(写真)フリースタイルスタンド採用ディスプレイ 左から21.5型、23.8型、27型
(記事公開日:2020年8月31日)
みなさんのテレワーク環境はどのような感じでしょうか。Wi-Fiのネットワーク環境やデータ保存のストレージ環境はストレスなく作業するためにもちろん大切なことですが、それに加え、ディスプレイも重要な要素になります。
毎日のPC作業において、万年、目の疲れや肩こりの悩みを抱えられている方も多いと思います。これらは「VDT症候群」と呼ばれ、ディスプレイやキーボードなどで構成される機器を長い時間使うことによる心身トラブル症状で、PCを使って仕事をする方にとっての職業病とも言えます。
仕方がないと半ばあきらめている方も、ディスプレイを適切に設置・設定することにより改善できます。今回ご紹介する「フリースタイルスタンド」採用ディスプレイは、高さや角度などを、PC作業に最適な位置に調整でき、体への負担を軽減できるので、ぜひオススメしたいと思います。
フリースタイルスタンド採用ディスプレイの商品ラインアップを一覧にしましたので、参考にしてください。画面サイズは、21.5型、23.8型、27型の3サイズありますので、利用環境に合わせてお選びいただけます。
LCD-MF224EDB-F | LCD-MF245EDB-F | LCD-MF273EDB-F | |
画面サイズ | 21.5型ワイド液晶 | 23.8型ワイド液晶 | 27型ワイド液晶 4辺極細フレーム |
カラーラインアップ | ブラック・ホワイト | ブラック・ホワイト | ブラック |
サイズ | W:502× D:220× H:347~455(mm) |
W:557× D:226× H:393~501(mm) |
W:620× D:245× H:422~552(mm) |
高さ調整 | 108mm | 130mm | |
チルト角 | 前:5° 後:22° | 前:5° 後:23° | |
スイベル角 | 左:160° 右:160° | ||
ピボット(回転) | 右:90° | ||
重量 | 4.9kg | 5.7kg | 7.5kg |
パネルタイプ | ADSパネル(視野角 上下:178° 左右:178°)/非光沢パネル | ||
ブルーライト低減 | ブルーリダクション | ブルーリダクション2 | |
フリッカーレス | 〇 | ||
VDTモード | 〇 | ||
スピーカー | 1W+1W(ステレオ) | 2W+2W(ステレオ) | |
入出力端子 | HDMI、アナログRGB、DVI-D(HDCP対応)、イヤホン、マイク | ||
添付ケーブル | アナログRGBケーブル(1.5m)、DVI-Dケーブル(1.5m)、 オーディオケーブル(1.5m)、電源コード(1.8m) ※HDMIケーブルは別売りになります。 |
||
VESA対応 | VESA規格:100mm×100mm |
自宅でPC作業をするテレワークでは、みなさんそれぞれの住環境も異なるので、設置するスペースも気になりますね。一般的なPCデスクは100cm幅のものが多いので、今回3サイズのディスプレイを置いて撮影してみました。省スペースで設置が可能なので、デスク周りも有効に活用できます。
(写真)21.5型「LCD-MF224EDB-F」
(写真)23.8型「LCD-MF245EDB-F」
(写真)27型「LCD-MF273EDB-F」
デュアルモニターのメリットは大きい?環境を構築する方法とおすすめの使い方
一般的なディスプレイは、前後の角度(チルト)は調整できても、それ以外は調整できないものがほとんどです。フリースタイルスタンドでは、チルト以外に、高さ、スイベル(左右の回転)、ピボット(ディスプレイを90°回転して縦表示)が可能で、PC作業に最適な位置や角度に調整できます。
それぞれの調整機能について見ていきましょう。27型「LCD-MF273EDB-F」で説明しますが、すべての商品ラインアップで調整可能です。
高さ調整は、画面を見る首の角度に関連し、一番重要だと思います。最近では「ストレートネック」と呼ばれることが原因で肩こりや首痛に悩んでいる人が増えています。ストレートネックは、うつむいた状態が長く続くと頭を支える首に大きな負担をかけ、本来の首のカーブが徐々に失われていき、様々な身体の悪い症状が引き起こされます。それを防ぐためにも、画面の高さや角度が調整できることがポイントです。
ディスプレイの高さ調整により、どんな机でも画面の位置を正しく調整できます。既存の机をそのまま使えますからとても経済的です。高さは130mmの範囲で画面位置を上下に調整が可能です。
※21.5型「LCD-MF224ED-Fシリーズ」、23.8型「LCD-MF245ED-Fシリーズ」は108mmの範囲。
(写真)高さ調整
チルト(前後の角度調整)は、見やすい視線に合わせるのに必要で、前5°、後23°の範囲で調整できます。
※21.5型「LCD-MF224ED-Fシリーズ」、23.8型「LCD-MF245ED-Fシリーズ」は前5°、後22°。
(写真)チルト(前後の角度)調整
スイベル機能は台座を動かすことなく、左右に回転できるもので、見せたい人の正面に向けることがかんたんです。
