Q&A

【UD-LT2】IPフィルタリング設定の補足と活用方法のご案内

UD-LT2のIPフィルタリング設定についてマニュアル記載事項以外の補足情報と活用方法についてご案内いたします。
参考:マニュアルページ

■各項目の補足情報

  • フィルタリングタイプの「入力」と「転送」の違い
    入力:UD-LT2の設定画面へアクセスを制限するための項目です
    転送:UD-LT2を経由してWAN側またはLAN側との通信を制限するための項目です
  • フィルタリングタイプ「転送」に切り替えた際に表示されるミラールールについて
    ミラールール無効:設定した片方向のみが設定として反映されます
    ミラールール有効:設定した方向と正反対の方向の設定も併せて反映されます
    実際の操作では片方向であったとしてもネットワーク通信自体は双方向のやり取りで成立することが多いためミラールールは有効にしてください。

■活用方法例
以下のように物理的に離れている3拠点がある場合の設定例をご案内します

拠点A:この拠点のLANに接続しているPCからのみ拠点CにあるNASへアクセス可能
拠点B:この拠点のLANに接続しているPCからは拠点CあるNASへアクセス不可
拠点C:UD-LT2が設置されており、配下にNASが接続されている

<設定例>
前提条件
拠点AのグローバルIPアドレスを「グローバルA」拠点B,Cも同様にそれぞれ異なるグローバルIPアドレスを持つとします。
予めポート開放設定(DNAT設定)にて拠点A、Bなど外部から拠点CのNASへアクセスができる状態になっているとします。

<IPフィルタリングの設定方法>

セキュリティ設定→IPフィルタリング→追加と進み以下のとおり設定し保存を押します。

  • フィルタリングタイプ:転送
  • フィルタリング動作:許可
  • ミラールール:有効
  • プロトコル:all
  • 送信元アドレス:(グローバルIP_A)
  • 送信元ポート:(空欄)
  • 送信先アドレス:(NASのIPアドレス)
  • 送信先ポート:(空欄)

設定完了後IPフィルタリング画面に戻るので「ホワイトリスト」を選択して切り替えます。
この設定後、拠点AのLANに接続されているPCからのみ拠点CのNASへアクセスできるようになります。

Q&A番号 34416
このQ&Aの対象製品 UD-LT2

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