4Kモニターを2台つないでトリプル化できるドッキングステーション

ドッキングステーションで2台の4Kディスプレイに出力

(写真)ドッキングステーションで2台の4Kディスプレイに出力

(記事公開日:2023年3月1日)

ノートPCで仕事をするとき、マルチディスプレイにしたり、マウス、外付けHDD、WEBカメラなど、いろいろな機器を接続して仕事をしやすくしている方は多いと思います。

ただ、ケーブルだらけになって、見た目もゴチャゴチャしてスマートじゃないですよね。ずっとそのままノートPCを置いておくならまだしも、会議に持って行ったり、打ち合わせで外出するときには、すべての機器を取り外して移動しないといけません。

デスクに戻ったら、また接続し直すことになりますから、とても手間ですね。ドッキングステーション「US3C-DS1/PD-A」があれば、そんな手間から解放され、ノートPCの配線は1本だけで済んでしまいます。

ドッキングステーション「US3C-DS1/PD-A」

「US3C-DS1/PD-A」本体

(写真)「US3C-DS1/PD-A」本体

「US3C-DS1/PD-A」のパッケージ

(写真)「US3C-DS1/PD-A」のパッケージ

「US3C-DS1/PD-A」の同梱物

(写真)「US3C-DS1/PD-A」の同梱物
上:本体、取扱説明書
下:左から、電源ケーブル、ACアダプター、USB Type-Cケーブル、USB Aケーブル

ノートPCと接続するケーブルは、USB AケーブルとUSB Type-Cケーブルの2本が標準添付されていますので、最新のPCでも、ちょっと旧式のPCのどちらでもご利用いただけます。

4K液晶を2台つなげてトリプルディスプレイに

まずは、ドッキングステーション「US3C-DS1/PD-A」の基本性能をご紹介していきます。たくさんの機器を接続できますが、何と言っても、4Kディスプレイを2台同時に接続できるのが魅力で、作業効率を大幅にアップさせることができます。

4K(3840×2160)に対応した高解像度のディスプレイであれば作業領域が広くなります。フルHD(1920×1080)のノートPC画面が4つ分です。2台接続できるので、トリプルディスプレイとなり、全部でフルHDの9画面分です。

ノートPCと4Kディスプレイ「LCD-M4K271XDB」2台を同時接続

(写真)ノートPCと4Kディスプレイ「LCD-M4K271XDB」2台を同時接続

片方のディスプレイを縦型表示に回転できるディスプレイにすれば、WEBも見やすいマルチディスプレイにすることもできます。

縦型表示できるディスプレイ「LCD-MQ272EDB-F」を使ったマルチディスプレイ

(写真)縦型表示できるディスプレイ「LCD-MQ272EDB-F」を使ったマルチディスプレイ

さらにM1・M2チップ搭載Macでトリプルディスプレイ化

M1チップやM2チップを搭載した新世代Macは、処理速度やグラフィック性能が高速化され、バッテリーの持ちが長くなりました。ただ残念なことに、2台の外部ディスプレイに映像出力ができないようにApple側によって制限されています。

しかし、ご安心ください。Display linkに対応しているドッキングステーション「US3C-DS1/PD-A」を通すことで、トリプルモニターを実現できます。
※macOS用 US3C-DS1/PD-A サポートソフトのダウンロードはこちら

「US3C-DS1/PD-A」の搭載端子ご紹介

本体サイズは、約223(W)×80(D)×26(H)mmで、重さは約370gです。スマホ「iPhone 11」よりもひと回り大きいくらいです。

サイズ

(写真)サイズ

各端子は、前面と背面に装備されています。映像出力端子(HDMIまたはDisplayPort※)をそれぞれ2ポート、USB端子(USB AとUSB Type-C)を合計6ポート搭載しています。それ以外にも有線LANポート、イヤホン、マイク端子も使えます。
※OUT端子枠ごとのHDMIとDisplayPortは排他仕様(どちらか一方のみ利用可能)となります。

前面と背面の端子配置

(写真)前面と背面の端子配置

前面と背面の端子詳細

(図)前面と背面の端子詳細

ドッキングステーションでビフォー・アフター

ドッキングステーション「US3C-DS1/PD-A」を使って、どのぐらいスッキリできるかは、実際のビフォー・アフターを見ていただけば一目瞭然です。たったの1本だけで接続できます。この比較をご紹介していきます。

  • ビフォー

    (写真)ビフォー

  • アフター

    (写真)アフター

私の使っているノートPCは15.6型で、写真は左右の側面に搭載されている各端子です。このサイズであれば大体これぐらいの端子数だと思います。みなさんが使われているノートPCの仕様によって搭載端子は異なりますが、参考になると思いますので、ぜひ読んでください。