(写真)スイベル(左右の回転)
ピボットは、ディスプレイを回転させて縦型表示できる機能です。Web画面などは縦長のものが多いので、縦型表示にすることにより表示範囲が広くなります。画面の回転は無料の専用アプリ「クルッとな」をインストールしておけば、縦表示のための面倒な操作不要で、ディスプレイを回転することで自動で表示を切り替えてくれるので、とても便利です。
(写真)ピボット(回転させて自動で縦型表示)
フリースタイルスタンドで自由自在にディスプレイの位置や角度を調整できるわけですが、大切なことはPC作業を正しい姿勢で行えるように調整することです。
(写真)好きな姿勢で作業を続ければ肩こりなどの原因になる
正しい姿勢について、少し触れておきたいと思います。利用しているPCデスクやイスに合わせてディスプレイを調整できるのがフリースタイルスタンドの良さです。イスには深く腰掛けて足を床に設置させることで、首や肩、腰への負担を軽減できます。
(写真)座り方
ディスプレイの高さや角度は、うつむかない姿勢で視線を下向きにすることで、目の疲れや乾きをやわらげ、首への負担を軽減できます。目とディスプレイの距離は60cm以上離しましょう。
(写真)高さ角度を調整して、正しい姿勢を保つ
毎日続くPC作業なので、ぜひ体に負担をかけない正しい姿勢を習慣づけてください。
テレワークだとかえって作業に集中して、ついつい何時間も経ってしまうことも多いですね。今回のディスプレイには連続で使い過ぎないように、一定時間でお知らせを通知できる「VDTモード」が搭載されています。お知らせが表示されることで、使いすぎを防ぐ効果があります。
(写真)「VDTモード」は一定時間ごとに休憩を促すメッセージを表示する
設定メニューは、ディスプレイの右下に配置されたボタンでかんたんに操作できます。インフォメーション付きの設定メニューなので、いちいちマニュアルを見る必要がなく、分かりやすくなっています。
(写真)ディスプレイの右下に配置された設定メニューボタン
上:LCD-MF273EDB-Fの場合 下:LCD-MF224EDB-FとLCD-MF245EDB-Fの場合
VDTモードの設定もこのメニューから設定します。写真の左はVDTモード設定前、右はVDTモード設定後です。画面の色が少し変わっているのが分かるでしょうか。VDTモードにすると、目の疲れの原因とされるブルーライト低減も設定され、青色成分だけをカットしてくれます。
※「LCD-MF273EDB-F」は「ブルーリダクション2」、「LCD-MF224ED-Fシリーズ」と「LCD-MF245ED-Fシリーズ」は「ブルーリダクション」。「ブルーリダクション」機能は、青色成分だけをカットしていたため、レベルを上げると黄色が強くでていましたが、「ブルーリダクション2」では、黄色味を抑えつつ、青色成分をカットすることで、より自然にブルーライト低減機能をご利用いただけます。
(写真)メニューでVDTモードを設定
上下左右178°の視野角なADSパネルが採用されています。見る位置や角度による色やコントラストの変化が少なく、どこから見ても映像を鮮明に映し出してくれます。また、非光沢パネルなので、照明などの映り込みもなく快適に作業を行えます。画面が見にくいと、どうしても顔を近づけたり、首を傾けたりなど姿勢が崩れがちですが、見やすいパネルではそういったこともありません。
(写真)広視野角のADSパネルは横から見ても鮮明な映像を映し出す
(写真)非光沢パネルは映り込みがない
テレワークの場合、ノートPCで作業される方も多いと思いますが、省スペースで設置が可能なので、ノートPCとフリースタイルスタンド採用ディスプレイをマルチディスプレイとして利用するのもオススメです。
(写真)ノートPCと27型「LCD-MF273EDB-F」のマルチディスプレイでの作業
限られたデスクに資料やメモなどを置いたりする場合は、ディスプレイ位置の高さを変えられる利点を生かせます。ノートPCをディスプレイの前に置けば、作業スペースを確保できつつ、マルチディスプレイ環境にすることもできます。左右への目線の移動や首を回すことなく作業ができるので、疲れにくくなります。
(写真)ノートPCをディスプレイの前に置いて作業スペースを確保
すでにデスクトップPC用にディスプレイをお持ちの場合でも、マルチディスプレイ化するときに、大きさの異なるディスプレイサイズでも高さを揃えられます。
(写真)サイズの異なるディスプレイも高さを揃えられる
リモートワークはどのような働き方?メリット・デメリットと導入成功のコツ
今回ご紹介したフリースタイルスタンド採用ディスプレイは、快適なテレワーク環境にとって大切な、みなさんの目や体に優しい機能が詰まっています。ぜひご検討ください。
◎関連リンク
フリースタイルスタンド採用ワイド液晶ディスプレイ
21.5型「LCD-MF224ED-Fシリーズ」(商品ページ)(購入ページ)
23.8型「LCD-MF245ED-Fシリーズ」(商品ページ)(購入ページ)
27型「LCD-MF273EDB-F」(商品ページ)(購入ページ)
本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。