(写真)USBからアナログRGBに変換できるUSBアダプター「USB-RGB2S」
(記事公開日:2022年12月7日)
使われなくなった古いモニターが、倉庫や押し入れで余っていませんか。モニター自体は壊れていなくても、新しいパソコンの購入を機会に使われなくなってしまうことが多いようです。
古いモニターの場合は、端子がアナログRGBのものが多く、現在の主流であるHDMI端子に対応していない場合がほとんどです。 そんな時に便利なのが、パソコンのUSB端子をアナログRGB端子に変換してくれるアダプター「USB-RGB2S」です。
(写真)モニターのアナログRGB端子とケーブル
(写真)「USB-RGB2S」のパッケージと本体
市役所、区役所など自治体や学校では、モニターの導入台数も多く、パソコンは新しくしても、モニターはそのまま使うというケースもあるようです。その場合、パソコンにアナログRGB端子がなくても、アダプターを取り付けるだけで、古いモニターが使えるようになります。
(イメージ)古いモニターでかんたんにマルチモニター化
「USB-RGB2S」を使って、ノートパソコンをマルチモニター化してみたいと思います。まず、パソコンの使用OSに合わせて、専用ドライバーをインストールします。ドライバーはウェブサイトからダウンロードします。
ダウンロードはこちらから
(キャプチャー)「USB-RGB2S」専用ドライバーのダウンロードページ
(キャプチャー)ドライバーのインストール画面
ドライバーのインスト―ル後、「USB-RGB2S」とパソコンをUSB接続、「USB-RGB2S」とモニターをアナログRGB接続します。ACアダプターは不要で、つなぐだけで、パソコンのUSB端子からの映像出力が可能になります。
(写真)パソコン側はUSB接続、モニター側はアナログRGB端子接続
(写真)「USB-RGB2S」を使って2画面にしたところ
接続後、古いモニターにも映像が表示されました。あとは、パソコン側の[ディスプレイ設定]メニューから[マルチディスプレイ]の項目で[表示画面を拡張する]に設定すれば、2画面の広い表示領域で作業ができます。
(写真)表示領域を広くできるマルチモニター
たとえば、Webで情報収集しながら資料作成したり、Web会議アプリの参加画面と資料画面を同時に見たりしたいときなどに便利です。作業効率が向上するマルチモニターは、過去の記事でもご紹介していますので、ぜひご参照ください。
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(イメージ)ワイド・スクエア両方の解像度に対応
個人でお使いのモニターはワイド(16:9)が多く、役所、学校、法人ではスクエア(4:3)も使われています。「USB-RGB2S」は両方の解像度に対応しているので、幅広いモニターに活用できます。
対応解像度についてまとめましたので、参考にしてください。
ワイド | スクエア | |
---|---|---|
対応解像度 | 1920×1080(16:9) 1680×1050(16:10) 1440×900(16:10) 1366×768(16:9) 1280×800(16:10) 1280×768 1280×720(16:9) |
1600×1200(4:3) 1400×1050(4:3) 1280×1024 1024×768(4:3) 800×600(4:3) 640×480(4:3) |
(イメージ)縦型モニター表示にも対応
画面表示を手軽に回転できるアプリ「クルッとな」を使うと、モニターの回転に合わせて画面表示を自動回転※することができます。
※モニターが自動回転に対応している必要があります。
※「クルッとな」のダウンロードはこちら
※「クルっとな」の使い方はこちら
(キャプチャー)「クルッとな」をタスクトレイから起動
タスクトレイから「クルッとな」を起動し、回転させたいモニター画面に「クルッとな」のメニューウィンドウを移動し、回転方向を選択するだけで、簡単に表示画面を回転できます。
(写真)モニターを回転する
(写真)縦表示したモニター
画面を回転できるワイド型のモニターを縦置きにして使うことで、Webページなどはスクロール動作が少なくなり、縦で一度に閲覧することができます。
(キャプチャー)縦表示の設定(Windows 10の場合)
自動回転に対応していないモニターの場合でも、[ディスプレイ設定]から縦表示は可能なので、安心してください。
記事「Teamsチャットが見にくいを解決!投稿を一覧で見られる縦表示モニター」では、便利に使える縦表示について、色々な使い方を紹介しています。ぜひこちらもご参照ください。
(イメージ)トリプルモニターも可能
アナログRGB端子のあるパソコンを使えば、古いモニターを2台使って、トリプルモニターにすることもできます。1台目のモニターは、パソコンに搭載されたアナログRGB端子を使って、もう1台のモニターは「USB-RGB2S」を使って接続します。
3つの画面に映像を表示することができるので、さらに広い表示スペースを使うことができ作業がしやすくなります。
(写真)古いモニター2台を使ってトリプルモニターにした様子
1台を縦表示にすれば、省スペースの机の上に設置してもトリプルモニターとして、すべての画面を見渡すことができます。
(イメージ)HDMI端子しかないパソコンのトリプルモニター化
パソコンにHDMI端子しかない場合は、1台目はHDMI端子のある新しいモニターをHDMI接続し、2台目に古いモニターを「USB-RGB2S」を使って接続します。
パソコン側のアナログRGB端子の有無、HDMI端子の有無、使われなくなった古いモニターや新しいモニターの組み合わせで、ご利用環境に合わせて柔軟に活用できます。
(イメージ)Windows、MacOS、Chromebookで使える
WindowsやMacOSのほかChromebookにも対応しています。個人、法人、役所、学校など幅広い環境で利用することができます。
また、GIGAスクール構想で学校への導入が増えているChromebookでは、ドライバーのインストールが不要のため、USB接続ですぐにマルチモニター環境を実現することができます。
(写真)古いモニターを有効活用できるUSBアダプター「USB-RGB2S」
古いモニターでもかんたんにマルチモニター化できる「USB-RGB2S」で、ぜひパソコンの作業効率を向上させていただければと思います。
◎関連リンク
USB接続 外付グラフィックアダプター アナログ専用モデル
「USB-RGB2S」
(商品ページ)(購入ページ)
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