インターネットポート、有線LANポート10Gbps対応のWi-Fi 6ルーター「WN-DAX3600XR（2402＋1150Mbps）」

（写真）10G／Wi-Fi 6対応Wi-Fiルーター「WN-DAX3600XR」

（記事公開日：2020年11月26日）

「10Gbps」の光回線を提供するインターネットサービスプロバイダーが増え、対応エリアも広がっています。WEB会議をはじめ、オンラインゲーム、動画視聴などは、10Gbpsの高速・大容量回線を利用することで、さらに快適なものになっていくことでしょう。

そこで、Wi-Fiルーターが重要になってきます。インターネット回線をつなぐWi-Fiルーターのインターネット接続（WAN）ポートが10Gbpsに対応していないと、せっかくの10Gbpsサービス契約も、その性能をフルに発揮できないのです。

今回ご紹介する「WN-DAX3600XR」は、インターネット接続（WAN）ポートが10Gbpsに対応しているので、Wi-Fi接続と有線LAN接続の両方において、「10Gbps」サービスを最大限に生かすことができます。

（写真）「WN-DAX3600XR」のパッケージ

（写真）「WN-DAX3600XR」のサイズ感

Wi-Fiは、最新規格のWi-Fi 6（11ax　最大2402Mbps）対応なので、スマホやタブレットなどのW-Fi接続も高速で快適に利用できます。有線LANは、1ポートが10Gbpsに対応しており、10Gbpsポートを搭載したPCでは、高速な有線LAN接続が可能です。全体像をまとめると、下のようなイメージになります。

（全体イメージ）「WN-DAX3600XR」の接続

10Gbps光回線で利用した場合の速度

10Gbps光回線を利用した場合の通信速度は、当社開発チームでの実測値をご紹介します。これから10Gbpsへ回線変更を検討されている方は、ぜひご参考にしてください。

実測値を見ても分かるように、有線LAN接続では、ダウンロード2Gbps以上、アップロード1Gbps以上で、びっくりするような速さですね。Wi-Fi接続においても、ダウンロードは1Gbpsに迫る速さです。

※当社測定環境での実測値となります。記載数値はあくまで参考値となりますので予めご了承をお願いいたします。

10Gbps有線LANポートが生むメリット

10Gbps対応ポートを搭載したPCの利用において高速なネット接続が可能になることはもちろんですが、NAS（ネットワーク接続型ハードディスク）利用にも大きなメリットが生まれます。NASは便利にファイル共有ができるので、最近ではオフィスだけでなく家庭での利用も増えています。

「WN-DAX3600XR」の10Gbps有線LANポートは、10Gbpsだけでなく、5GBASE-T（5Gbps）や2.5GBASE-T（2.5Gbps）のマルチギガビット対応なので、幅広い機器と接続できます。10Gbpsやマルチギガビット対応のNASも導入でき、高速なファイル転送が可能になり、快適なNAS環境を実現できます。

（イメージ）10Gbpsやマルチギガビット対応のNASで高速なファイル転送が可能

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1Gbps光回線を利用した場合
「WN-DAX3600XR」と「WN-DAX1800GR」で比較してみました

私の自宅のインターネット契約は現在1Gbps光回線ですが、今後10Gbpsへの回線変更も考えていますので、現状でどれぐらいの通信速度になるか実測してみました。私と同じように回線変更を考えられている方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてください。

新登場のiPhone 12やPS5はWi-Fi 6対応であり、今後Wi-Fi 6対応商品は続々と発売されていくでしょうから、先にWi-Fi 6対応してから、インターネット回線契約を10Gbpsへ変更する順番でも、Wi-Fi環境の快適さは体感できるものになると思います。

今回Wi-Fi接続する端末はWi-Fi 6対応のiPhone 11を使い、以前マガジンでご紹介したWi-Fi 6対応ルーター「WN-DAX1800GR」とインターネットスピードテストを比較してみました。ネット利用環境、測定時間帯により速度は変わりますので、あくまでも参考値になります。

