(写真)WEB会議録画アプリ「MtgRec」で録画中
(記事公開日:2021年4月2日)
テレワークが新しい働き方として浸透しつつある中で、WEB会議をする機会も増えてきました。私の場合、少人数のちょっとしたミーティングから、大人数の本格的な会議まで、多い日には、1日に5回以上もWEB会議をするときがあります。
以前は、会議の内容をノートにメモしていました。ポイントとなることをメモするだけなので、細かな発言については忘れることもありますし、さらに会議を重ねて、時間が経つと、記憶をさかのぼらないといけないことも多くあります。時には思い出せないこともあり、困ってしまいます。
そんな悩みを解決するには、WEB会議をまるごと録画して「動画議事録」として保存することです。会議をまるごと録画保存できれば、いつでも確認することができます。動画の保存であれば、忘れていた細かな話も、発言者の熱量など、テキストによるメモだけでは表せないことも再現できるので、議事録としても間違いないものとなります。
様々な録画方法がありますが、今回はI-O DATAの無料アプリ「MtgRec(ミーティングレック)」を使ってみます。
(イメージ)無料アプリ「MtgRec」を使って、画面をそのまま録画する
みなさんが利用されているWEB会議アプリは、Teams、Zoom、Skypeなどが多いと思います。これらのアプリにも録画機能はありますが、少々、使いづらいと思ったことはありませんか。
主要なWEB会議アプリ
同僚や知人などからも様々な困り事を耳にします。総じてWEB会議アプリの録画機能は使いづらいことが多く、改善して欲しいことも多いようです。
よく聞くお困り事
リモート会議とは?具体的な導入方法とメリット、使えるシステム
忙しい中での録画保存については、誰でも、かんたんに迷うことなく作成できることが、大切です。その点、「MtgRec」なら先にあげたお困り事を解決することができます。
「MtgRec」でお困り事を解決できる
「MtgRec」は、かんたん操作で、パソコン画面と音声をそのまま録画でき、WEB会議アプリの録画機能のように、「録りたかった映像と異なる」「どんな映像が録画されているか分からない」といった不安もなくなります。
2021年3月10日に、アプリ「MtgRec」が機能アップデートされ、専用キャプチャーを使わずに、パソコンだけで録画できる「ソフトウェアエンコード」モードが加わり、さらにかんたんに操作できるようになりました。
実際に「ソフトウェアエンコード」モードを使って、動画議事録を作成してみたのでご参考ください。
まずは、無料アプリ「MtgRec」をパソコンにインストールします。アプリのダウンロードはこちらから。
※「MtgRec」の対応OSは、Windows 10となります。特にソフトウェアエンコードは、バージョン指定もあるのでご注意ください。
詳しくは商品ページの「アプリケーション仕様」欄をご参照ください。
(キャプチャー)ZoomによるWEB会議を「MtgRec」で録画を始める
画面は、ZoomによるWEB会議の様子です。インストールしたアプリはデスクトップにアイコンが表示されますので、[MtgRec]アイコンをクリックしてアプリを起動します。画面下にあるのが「MtgRec」の操作メニューです。
(キャプチャー)「MtgRec」の操作メニュー
録画ボタンをクリックすれば、すぐに録画を開始します。シンプルなメニューなので、誰でもかんたんに操作ができます。Zoom以外のWEB会議アプリであっても、「MtgRec」の操作方法は常に一緒なので、迷うこともありません。
「ソフトウェアエンコード」モードでは、パソコンの画面すべてを録画する『ディスプレイ録画』機能と、任意のアプリケーションのみを選択して録画する『ウィンドウ録画』機能を選ぶことができます。
(イメージ)「ソフトウェアエンコード」モードによる録画の種類
(キャプチャー)録画画面を選択するウィンドウ
録画ボタンをクリックすると、録画したい画面を選択するウィンドウが開き、WEB会議アプリの画面(今回の場合はZoom)を選択し、[OK]をクリックするだけで、録画が始まります。
WEB会議が終わったら、再び録画ボタンをクリックすれば録画が停止します。たったのこれだけです。とてもシンプルで操作に悩まないですよね。