ノートPC

(写真)ノートPC

ノートPCの左側面

(写真)ノートPCの左側面

ノートPCの右側面

(写真)ノートPCの右側面

ノートPCのほとんどの端子に機器をつないでみました

ノートPCに接続する機器として、次のものを用意しました。これらを、ドッキングステーションを使わずに、直接ノートPCに接続してみました。

  • マルチディスプレイにするための外部ディスプレイ
  • きれいな映像や音声でWEB会議をするためのWEBカメラやヘッドセット
  • 操作効率を上げるためのキーボードやマウス
  • 容量不足を解決するための外付けHDDやSSD
  • ネット接続を安定にするための有線LAN接続など

結構よくある組み合わせではないでしょうか。

ノートPCに接続する機器

(図)ノートPCに接続する機器

4Kディスプレイ×2台

(写真)4Kディスプレイ×2台

  • WEBカメラ

    (写真)WEBカメラ

  • ヘッドセット

    (写真)ヘッドセット

  • キーボード

    (写真)キーボード

  • マウス

    (写真)マウス

  • 外付けポータブルSSD

    (写真)外付けポータブルSSD

  • LANケーブル

    (写真)LANケーブル

用意した機器を図のように接続しました。HDMI端子が1ポートしかありませんので、4Kディスプレイは1台しか接続できません。また、USB端子も足りないので、キーボードは諦めました。

デスクトップPCと違って、端子数が少ないのがノートPCのウィークポイントです。

ノートPCに直接接続した機器

(図)ノートPCに直接接続した機器

写真を見ていただいて分かるように、ゴチャつき感は否めません。ケーブルが絡まったり、引っかけたりするので、作業環境としてはあまり良くありません。こんな感じになっている方も多いのではないでしょうか。

ノートPCに直接接続した状態(全体)

(写真)ノートPCに直接接続した状態(全体)
※右奥の4Kディスプレイは接続されていません。

ノートPCに直接接続した状態(左側)

(写真)ノートPCに直接接続した状態(左側)

ノートPCに直接接続した状態(右側)

(写真)ノートPCに直接接続した状態(右側)

ドッキングステーションを使えばスッキリ改善

ドッキングステーションを使った場合の接続図になります。HDMIが2ポートあるので、4Kディスプレイを2台同時に接続します。先ほどUSB端子が足りなくて接続できなかったキーボードも接続できます。

ドッキングステーションを使って接続した機器

(図)ドッキングステーションを使って接続した機器

ドッキングステーションを使って接続した状態(全体)

(写真)ドッキングステーションを使って接続した状態(全体)

ノートPCの右側面に接続される機器は無し

(写真)ノートPCの右側面に接続される機器は無し

ノートPCの左側面にはUSB Type-Cケーブル1本だけ

(写真)ノートPCの左側面にはUSB Type-Cケーブル1本だけ

ドッキングステーションからノートPCへ接続されるUSB Type-Cケーブル

(写真)ドッキングステーションからノートPCへ接続されるUSB Type-Cケーブル

ノートPCに接続されるのはUSB Type-Cケーブル1本だけで、全ての機器がドッキングステーションを経由して接続されます。これならば、ノートPCを持ってデスクを離れるときも素早く手軽です。

USB Power Delivery対応

通常、ノートPCはACアダプターを接続して充電しますが、ドッキングステーション「US3C-DS1/PD-A」は、USB Power Deliveryに対応しており、最大60WまでPCを充電できます。

※本機能はWindows PCだけではなく、MacBookやChromebookにも対応しています。
※USB PDに対応したノートPCである必要があります。詳しくはノートPCのメーカーにご確認ください。
※USB Aケーブルで接続する場合は、USB Power Delivery機能はお使いになれません。

USB Type-Cケーブル1本で外部機器と接続できるのと同時に、ノートPC側の充電もしてくれます。ACアダプターをつないでいない状態でも、ステータスアイコンが充電中のマークになっています。また、有線LAN接続していることも分かります。

ステータスアイコン

(写真)ステータスアイコン

オフィスでの充電はドッキングステーションで、自宅ではACアダプターで充電するなど、ACアダプターを持ち歩く必要がなくなり、カバンの中もかさばりません。

ドッキングステーション「US3C-DS1/PD-A」の便利さは、使ってみて納得です。みなさんもノートPC周りをスッキリさせてみてはいかがでしょうか。

◎関連リンク
USB Power Delivery対応 ドッキングステーション
「US3C-DS1/PD-A」
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◎関連動画
商品レビューライブ!第8回「デスクの配線整理にドッキングステーション」

本記事の内容については、サポートのお問い合わせ対象外となります。予めご了承ください。

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