(写真)モバイルスタンドを使ってノートPCの真上にモバイルモニターを配置
USB Type-Cアダプターで配線もスッキリ
(記事公開日:2023年11月27日)
前回、17.3型モバイルモニター「LCD-YC171DX」を使って、ノートPCをマルチモニター環境にしました。今回、さらにモバイルモニターを使いやすくできるモバイルモニターアクセサリー2選をご紹介します。
1つ目はモバイルスタンド「GP-DPA17L/B」。モバイルモニターの位置や角度を自由に調整、縦回転ができます、机に置くだけで固定する必要がなく好きな位置に設置できます。
2つ目はUSB Type-Cアダプター「GP-TC32FAシリーズ」。ケーブルを背面にスッキリ配線でき、ケーブルをひっかけるトラブルを低減できます。
(写真)モバイルスタンドを使ってノートPCの真上にモバイルモニターを配置
モバイルモニター「LCD-YC171DX」単体では角度調整はできても高さは変えられません。モバイルモニターを使えば高さも調整できるようになり、画面の位置の自由度が増します。
中でもおすすめの使い方は、ノートPCの真上に配置する方法で、2つのメリットがあります。1つは、目線の移動が上下になり、姿勢を変えずに2画面を同時に見られることです。左右の配置では、目線だけでなく、首を少し振らないといけません。
もう1つは、省スペースで設置ができることです。左右の幅があまりとれないデスクでも、コンパクトに設置できます。実際に13.3型のMacBook Airとモバイルモニター「LCD-YC171DX」を上下設置したときのスペース幅は測ると約42cmでした。
(写真)上下配置を横から見たところ
モバイルスタンドの台座部分は直径16cm、全体の重量は約1.2kgになります。
(写真)モバイルスタンドの台座
フリースタイルスタンドの高さが変えられるタイプの据え置きモニターでは、よく利用されるマルチモニターの配置方法ですが、これをモバイルモニターでも同様に配置できます。モバイルモニターの高さも目線に合わせられ、体に負担がかかりにくい姿勢で作業ができます。
(写真)ノートPCと据え置きモニターを上下に配置
(写真)モバイルスタンドで角度調整している様子
「GP-DPA17L/B」は、利用シーンに合わせて、かんたんに好きな角度にモバイルモニターを設置できます。水平方向:+38°~-38°、回転:+180°~-180°、垂直方向:+210°~-60°の可動範囲があり、最大17.3型/1kgまで対応しています。関節の固さを調整でき、モバイルモニターをしっかり固定できます。
(図)モバイルスタンド「GP-DPA17L/B」の可動範囲
次の写真は、左右・上下の角度調整、高さ調整、縦に回転したものです。
(写真)左右の角度調整
(写真)上下の角度調整
(写真)高さの調整
(写真)縦に回転
モバイルスタンドの自重と装着するモバイルモニターの重量でバランスを取りますので、あまり前に傾け過ぎると倒れてしまうので気をつけましょう。
(写真)モバイルモニターを90°回転して縦表示
Web閲覧は基本的には縦長ですし、文章も縦に長い方が一読しやすく、外部モニターを縦表示にすると快適に作業できることも多いのです。横画面から縦画面にするだけ雰囲気もガラッと変わりますので、たまに変えるだけでも、新鮮な気持ちで仕事ができ、新たな発見もあるかもしれません。
モバイルスタンドは手でかんたんに回転できます。モバイルモニターは縦になっても表示はそのままなので、PCの「ディスプレイ設定」で縦表示に切り替えてください。
(写真)モバイルモニターをかんたんに回転できる
Webは縦に長いページがほとんどなので、ページの長さ分だけスクロールする回数も多くなります。縦表示では、表示領域が広い分、閲覧中の途切れが少なくなり、ページ内の情報の関連性も理解しやすくなります。
(写真)縦画面でWeb閲覧
行数の多いExcel資料では、縦表示が本領発揮、スクロールすることなくかなりの行数を1画面で見ることができ、数値の比較や変化を見たり、編集したりするのに最適です。
(写真)縦画面でExcel表示
その他、チャットやSNSなどリアルタイムに文字や写真がどんどんと流れていくようなコンテンツを見る場合も、表示できる情報量が多くなりとても便利に使えます。I-O DATA MAGAZINE「Teamsチャットが見にくいを解決!投稿を一覧で見られる縦表示モニター」もご参照ください。
(写真)iPadをモバイルスタンドに設置
最大17.3型まで対応のモバイルスタンドなので、モバイルモニターのほかにも、iPad、iPad Pro、Androidタブレットも設置できます。
※対応ディスプレイサイズは、7型~17.3型(ディスプレイ取付部の幅:175mm~260mm、厚さ:15mmまで)に対応しています。
モバイルモニター同様に、iPadも回転して縦表示させることができます。iPadでは回転に応じて自動で画面表示も調整されるので、モバイルスタンドで回転するだけで、横と縦の表示切り替えがよりかんたんです。
(写真)iPadを縦表示
ノートPCとiPadの両方を仕事で使いたい方は、iPadを机に直に置いたり、スタンドになるカバーで立てるよりも、モバイルスタンドを使うことで目線の位置を高くでき、作業がしやすくなります。
(写真)ノートPCとiPad
(写真)左:U字型「GP-TCU32FA/B」右:L字型「GP-TCL32FA/B」
USB Type-Cアダプター「GP-TC32FAシリーズ」を使うと、モバイルモニターをスッキリ配線できます。さらに、ケーブルを配線する際、無理な方向に曲がることもなくケーブルも痛めにくいです。
U字型アダプターを使うと、わずらわしいケーブルを背面に配線できます。これならケーブルを引っ掛けることも少なくなります。
(写真)モバイルモニターにU字型アダプターを使用
L字型アダプターを使うと、ケーブルを下向きに配線できるので、ケーブルをスッキリと見せられます。
(写真)モバイルモニターにL字型アダプターを使用
組み合わせて使う場合、例えば、モバイルモニター側にU字型、ノートPC側にL字型を使うことにより、スッキリとした配線にすることができます。
さらに、USB Power Delivery、データ通信、映像出力ができるディスプレイオルタネートモード※に対応しているので、モバイルモニターに電源を供給しながら映像を表示することができます。
※USB Type-Cポートからの映像出力(ディスプレイオルタネートモード)には、パソコンが対応している必要があります。
(写真)USB Type-Cアダプターを使ってスッキリ配線
I-O DATA Magazine「モバイルモニターをスッキリ配線できるUSB Type-Cアダプター」で詳しくご紹介していますので、ぜひご参照ください。
(写真)モバイルスタンドでモバイルモニターの使い勝手向上
ノートPCにモバイルモニターをつないでマルチモニター環境にしている方は、ぜひ今回ご紹介したモバイルスタンドとUSB Type-Cアダプターで、さらに作業効率アップ、見た目もスッキリしましょう。
◎関連リンク
・最大17.3型対応モバイルディスプレイアーム
「GP-DPA17L/B」
(商品ページ)(購入ページ)
・モバイルディスプレイ向けUSB Type-Cアダプター
「GP-TC32FAシリーズ」
(商品ページ)(購入ページ)
◎関連動画
モバイルディスプレイアーム「GP-DPA17L/B」
モバイルディスプレイ向けType-Cアダプター「GP-TC32FAシリーズ」
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