空き容量を気にせず「とりあえず」地デジを録画しておきたいなら、大容量で増設もできるハードディスクが便利です。
テレビやレコーダーにケーブルをつなぐだけのカンタン接続で、容量を気にせず、見たい番組をたっぷり保存できます。
テレビがデジタル化され、より高精細な映像を楽しめるようになった今、テレビ番組のデータサイズも大きくなり、テレビの内蔵ハードディスクでは容量が足りなくなることも。たくさんの番組を録画したいと思ったら、大容量のレコーダーが必須になってきています。
とはいえ、まだまだレコーダーは気軽に購入できるほど安価でもありません。また、テレビ周りに定位置を確保してからの設置となり、配線が増えることも。
そこで、レコーダーに代わってテレビ録画におすすめなのが、ハードディスクでの録画です。もともと大容量のデータを保存するためのハードディスクは、ハイビジョン画質のテレビ番組の保存にだってピッタリな保存メディアなのです。
録画用ハードディスクには、AVラックに置きやすい横置きタイプや、狭い隙間を利用して置ける縦置きタイプ、また、小さくて電源のいらないポータブルタイプなど、いくつかのタイプがあります。用途や好みに合わせて形状を選べるのも、ハードディスク録画の魅力のひとつです。
レコーダーをお持ちなら、レコーダーにハードディスクをつないで容量を増やすことができます。1台のレコーダーに複数台のハードディスクを登録できるので、番組の録り分けや長期保存に最適です。
録画することだけに機能を絞っているので、レコーダーに比べてコスト的にもお求めやすく、シンプルに利用できます。またブルーレイやDVDのようにメディアを入れ替えるといった手間も一切不要です。
大容量モデルなら、たっぷり録画できます。
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500GB | 1TB | 2TB | 3TB |
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地上デジタル(HDレート:約17Mbps) | 約60時間 | 約120時間 | 約240時間 | 約360時間 |
BS・110度CSデジタル(HDレート:約24Mbps) | 約44時間 | 約87時間 | 約174時間 | 約261時間 |
標準(SDレート:約12Mbps) | 約87時間 | 約173時間 | 約347時間 | 約520時間 |
※各メーカーが公表している値と異なる場合があります。
※放送のレートや設定条件によって実際の録画時間が異なる場合があります。
テレビやレコーダーとの接続は、ハードディスクに付属のUSBケーブルをテレビにつなぐだけ(LAN接続の場合はLANケーブル)でOK。接続した後は、テレビの画面を見ながらリモコンで登録を行えば、すぐに番組の録画先として使うことができます。
各メーカーによってつながるハードディスクの種類はさまざま。お持ちの機器に合ったハードディスクをお選びください。
手のひらサイズのポータブルタイプを選べば、テレビ周りに設置場所を確保する必要がありません。アタッチメントや取り付けキットを使えば、テレビ背面に取り付けることもできます。USBバスパワーなので電源もいらず、配線が増えることもありません。500GB~1TBの容量で十分な場合は、ポータブルタイプが手軽で使い勝手が良いでしょう。
設定や録画の操作は、テレビのリモコンを使ってテレビ画面上ですべて完結します。
番組の録画は、テレビの番組表から録画したい番組を選び、「決定」ボタンを押すだけ。録画番組の再生も、同じように録画リストから見たい番組を選んで「決定」ボタンを押すだけの簡単操作です。 テレビ側で操作できるハードディスク録画なら、「機器が増えると同時にリモコンも増えて、どのリモコンかわからない」なんてこともありません。
※初期設定(テレビへのハードディスク登録)の方法は、各テレビのマニュアルをご確認ください。
ハードディスクは見た目こそただの小さな箱ですが、テレビとつなぐことで、ハードディスク単体でテレビ専用の大容量レコーダーとして使うことができます。さらに、容量は500GB~3TBまで(NASでは4TBのものも)と、その点でもレコーダーと変わらない使い勝手の良さです。
ハードディスクは、サイズも価格もHDDレコーダーよりコンパクト。コストパフォーマンスにも優れています。さっそく、お持ちのテレビから、おすすめの使い方と商品を見てみましょう。