【年末大掃除】NASを安定してお使いいただくために

更新日:2023/12/6

平素より弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

年末年始の長期にわたるお休み期間中、NASをご利用にならない場合は、製品をシャットダウンし、電源コードをコンセントから抜いておくことをおすすめします。

電源コードを抜いておくことで、落雷等による停電など、不慮の障害を予防することができます。

また、NASは常時電源を入れてあることが多く、掃除する機会も少ないもの。

大掃除の機会にNASやその周辺もキレイにしてはいかがでしょうか?

【ご注意!】
シャットダウンは以下の手順の中に登場します。すぐにシャットダウンしないようにご注意ください。

掃除前の事前準備

最新のデータをバックアップする

製品の故障は不意に訪れます。大切なデータのために、まずは最新データのバックアップを行ってください。

日ごろからデータのバックアップを実施している場合でも、正常にバックアップが行えているか改めてご確認ください。

バックアップの実施方法やバックアップ結果の確認方法は、こちら
※HDL(2)-TAシリーズ、HDL-XRシリーズ、HDL-XR2Uシリーズ、HDL-XVシリーズ、HDL-Zシリーズは各マニュアルをご参照ください。

製品の動作モードを確認する

HDL-Hシリーズ、HDL-Xシリーズ、HDL-AAシリーズ、HDL-XRシリーズのみ
動作モードを把握している場合はSTEP3へお進みください。

お使いの製品モードによっては、「暗号化ボリューム機能」が設定されている場合があります。

「暗号化ボリューム」が設定されている場合、製品の起動時に暗号化解除用のUSBメモリーは必要となります。

製品を起動した際にロックが掛かって慌てないように、事前に現在の動作モードを確認しておきます。

動作モードの確認方法はこちら

掃除の準備をする

次のものを掃除前にご準備ください。

  • やわらかい乾いた布
  • ハンディクリーナー
  • 【暗号化ボリュームの場合】暗号化解除用USBメモリー
  • 【HDL-H・HDL-HAシリーズの場合】ロックキー
    *HDL-H・HDL-HAシリーズの場合、製品のシャットダウン時に必要です。お手元にない場合は、事前にこちらよりご購入下さい。

掃除の流れ

STEP1:製品をシャットダウンする

製品をシャットダウンします。

シャットダウンする方法はいくつかありますが、ここでは本体の電源ボタンからシャットダウンを行います。電源ボタンを1秒ほど押してください。

※「ピッ」とならない製品もあります。

シャットダウンの手順はこちら

<ご注意>

  • 長く押しすぎると強制シャットダウン(強制電源断)となってしまうモデルもあります。
  • 正面のランプ点滅中は、絶対にコンセントを抜かないでください。
  • 2台のNASでクローン機能を使用している場合、必ずスレーブ機からシャットダウンを行ってください。

STEP2:NASの清掃

シャットダウンに成功(※)していることが確認できたら、NASの清掃に入ります。

(※確認方法はこちら)

1.電源プラグの清掃

長期間電源プラグを差し込んだままのコンセントでは、つもったホコリが湿気などの影響を受けて、発火の原因になることがあります(トラッキング現象)。トラッキング現象防止のため、定期的に電源プラグを抜いて乾いた布で電源プラグを拭き、掃除してください。

2.筐体の清掃

NASは24時間連続稼働していることが多いため、吸気口やフィルターにホコリが付着しやすくなっています。
吸気口やフィルターに目詰まりが発生すると、筐体内のエアフロー(通風)が悪くなり、NASの内部温度が上昇、その結果、内蔵HDD等の故障や短寿命につながります。掃除をすることによりエアフローが確保され、その結果、冷却効率が上がり、節電にもつながります。

  1. NASがシャットダウンされていることをもう1度確認したうえで、電源コードやUSBケーブルやLANケーブルなどをすべて抜く

    <ご注意>

    • USB等のケーブルは、どのケーブルから抜いても問題ありませんが、どのポートに何がつながっていたかがわかるようにしてください。
    • 接続しているUSB機器によっては、USB機器側で個別にシャットダウンが必要な場合があります。ご使用のUSB機器側の取扱説明書にしたがい、シャットダウンしてください。
  2. 本体やフィルターに付着したホコリを掃除機で吸う
    掃除機で吸えない場合は、柔らかい布で乾拭きしてホコリを取りのぞいてください。
    未使用のUSBポートなどはホコリがたまりやすい場所なので、こちらも掃除しておきます。

    <ご注意>

    排気ファンや吸気口の外側からエアダスターを使用すると、飛ばしたホコリが筐体内部に溜まり 故障の原因になる可能性があるため、使用しないでください。

STEP3:製品の起動確認をする

連続稼働を行っているNASは、シャットダウン後、起動した際にHDDのエラーが検出される可能性が高くなっています。製品の起動確認を行っておくことで、お休み明けにエラーが発生してNASにアクセスできないといったことがないよう、事前に確認を行っておきます。

  1. 取り外していたケーブルを①USBケーブルやLANケーブル→②電源ケーブルの順に接続する

    <ご注意>

    UPSに接続していた場合は、再度UPSに接続してください。

  2. 電源ボタンを押して電源を入れる(暗号化ボリュームの場合は暗号化解除用のUSBメモリーを挿してください)

    <ご注意>

    2台のNASでクローン機能を使用している場合、必ずマスター機から起動を行ってください。

  3. 正面のランプが緑点滅から点灯に変われば起動完了

    <ご注意>

    • 点滅中は、絶対にコンセントを抜かないでください。ファームウェアの更新がある場合、通常より起動時に時間がかかります。(約10分)。
    • 赤ランプやブザーが鳴った場合は、何等かエラーが発生しています。こちらをご確認ください。
  4. 問題がないことを確認し、必要に応じて再度シャットダウンをする

    <ご注意>

    年末年始の間にリモートでNASを利用する場合、起動したままにしてください。

休み明け:製品を起動する

休み明け、製品を起動します。

電源ケーブル、LANケーブルやUSBケーブルなど接続されていることを確認し、本体の電源ボタンを押してください。(暗号化ボリュームの場合は暗号化解除用のUSBメモリーを挿してください。)

<ご注意>

  • 正面のランプが緑点滅から点灯に変われば起動完了です。点滅中は、絶対にコンセントを抜かないでください。ファームウェアの更新がある場合、通常より起動時に時間がかかります。(約10分)
  • 2台のNASでクローン機能を使用している場合、必ずマスター機から起動を行ってください。
  • お使いの製品シリーズによっては、電源ボタンがフィルターやカバーで覆われている場合があります。フィルターやカバーは製品添付のロックキーを使って解錠することで取り外しができます。
  • 赤ランプやブザーが鳴った場合は、何等かエラーが発生しています。こちらをご確認ください。
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