年代から歴史を見る<1980年代>

アイ・オーの歴史
パソコン・OS・デジタル家電の歴史
1980年 4月 シャープ株式会社製MZシリーズパソコン用周辺ボードを開発。
(漢字ROMボード「PIO-3055」)
のちにMS-DOSと呼ばれる16bitマイコン用OSが開発される。

アイコンの概念を導入したGUIとマウスを備えたワークステーションが発売される。
パソコン周辺機器分野へ参入。
(グラフィックボード「PIO-3039」)
6月 安心会計「マイコン寿司」システムを発売。
7月 北陸初のマイコンショップを金沢市に開店。
1981年 8月 「織物用簡易柄修正装置」第1号機が完成。 米IBMが「IBM Personal Computer(IBM PC)」を発表。技術情報を全て公開したことにより、このパソコンの仕様が世界標準となっていった。

NECがPC-8001の後継機「PC-8801」を発表。漢字ROMを装備すると、640×400ドット表示で25行表示できた。640×200ドット表示だと、テキストとグラフィックを重ねることも可能。

三菱電機が国産初の16bitパソコン「Multi16」を発売。
1983年 6月 ホビー向けに機能を特化させた世界初の統一規格「MSX規格」が提唱された。最終的には家電15社が参入したが、8bitマシンでは限界があった。さらにファミコンの台頭によって、徐々に姿を消していった。
8月 「パソコン用8インチフロッピーディスクユニット」を発売。日本電気株式会社製PC-9800シリーズパソコン用周辺機器分野へ参入。 MS-DOS2.0発売。このバージョンの頃から、MS-DOSの呼称が用いられるようになった。

NECが「PC-9801」を発売。当時最高速のCPU(5MHz)を搭載した同社初の16bitマシンだが、下位互換性を保つためOSにはBasicを採用。
1984年 1月 MS-DOS 3.1発売。ネットワークに対応。
2月 当社独自の「I・Oバンク方式」による日本電気株式会社製PC-9800シリーズパソコン用増設メモリボード(512KB)を発売。
1985年 8月 パソコン利用の織物デザインシステムを発売。 NEC「PC-9801」シリーズ独走の起点となる「PC-9801VM」を発売。上位互換CPU「V30」(10MHz)を開発する一方、2HD/2DDの5インチFDDを搭載した。640×400ドット/4096色中8色を表示できるグラフィック性能も画期的だった。
10月 国産OSの開発を目指す「TRON」プロジェクトが発足。

MS-DOS上で作動する日本語ワープロ「一太郎」発売。日本語FEP「ATOK」の登場も、日本語入力の重要性を再認識させた。

Macintosh用にPost Script対応プリンタが登場。DTPの普及に貢献する。
1986年 2月 PC-98XA/XL用増設メモリボードを発売。
7月 増設メモリボードの高速性を簡単な操作で利用できるようにした、独自のディスクキャッシュ&RAMディスクソフト「IOS-10」を発売。
1987年 2月 「PIO-9234Gシリーズ」増設メモリボードを発売。
7月 コンピュータファクシミリアダプタ「PCF-9600」を発売。
8月 パソコンによる音声通信時代を拓く音声入出力ボード「PIO-9601」を発売。
1988年 4月 バッテリーバックアップ付き「PIO-9834Lシリーズ」増設メモリボードを発売。 東芝がノート型パソコン「ダイナブック」を発表。A4サイズで重量2.7kgというコンパクトさが衝撃的だった(それまでのラップトップ機は、重量が5~7kgもあった)。
6月 NTTがISDNサービスを開始。
1989年 2月 富士通が初の32bit-CPUとCD-ROMを搭載した「FM-TOWNS」を発売。640×480ドット/約32000色のグラフィック性能、PCM搭載のサウンド機能など先進の性能を備えていた。
3月 「PIO-PC34シリーズ」LIM EMS増設ボードを発売。
7月 PC-98RA/RL専用内蔵メモリボード(32ビットデータバス対応)を発売。
9月 プリンタ・バッファ「PRBシリーズ」を発売。
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