※「ソフトウェアエンコード」モードのメリットは専用キャプチャーを使わず、パソコンだけですぐに録画ができることですが、パソコンへ求める性能が高いため、スペックが低いと使用できないケースがあります。
※複数のアプリケーションを立ち上げていると動作が不安定になる場合もあります。そんなときには、後述する専用キャプチャーを使った「ハードウェアエンコード」モードでの録画をオススメします。
さらに便利なのは保存した動画の管理です。保存したファイルをリスト化するアプリ「MtgRec List」は、録画アプリ「MtgRec」とセットでインストールされ、録画日時のほか、会議名、会議内容、参加者などのメタ情報の確認や編集ができます。いつ、だれが参加した会議だったのかの整理もかんたんです。
※Outlookメールで招集していない場合は、日時のみが表示されます。
(キャプチャー)「MtgRec List」の画面
動画のリスト化が容易であり、またキーワード検索機能もあります。そのため、たまっていく動画の中から、目的の動画を探し出しやすくなります。ファイルを見つけ出す時間も短縮できて、とても便利です。
また、「動画情報」には編集機能があり、サムネイル画像を変更したり、タイトル、メタデータを修正することもできます。
一般的なWEB会議アプリの録画機能では、クラウド側からパソコンにダウンロードしないといけません。長時間の会議になれば、当然、データ容量も大きくなり、ダウンロードに時間がかかります。
それに加え、社外秘の内容であれば、各WEB会議アプリのクラウド側にデータがあることの不安もあります。その点、パソコン側に直接保存できる「MtgRec」であれば、ダウンロードの手間もなく、セキュリティも安心です。
録画先は、パソコンに接続したハードディスクやNAS(ネットワーク接続のハードディスク)でも可能です。私の場合、動画議事録専用の外付けSSDを使っています。大容量なのでたっぷり録画が可能です。
(写真)録画先は大容量の外付けSSD
ご利用のパソコンによっては、「ソフトウェアエンコード」モードで、うまく録画ができない場合もあります。そんなときには、専用キャプチャーを使った「ハードウェアエンコード」モードの録画であれば、パソコンへの負荷が軽くなり、より快適に録画できます。
専用のキャプチャー機器は、「GV-US2C/HD」と「GV-HDREC/B2」です。
GV-US2C/HD
GV-HDREC/B2
キャプチャー機器とパソコンとの接続は、下図のようになります。パソコンのHDMI出力を専用キャプチャー機器を経由してから、再度パソコン側のUSB端子へと入力します。あとは「MtgRec」アプリを使って、そのまま画面と音声が録画できます。
※音声も同時に録る場合には、WEB会議アプリ上の設定で、スピーカー(音声の出力先)にキャプチャー機器(GV-US2C/HDなど)を選択する必要があります。
(イメージ)パソコンとキャプチャー機器の接続
なお、この2機種のキャプチャーを既にご存知の方は、いずれも「単体録画モード」を備えているので、わざわざMtgRecを使わなくても録れるのでは?と思われるかもしれません。
しかし、単体で録画する場合には、自分の声が録れないという落とし穴があるのです。MtgRecを使うことで、WEB会議の会話をまるごと録画できるので、そのような問題も解決します。
(写真)パソコンとキャプチャー「GV-US2C/HD」の接続
(キャプチャー)「MtgRec」のデバイス設定画面で「GV-US2C/HD」を選択
(写真)パソコンとキャプチャー「GV-HDREC/B2」の接続
(キャプチャー)「MtgRec」のデバイス設定画面で「GV-HDREC」を選択
「MtgRec」は、WEB会議を動画議事録として残したい方にとって、力強いツールになること間違いありません。誰でもかんたんに使える無料アプリなので、ぜひお試しいただきたいと思います。
注意事項
◎関連リンク
WEB会議録画アプリ「MtgRec」
(商品ページ)(ダウンロード)
USB 2.0接続 ハードウェアエンコード HDMIキャプチャー
「GV-US2C/HD」
(商品ページ)(購入ページ)
HDMI/アナログキャプチャー ビジネスモデル
「GV-HDREC/B2」
(商品ページ)(購入ページ)
Web会議におすすめ!カメラ設定アプリ「Camutil(カムチル)」
(商品ページ)(ダウンロード)
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