(写真)Wi-Fi 6対応ルーターと中継機
(記事公開日:2022年3月16日)
みなさん、iPhone 11以降やPS5™をはじめ、Wi-Fi 6に対応した機器を利用されているでしょうか。従来のWi-Fi 5に比べると、通信速度が高速になっているので、そのスペックを活かすために、Wi-Fi 6対応ルーターを導入される方も多くなっています。
このマガジンでもWi-Fi 6対応ルーターについて、数多くレビューしていますので、ぜひ参考にしてください。
Wi-Fi 6対応ルーターの中でも、人気急上昇中なのが「WN-DAX3600QR」です。現在、私の家でも利用しています。ホワイト色でリビングの見えるところに置いても部屋になじむところが妻にも大好評です。設定もかんたんなので、すぐにWi-Fi 6が始められました。
生活になじむ、暮らしによりそうWi-Fiルーター「WN-DAX3600QR」
Wi-Fi電波は、Wi-Fiルーターからご利用の部屋までの距離が離れるほど弱くなり、ネットも遅くなります。お住まいの環境にもよりますが、マンションの場合では、奥行きがある間取りが多く、Wi-Fiルーターと反対側の端っこの部屋は電波が弱くなります。
戸建ての場合では、1階のリビングに置いたWi-Fiルーターから2階や3階の部屋は離れるので、やはり電波が弱くなります。
こういった場合には、Wi-Fi電波のエリアを拡大できるWi-Fi中継機を使えば、かんたんに改善できます。Wi-Fi規格は、ルーター、中継機、スマホやPCなど、それぞれの機器が対応している規格のうち、下位の規格で接続されますから、せっかくWi-Fi 6対応ルーターであれば、中継機もWi-Fi 6対応のものに合わせた方が、より快適になります。
今回は、Wi-Fi 6ルーターと中継機で電波エリアを拡大するときの、電波強度をビフォー・アフターで比べてみたいと思います。マガジンではお馴染みの無償アプリ「Wi-Fiミレル」でヒートマップを測定します。
(※)ヒートマップは、色分けされて視覚的に強弱が分かりやすく、快適に通信できる範囲は緑色に、電波が弱い範囲は赤色に表示されます。
(参考記事)快適なWi-Fi環境実現のお手伝い。無償アプリ「Wi-Fiミレル」で無線LANの電波を見える化。ヒートマップも簡単作成。
Wi-Fi 6対応ルーターは、現在利用している「WN-DAX3600QR」を使い、Wi-Fi 6対応中継機は「WN-DAX1800EXP」を新たに追加します。測定端末はiPhone 11にWi-Fiミレルをインストールして測定します。
(写真)Wi-Fiルーターと中継機のパッケージ
(写真)リビングのWi-Fi 6対応ルーター「WN-DAX3600QR」
写真は、リビングに設置しているWi-Fi 6対応ルーター「WN-DAX3600QR」です。とても気に入って使っていますが、我が家は2階建てなので、どうしてもWi-Fiルーターから離れた2階奥の部屋は電波が弱くなります。
ヒートマップと合わせてネット速度も測定しました。結果は次のとおりです。1階はほぼ緑色(電波状態が良い)で、ネット速度も十分な速度が出ています。
(キャプチャー)1階のヒートマップとネット速度
次は、我が家で問題となっている2階です。予想通り、1階に設置しているWi-Fiルーターから離れている寝室と子供部屋が、橙色や黄色(電波状態が悪い)になり、ネット速度も1階より遅いのが分かります。
これまで、寝室や子供部屋でネットが少し遅いと感じていましたが、こうして実際に測定してみて、あらためて改善するべきだと分かりました。今回は2階に中継機を置くことにします。
(キャプチャー)2階のヒートマップとネット速度
中継機は、あらかじめWi-Fiルーター(親機)に接続設定して、2階で利用できるように設定します。
【1】中継機の側面にあるランプ切り替えスイッチが「ON」になっていることを確認し、Wi-Fiルーター(親機)近くのコンセントに挿します。[電源/ステータス]ランプが点灯になるまで約1分待ちます。
(写真)Wi-Fiルーター(親機)近くのコンセントに挿す
【2】中継機の[WPS]ボタンを1秒間押します。
(写真)中継機の[WPS]ボタンを1秒間押す
【3】Wi-Fiルーター(親機)の[WPS]ボタンをランプが点滅するまで押します。
※ご利用のルーターによって、WPSボタンおよびランプの名称やボタンの押し方、ランプの反応は異なります。写真はWi-Fi 6対応ルーター「WN-DAX3600QR」の場合です。
(写真)Wi-Fiルーター(親機)の[WPS]ボタンを押す
【4】中継機の[2.4GHz]または[5GHz]ランプが点灯になったら、Wi-Fiルーター(親機)との接続は完了です。
(写真)Wi-Fiルーター(親機)との接続完了
(写真)中継機を設置する
「WN-DAX1800EXP」は、コンセントに直挿しできる中継機で、コンパクトなので設置場所の自由度も高くなります。写真のようにコンセントに挿した状態でも上側のコンセントをふさぎません。
設置場所の選定は、Wi-Fiルーターとの接続状態を中継機本体のランプの状態で確認して決めます。
(図)中継機のランプで親機との接続状態を確認する
今回、電波環境を改善したい2階の寝室と子供部屋のすぐそばのホールにあるコンセントに設置しました。この2階ホールは、1階リビングのWi-Fiルーターから見て天井1枚を越えた場所になります。
(写真)2階ホールのWi-Fi 6対応中継機「WN-DAX1800EXP」
(写真)1階リビングから見た2階ホールの方向
Wi-Fiルーターとの接続状態は緑点灯して良好であることが分かります。
(写真)Wi-Fiルーターとの接続状態は良好
(キャプチャー)中継機設置後の2階のヒートマップとネット速度
中継機を設置した結果、一目瞭然、ヒートマップは2階全面が緑色となり、電波環境が改善されました。ネット速度も、寝室では、ダウンロード速度77.89Mbpsから116.78Mbpsに、子供部屋では、80.38Mbpsから102.82Mbpsに上がりました。
今回、中継機をコンセントに挿すだけで、かんたんに電波環境を改善できました。さらにWi-Fi 6で統一できたことも良かったです。
Wi-Fi 6対応ルーターをご利用の方で、電波が弱いと感じる部屋があれば、Wi-Fi 6対応中継機「WN-DAX1800EXP」がおすすめです。また、Wi-Fi 5ルーターをお使いの方は、買い替えのタイミングがあれば、Wi-Fi 6対応のルーターと中継機の組み合わせで、家じゅうWi-Fi 6にしてみてはいかがでしょうか。
◎関連リンク
・Wi-Fi 6 2.5Gbps対応ルーター「WN-DAX3600QR」
(商品ページ)(購入ページ)
・360コネクト対応Wi-Fi 6 中継機「WN-DAX1800EXP」
(商品ページ)(購入ページ)
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