PC画面と音声を同時に録画。ボタンひとつで簡単に音声付き動画が作成できる「GV-HDREC/B」

音声付き動画が作成できる「GV-HDREC/B」

(記事公開日:2019年7月29日)

プレゼンや会議の際、パワーポイントのスライドなどを使いながら説明することがほとんどですね。その議事録を残すのに、多くのみなさんは、ノートにメモしたり、ICレコーダーで録音していると思います。この場合、スライド資料と議事録は別々なので、振り返ったときに内容が分かりにくいといった経験はありませんか。その場に出席できなかった方へは、もっと伝わりにくくなります。

展開されるスライド映像と同時に、プレゼンの発表者や会議の発言者の音声が記録できれば、その場をまるごとすべて記録できるので、紙では伝えにくい発言者の微妙なトーンの違いも分かり、より伝達力の高い「動画議事録」となります。

「GV-HDREC/B」を使って動画議事録を作成する

(写真)「GV-HDREC/B」を使って動画議事録を作成する

今回ご紹介するHDMIキャプチャー「GV-HDREC/B」は、簡単なボタン操作で動画議事録を作成することが可能です。音声録音用の集音マイクも標準添付されていますので、購入したその日から使えます。

「GV-HDREC/B」本体と各機器の接続はとても簡単です。前面、背面の端子は分かりやすく配置されているので迷うことはありません。

「GV-HDREC/B」を使って動画を作成する全体像

(イメージ)「GV-HDREC/B」を使って動画を作成する全体像

「GV-HDREC/B」の各ボタンと端子

(写真)「GV-HDREC/B」の各ボタンと端子

ボタンひとつで録画スタート

機器の接続から録画開始まで、ほんの数分で準備できます。つないでボタンを押すだけなので、難しい専門知識は不要です。誰でも簡単に操作できるのでとても手軽です。

それでは、接続から録画までの流れを見ていきましょう。まず、最初に記録するためのSDメモリーカードをSDカードスロットに挿入します。

SDカードスロットにSDメモリーカードを挿入する

(写真)SDカードスロットにSDメモリーカードを挿入する

次に、背面の端子を接続します。プレゼンのスライドを表示するPC、映像出力を表示するモニターまたはプロジェクターとはHDMIケーブルでそれぞれ接続します。

背面の接続

(写真)背面の接続

続いて、前面のヘッドセット端子に、添付されている変換アダプターと集音マイクを接続します。

前面の接続

(写真)前面の接続

変換アダプターのマイク端子に集音マイクを接続します

(写真)変換アダプターのマイク端子に集音マイクを接続します

以上で接続が完了し、録画できる状態になりました。

接続準備完了 接続準備完了

(写真)接続準備完了

「録画ボタン」を押せば、すぐに記録が始まります。標準添付されているマイクは無指向性集音マイクなので、テーブルを囲んで着席している全員の会話を明瞭に録音することができます。ICレコーダーによる録音の場合、ICレコーダーを置く向きにより、聞き取りやすい人とそうでない人との差が出ますが、今回の無指向性集音マイクの場合、バランス良く録音され聞き取りやすい動画が作成できます。

「録画ボタン」を押して記録開始

(写真)「録画ボタン」を押して記録開始

標準添付の無指向性集音マイクで録音

(写真)標準添付の無指向性集音マイクで録音

会議の内容を動画議事録として残す

(写真)会議の内容を動画議事録として残す

以上のように、簡単に動画議事録を作成でき、会議後の振り返りや情報共有に役立っています。会議以外にも、社員教育のためのセミナー動画の作成にも利用しています。解説用のスライド画面に合わせて、講師の音声も明瞭に録音されるので、スケジュールの都合で聴講できなかった方にも分かりやすいと大変好評です。

セミナーの様子

(写真)セミナーの様子

「GV-HDREC/B」を使って、セミナー動画を作成

(写真)「GV-HDREC/B」を使って、セミナー動画を作成

外付けHDDでたっぷり録画

SDカードは最大128GBの容量まで対応しているので長時間録画は可能ですが、USB接続の外付けHDD(ハードディスク)(別売)をつなげば、さらにたっぷり保存できます。録画画質は高画質での録画から記録時間優先の録画まで5段階から選ぶことができるので、用途に合わせた画質での記録が可能です。

録画時間の目安
SD カード HDD
録画画質 64GB 128GB 1TB 2TB
フルHD(最高画質) 約3.5時間 約7時間 約55時間 約110時間
フルHD(高画質) 約4.5時間 約9時間 約75時間 約150時間
フルHD(標準画質) 約8時間 約16時間 約125時間 約250時間
HD(記録容量優先画質) 約10時間 約20時間 約160時間 約320時間
SD画質 約30時間 約60時間 約480時間 約960時間
録画保存先をSDカードから外付けHDDに変えられる

(写真)録画保存先をSDカードから外付けHDDに変えられる
左:外付けHDDをUSB接続  右:メニューで保存先を選択

記録モードを5段階の録画画質から選べる

(写真)記録モードを5段階の録画画質から選べる

録画映像は再生モードですぐにチェックできる

本体のモードボタンを押して「再生モード」に切り替えれば、すぐに録画映像を再生してチェックできます。再生は早送りや早戻しが120倍速まで、スロー再生が1/8倍速まで、コマ送りやコマ戻しにも対応しており、確認したい場面をすぐに探し出すことが容易です。

モードを「再生モード」に切り替える

(写真)モードを「再生モード」に切り替える

動画一覧から選んで再生する

(写真)動画一覧から選んで再生する

録画した動画は、PCを使わなくても本体のボタン操作だけで編集も可能です。不要なシーンをカットしたり、つなぎ合わせることが簡単にできます。

動画編集

(イメージ)動画編集

本体のボタン操作で可能な動画編集

(写真)本体のボタン操作で可能な動画編集

いろいろなビジネスシーンに活用

PC画面に合わせて音声が付いた動画は、アイデア次第でいろいろな活用方法が考えられます。例えばeラーニング用の動画教材も簡単に作成できます。普段使っているパワーポイント資料に、丁寧に解説した音声を付け加えるだけで、分かりやすくグレードアップしたeラーニング用動画教材に生まれ変わります。企業の研修・教育コストの削減につなげることができます。

eラーニング用の動画教材を作成

(写真)資料に合わせて解説を録画して、eラーニング用の動画教材を作成する

ほかにも、ソフトの操作マニュアルなどにも活用できます。マウス操作も含めたPC画面をそのままキャプチャーしてくれますから、紙のマニュアルでは分かりにくかった内容でも、ソフトの操作過程を全て音声で解説しながら伝えることができます。

今回ご紹介した「GV-HDREC/B」を活用すれば、スピーディーで分かりやすく、正確な情報伝達・情報共有ができます。動画活用のスモールスタートとしてぜひオススメしたい商品です。

◎関連リンク
HDMI/アナログキャプチャー ビジネスモデル「GV-HDREC/B」(商品ページ)
HDMI/アナログキャプチャー ビジネスモデル「GV-HDREC/B」(購入ページ)

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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