（写真）今回、iPhone 11を使ってインターネット速度を比較してみました

（写真）サイズと重量　（左）「WN-DAX3600XR」（右）「WN-DAX1800GR」

表は右にスクロールします。

	10G／Wi-Fi 6 対応Wi-Fiルーター WN-DAX3600XR	Wi-Fi 6 対応Wi-Fiルーター WN-DAX1800GR
商品
インターネットポート	10Gbps	1Gbps
LANポート	10Gbps × 1ポート 1Gbps × 4ポート	1Gbps × 4ポート
内蔵アンテナ数	2.4GHz＆5GHz送受信用×4	2.4GHz＆5GHz送受信用×2
伝送速度	11ax Draft（5GHz帯）：最大2402Mbps 11ax Draft（2.4GHz帯）：最大1150Mbps 11ac：最大1733Mbps 11n（5GHz帯）：最大600Mbps 11n（2.4GHz帯）：最大600Mbps	11ax Draft（5GHz帯）：最大1201Mbps 11ax Draft（2.4GHz帯）：最大574Mbps 11ac：最大867Mbps 11n（2.4GHz帯）：最大300Mbps（※） 11n（5GHz帯）：最大300Mbps
接続機器台数	推奨32台	推奨20台
MU-MIMO	最大4台	最大2台
IPv6（IPoE）対応	○	○
360コネクト技術	－	○
ビームフォーミングW	○	○
ネットフィルタリング	－	○（5年間無料）
ペアレンタルコントロール （時間制限）	－	○
外形寸法	縦置き専用： 約238（W）×84（D）×248（H）mm	縦置き： 約180（W）×120（D）×186（H）mm 横置き： 約180（W）×180（D）×49（H）mm 壁掛けも可能
質量	約970g	約450g

（※） 256QAM対応機器は最大400Mbpsでご利用いただけます。

それでは、最初にWi-Fiルーター「WN-DAX1800GR」とiPhone 11を11ac（5GHz帯）と11n（2.4GHz帯）でそれぞれ接続して、インターネット速度を測定してみます。

11ax（5GHz帯）接続で233.47Mbps、11ax（2.4GHz帯）接続で96.58Mbpsのインターネット速度が出ました。

続いて、Wi-Fiルーターを「WN-DAX3600XR」に換えて、さきほどと同様に、iPhone 11を11ac（5GHz帯）と11n（2.4GHz帯）でそれぞれ接続して、インターネット速度を測定してみました。

11ac（5GHz帯）接続で444.50Mbps、11n（2.4GHz帯）接続で163.20Mbpsのインターネット速度が出ました。「WN-DAX3600XR」は「WN-DAX1800GR」と比較して、5GHz帯では1.9倍、2.4GHz帯では1.7倍に速いスピードとなりました。

測定結果から分かることは、1Gbpsの光回線であっても、どちらのルーターもWi-Fi 6対応なので、インターネットの速さと通信の安定性があることが分かります。また、「WN-DAX3600XR」の方が格段に速くなることも分かりました。

現時点でもWi-Fi 6対応ルーターに買い換えるメリットは大きいと感じました。将来的に、10Gbps光回線に契約変更した場合は、さらにインターネット速度が速くなり、通信の安定性も増すことが容易に想像できます。

（写真）Web会議も会話が途切れることなく快適に利用できる

（写真）快適なゲーミング

会話が途切れることなく、映像も止まらないWEB会議であったり、PS5などでの快適なゲーミングにも、10Gbps光回線＋Wi-Fi 6の組み合わせは、これから当たり前の環境になっていくと思われます。Wi-Fi ６対応ルーターへの買い換えは賢い選択肢になるのではないでしょうか。

◎関連リンク
10G／Wi-Fi 6対応Wi-Fiルーター「WN-DAX3600XR」
（商品ページ）（購入ページ）

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