8倍光学ズームのWEBカメラ 手元の資料やホワイトボードの文字までくっきり

8倍光学ズームのWEBカメラでホワイトボードの文字も拡大してくっきり表示

(写真)8倍光学ズームのWEBカメラでホワイトボードの文字も拡大してくっきり表示

(記事公開日:2021年4月2日)

WEB会議用のカメラは、これまでMAGAZINEでも取り上げてきました。少人数から大人数までの会議に利用でき、それぞれの特長や利用方法をご提案してきました。今回、新たに「TC-PC8Z」がラインアップに加わりましたのでご紹介します。

WEBカメラ「TC-PC8Z」の特長は、「8倍光学ズーム機能」+「首振り・ズームのリモコン操作」です。ズームにより広い会議室に設置されたホワイトボードの文字も、くっきり映すことができます。

ズームしても画質が落ちず、オートフォーカス機能によってピントも自動ですぐに合いますので、遠くの資料やホワイトボードもくっきり映せます。

8倍光学ズームによりホワイトボードの文字もくっきり表示

(写真)8倍光学ズームによりホワイトボードの文字もくっきり表示

ズームにより手元の資料もくっきり表示

(写真)ズームにより手元の資料もくっきり表示

ネット越しにWEB会議に参加される方には、内容を伝えやすくなり、より質の高いWEB会議を提供することができます。

カメラや物を移動させるストレスもなく
快適なWEB会議ができる「TC-PC8Z」

WEB会議の場合、離れているからこそ、会議全体の雰囲気に加え、発言者の表情や、会議の中でホワイトボードに書かれた内容もしっかり伝わるようにしたいですね。

ズーム機能がないカメラでは全体を映すだけなので、アップにしたければ、カメラを映したい物に近づけるか、またはその逆に、映したい物をカメラに近づけるしかありません。とても面倒で、毎回であればストレスにもなります。

その点、ズームが可能な「TC-PC8Z」であれば、カメラや物を移動しなくても、スムーズに大きく映せるので、とても快適な会議の進行が可能になります。

8倍光学ズーム機能付きWEBカメラ「TC-PC8Z」本体

(写真)8倍光学ズーム機能付きWEBカメラ「TC-PC8Z」本体

本体サイズは、約162(W)×172(D)×175(H)mmで、重さは約1.3kgです。専用ドライバーは不要で、添付されるUSBケーブルでパソコンと接続すれば、すぐに使うことができます。ケーブルも長めの3mなので、設置に困ることもありません。

「TC-PC8Z」の同梱物

(写真)「TC-PC8Z」の同梱物
上:左から、操作リモコン、本体、説明書
下:USBケーブル(3m)、電源アダプター

「TC-PC8Z」前面

(写真)「TC-PC8Z」前面

「TC-PC8Z」背面

(写真)「TC-PC8Z」背面

カメラの基本性能としては、画角が水平57.6°、垂直36.4°、対角67.6°、対応解像度がフルHD(1920×1080 210万画素)、最大フレームレートが30fpsになります。F値(レンズの絞り)もF1.6と低く、明るく映すことができます。

水平画角:57.6°、対応解像度:フルHD(1920×1080)、最大フレームレート:30fps

(写真)水平画角:57.6°、対応解像度:フルHD(1920×1080)、最大フレームレート:30fps

ズーム・首振りはリモコンひとつで操作

首振り・ズームは添付されるリモコンで操作が可能です。反応スピードも速いので、素早く目的のアングルにできます。首振りは、左右350°、上下90°の範囲でカメラの向きを調節することができます。ほぼ真後ろまで回転します。

首振り・ズームは添付のリモコンで操作可能

(写真)首振り・ズームは添付のリモコンで操作可能

左右の首振りの様子

(写真)左右の首振りの様子

上下の首振りの様子

(写真)上下の首振りの様子

カメラの向きは、プリセットで登録しておくことができます。最大9パターンまで登録が可能です。会議前にカメラ向きを複数パターン登録しておくことで、会議中はリモコン操作だけで素早くカメラの向きを切り替えられます。

カメラの向きをプリセットできる

(写真)カメラの向きをプリセットできる

死角はほとんどなし
中~大会議室にぴったり

広い会議室での利用でも、8倍光学ズームと首振りにより、ほとんど死角はありません。20名以上が参加するような大会議室であっても、ズーム機能があれば離れた席の人もはっきりと映せます。首振り機能で発言者の方向へ合わせることで、表情まで映すことができます。

企業における会議以外にも、学校などで開催されるPTAの集まりや町内の会合でも「TC-PC8Z」は有効です。当日、会場へ直接出掛けられない方にも、WEB会議で参加していただけば、黒板やホワイトボードに書かれる議事内容も鮮明に確認できます。

想定される会議室での見え方をご紹介します。10~20名程度の中会議室と、20名以上の大会議室において、ホワイトボードに書かれた文字などが、8倍光学ズームでどれぐらい大きく見えるかを参考にしてください。

中会議室は、会議、ミーティング、研修会、ウェビナーなど比較的よく利用される広さだと思います。

中会議室

(写真)中会議室

中会議室での見え方

(図)中会議室での見え方

大会議室は、口の字形に机を囲んで開催されるケースが多く、参加者全員が顔を見合わせることができ、かつ、適度な距離感で意見交換ができます。学校の先生方やPTAの会議、町内会の会合などはこの形が多いと思います。

大会議室

(写真)大会議室

大会議室での見え方

(図)大会議室での見え方

中会議室、大会議室のいずれの場合も、等倍では文字がかなり小さく見づらいですが、8倍ズームすれば、十分に読むことができるサイズにできるのが分かります。

「TC-PC8Z」を使ってみました

実際、どのような映像になるのか「TC-PC8Z」を使ってズームや首振りをしてみました。映像は、WEB会議アプリ「Zoom」を使ってフルHDで出力しました。会議テーブルは、横:約1m、縦:約4m、カメラとホワイトボードまでの距離は約4.5mです。

実際に「TC-PC8Z」を設置した会議室

(写真)実際に「TC-PC8Z」を設置した会議室

会議テーブル

(写真)会議テーブル

左右に振れば会議室全体をくまなく映すことができました。動きも滑らかです。

左右に首振

(写真)左右に首振り

カメラから一番離れて右奥に着席している場合は、少し右と上に振って人物の方向に合わせ、8倍光学ズームしました。表情もしっかり分かります。

カメラから一番離れた人の場合

(写真)カメラから一番離れた人の場合

カメラに一番近くの右手前に着席している場合は、かなり右に振ってから上に振って顔の方向に合わせます。8倍だと大きすぎるので、等倍にしました。下からのアングルにはなりますが、しっかり画面に収まりました。

カメラに近い人の場合

(写真)カメラに近い人の場合

 

光学ズームと首振りができるWEBカメラ「TC-PC8Z」の使い方は、いろいろ考えられます。ほぼ全方向にカメラを向けてズームできるので、部屋の中央に置いても良いかもしれませんね。中~大会議室に、ぜひおすすめです。

 

◎関連リンク
8倍光学ズーム機能付きUSBカメラ
「TC-PC8Z」
商品ページ)(購入ページ

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