2021年7月1日 21-NR092
法人向けNAS「ランディスク」に保存している共有ファイルを富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が提供するクラウドストレージサービス「Working Folder」と連携させる、ランディスクの「Working Folder連携パッケージ」がバージョンアップしました。
10GbE対応LinuxベースOS搭載ランディスク「HDL-HAシリーズ」に対応することに加え、従来から連携対応していたランディスク「HDL-Hシリーズ」もバージョンアップすることでスケジュールコピー及びスケジュールバックアップに対応します。これにより、自宅など社外から、指定した会社のデータを閲覧・編集することが可能になり、お客さまのワークスタイルの変革と業務の効率化を支援します。
■対応シリーズ:
HDL6-HAシリーズ、HDL4-HAEXシリーズ、HDL2-HAシリーズ、HDL2-HA/TMシリーズ、HDL4-HA-Uシリーズ
HDL6-Hシリーズ、HDL4-HEXシリーズ、HDL2-Hシリーズ、HDL2-H/TMシリーズ、HDL4-HRシリーズ
※バージョンアップは出荷時設定では自動的に適用されます。自動適用は発表時より1週間後をめどに適用されます。
設定画面の[システム]>[パッケージ管理]>[一覧]よりWorking Folder連携パッケージがVer1.10以降になっていることを確認ください。
■各クラウドストレージ連携パッケージの追加手順こちら >>LAN DISKのパッケージ追加(機能追加)
ランディスクとクラウドストレージ間でのデータの「同期」のほか、「データコピー」および「バックアップ」が選べるようになりました。
同期
ランディスクとクラウドストレージにあるデータを同じ状態にします。設定した間隔で双方のデータのタイムスタンプを比較し新しいものに上書きします。同期は「ランディスクからのアップロードのみ」、「ランディスクとクラウドストレージの双方向」から選択することができます。
※通常は [ アップロードのみ ] でご使用ください。[ 双方向 ] は別途設定が必要です。
データコピー
「同期」と異なり、スケジュールを設定しランディスクにあるデータをクラウドストレージへコピー、またはその逆ができます。コピー元にあるデータのタイムスタンプが前回コピー時から更新されていた場合に実行します。
バックアップ
スケジュールを設定しランディスクにあるデータをクラウドストレージへバックアップ、またはその逆ができます。データの更新にかかわらずフルバックアップを行い、履歴として過去にバックアップデータを保持します。
※クラウドストレージへバックアップする場合は使用容量にご注意ください。
それぞれのメニューに実行タイミングの指定のほか、ルート以外のサブフォルダーの指定や除外ファイルの指定など、よりお客様の運用環境に応じた設定が可能となりました。
従来の連携パッケージ | 新しい連携パッケージ | ||
---|---|---|---|
同期 | 間隔指定 | △(ダウンロードのみ) | △(ダウンロードのみ) |
時間指定 | × | × | |
サブフォルダー指定 (NAS側) |
× | × | |
サブフォルダー指定 (クラウド側) |
× | × | |
除外ファイル指定 | × | × | |
データコピー | 間隔指定 | × | × |
時間指定 | ○ | ||
サブフォルダー指定 (NAS側) |
○ | ||
サブフォルダー指定 (クラウド側) |
× | ||
除外ファイル指定 | ○ | ||
バックアップ | 間隔指定 | × | × |
時間指定 | ○ | ||
サブフォルダー指定 (NAS側) |
○ | ||
サブフォルダー指定 (クラウド側) |
× | ||
除外ファイル指定 | ○ |
ランディスクの共有フォルダー上に保存されているファイルやフォルダーの名前が、連携するクラウドストレージで使用できるかどうかを事前に確認するための無料のソフトをご用意しました。契約の状態に関わらず、指定のクラウドストレージにアップロードする際の予測所要時間も算出できます。
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ランディスク用クラウド転送チェッカーツール
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