあるストッパーでしっかり固定
(写真)手でネジをしめて設置終了
(図)付属のUSBケーブルでパソコンと接続
(写真)「てれたっち」後部にあるUSB端子
(写真)USBケーブルでパソコンと接続。「てれたっち」自身の電源不要
(写真)スティック型パソコン「Compute Stick」(別売)と組み合わせれば、よりスマートにスッキリ使用
セットアップもかんたんです。「てれたっち」をテレビに設置、パソコンに接続後、添付のCDからキャリブレーションソフトをインストール(もしくはダウンロード)し、その後、画面に従って、専用ペンでタッチするだけで設定完了(インストールを含め作業時間は5分程度)です。
(写真)専用ソフトをインストール
(写真)言語を選択
(写真)キャリブレーション(タッチ範囲の調整)
(写真)案内に従ってセットアップ
(写真)四隅をタッチ
(写真)25箇所をタッチ
一度、キャリブレーション(タッチ範囲の調整)をしておけば、途中でパソコンを取り替えても再設定する必要はありません。「てれたっち」を導入された学校の先生からも「本当に手軽でかんたん」「一度設定すれば(てれたっちを取り外さない限り)、再設定がいらないので使いやすい」などの声もいただいています。
(写真)「てれたっち」の左右についているセンサー。専用ペンの動きを読み取る。
実際の教育現場の先生からは私たちが気づかないことも評価いただいています。例えば「てれたっちは児童の正面を向いて操作できるのが良い」というご意見。今までもパソコンの画面をテレビに映し出して利用していたようですが、操作上どうしても視線を児童から外さないといけないことが多かったようです。
さらに「てれたっち」を使うことで、『児童の反応も即座にわかるし、授業の流れをスムーズにできることも利点。また、児童自身が「てれたっち」に興味を持って、書いたり、図形を動かしたり、楽しんで授業に参加してくれている』とお話がありました。これらのご意見は私たちにとっても、嬉しい反応です。
また付属のタッチペンが電池の必要ないことも授業を止めない意味でも非常に評価が高かったです。
(写真)「てれたっち」は正面を向いて相手の反応を確かめながら利用できる
具体的な使い方として、「てれたっち」は手書きソフトを使って電子ホワイトボードのように文字や図形などを書いたりすることもできます。また、画面を保存し、メールで共有することも可能です。
(写真)手書きソフト「白板ソフト プロ for てれたっち」を立ち上げる
(写真)すぐに電子黒板化、利用できる
また、我々がご提供している手書きソフトの利用だけでなく、先生方が日頃から利用している授業支援ソフトなどと一緒に使うことができるため非常に便利です。そもそも授業は限られた時間です。先生は児童とのやりとりに集中したいと考えています。そこに「てれたっち」が貢献できると思うのです。
板書も事前に準備しておけば、授業中その時間は不要になります。それだけに留まらず、例えばその内容を大型テレビに映し出し、マーカーする。動画や写真を専用タッチペンで呼び出し、その場で切り取り再生する。児童にタッチペンを使って回答してもらうなど、「てれたっち」を利用することで、授業がさらに楽しくなり児童の参加も促しやすくなると感じます。
(写真)「白板ソフト プロ for てれたっち」には切り取り、回転、記録、保存など様々な機能がある
(写真)利用例 画像を切り取り、専用ペン2本で回転
(写真)利用例 切り取った画像を拡大
今回は、教育関係の話が中心となりましたが、「てれたっち」は一般企業の皆様にも関心が高まっています。プレゼンテーションや議事録の使い方はもちろんですが、特に「サイネージとしても代用できるよね」というお声も頂いております。
「てれたっち」の記録ボタンを利用すれば操作の一連の流れを記録できます。また、かんたんなスライドショーも制作できます。このような操作も今までであればパソコンで行わなくてはならなかったですが、専用タッチペンで簡単に、しかも手書きの雰囲気を出して制作することが可能です。もちろん本格的な動画編集などはパソコンの方が良いですが、画像の切り貼り、画像や文字のつなぎ込みなど大画面の画面上でできるのは、新しい体験だと思います。
(写真)スライドショーの制作
(写真)「てれたっち」の今後の展開を語る
「てれたっち」にはオプションで6年の保守をつけることもできるので、教育機関や法人の皆様にも安心してご利用いただけるかと思います。
今後は、協業できるソフトの動作検証を行い、ソフトベンダーさんとの協業や、てれたっち+大型ディスプレイ+スティックPCなど一式全てがアイ・オーで販売できるようにするなど、さらにサービス向上に努めていきたいと考えています。「てれたっち」をよろしくお願いします。
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◎関連リンク
大型テレビ・液晶ディスプレイ用外付けタッチモジュール「てれたっち」(商品ページ)
大型テレビ・液晶ディスプレイ用外付けタッチモジュール「てれたっち」(購入ページ)
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