iPhoneのバックアップとは?3つの方法とおすすめの保存先を紹介

(記事公開日:2024年2月29日)

iPhoneのバックアップとは?3つの方法とおすすめの保存先を紹介

#バックアップ #iPhone iPhoneを指先で操作する人の手元

予期しないiPhoneの故障や不具合に備えて、日頃からバックアップを取っておくことが大切です。iPhoneのデータをバックアップする方法はいくつかあるため、どの方法がよいか分からず困っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、iPhoneの代表的なバックアップ方法を3つ紹介します。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特性を理解した上で選びましょう。複数の方法を知ることで、目的に適した方法を選びやすくなります。

iPhoneのバックアップとは?同期との違い

ノートPCの上に置いたiPhone

バックアップとは、デバイスの故障や紛失、盗難といった予期しないトラブルによってデータが失われないように、守りたいデータを別の場所にコピーして保存することを指します。バックアップするデータの一例は以下のとおりです。

  • インストールしたアプリとアプリ内のデータ
  • 本体の設定内容
  • 画像や動画、文書

なお、同期は上書きしてデータを更新することで、データの保全を目的としたバックアップとは異なります。

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なぜiPhoneのバックアップをおすすめするのか

iPhoneにケーブルを接続しようとしている手元

日常的にiPhoneを利用するなら、定期的なバックアップは欠かせません。ここでは、バックアップが大切な3つの理由を紹介します。

定期的にバックアップしていないと、トラブルの際に後悔するかもしれません。バックアップを取っていない方は、この機会に設定することをおすすめします。

予期せぬ故障リスクがあるため

iPhoneは電子機器である以上、常に故障するリスクがあります。突然起動しなくなったり落下の衝撃で破損したりするケースが考えられ、予期せぬ故障のリスクをゼロにするのは不可能です。

何かあっても大切なデータを守れるように、日頃からバックアップしておきましょう。

買い替え時に旧データを移行できるため

データをバックアップしておけば、iPhoneを買い替えた際にも役立ちます。新しいiPhoneにバックアップからデータをリストアすることで、これまでと同じ環境で新しいiPhoneを使えます。

バックアップがないと、最初から環境を整えなければなりません。買い替え時の手間を削減するためにも、バックアップデータを用意するのがおすすめです。

容量(ストレージ)不足に対応するため

日常的にiPhoneを使用していると、ストレージの容量が不足することがあります。容量を空けるには一部のデータを削除する必要がありますが、重要なデータばかりで削除したくないという方もいるかもしれません。

そのようなときは、一部のデータをバックアップした上で、iPhoneから削除しましょう。削除したデータが必要なときはバックアップ先から復元できるため、安心してiPhoneの容量を空けられます。

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iPhoneのデータをバックアップする3つの方法

iPhoneを操作する人の手元

iPhoneのデータのバックアップ先は、主に「iCloud」「PC」「外部ストレージ」の3つです。以下でそれぞれのバックアップ先の特徴を紹介します。データをどこにバックアップすればよいか悩んでいる方は、参考にしてみてください。

1.iCloudにバックアップデータを保存する

iCloudは、Appleが提供するクラウドストレージです。iPhoneのバックアップ先としても使いやすく、あらかじめ設定しておけば自動で定期的にバックアップできます。

ストレージはインターネット上にあり、オンラインでデータをアップロード・ダウンロードするのが特徴です。

2.PCにバックアップデータを保存する

手持ちのPCにデータを保存するのも、代表的なバックアップ方法のひとつです。PCにiPhoneを接続し、所定の方法でiPhoneのデータをPCのストレージに転送します。

上記の方法だと、インターネット環境は必要ありません。バックアップデータをローカルに保存したい方におすすめです。

3.外部ストレージにバックアップデータを保存する

iPhoneの接続端子に直接外部ストレージをつなぎ、データを転送することも可能です。同じくインターネット環境は必要ありません。USBメモリーやスティックSSDなど、iPhoneに接続できる外部ストレージがあるなら、この方法を検討してもよいでしょう。

バックアップするデータをひとつずつ転送するだけでなく、専用ソフトウェアを使用してまとめて転送する方法もあります。

iPhoneのバックアップをiCloudで取る場合

クラウドストレージを使用するイメージ

手軽にiPhoneのデータをバックアップしたいなら、iCloudを利用するのがおすすめです。ここでは、iCloudにバックアップするメリットと基本的な手順を紹介します。比較的簡単なため、iCloudの容量に余裕がある方はこの方法を検討するとよいでしょう。

iCloudにバックアップデータを残すメリット

数あるバックアップ方法の中で、iCloudを選ぶメリットは以下のとおりです。これらに魅力を感じるなら、ぜひ活用しましょう。

  • ケーブルが不要である
  • インターネット環境があれば、場所やデバイスを問わずデータにアクセスできる
  • 本体の設定やアプリ内データもバックアップ・リストアできる
  • 自動バックアップに対応している

特に、本体の設定やアプリ内データといった細かいデータをバックアップ・リストアできるのは大きなメリットです。iPhoneを買い替えても、リストアすればこれまでと同じ環境で利用できます。

さらに、自動バックアップにも対応しているため、バックアップを忘れないのもメリットです。PCを利用する方法でも細かい内容までバックアップ・リストアできるものの、自動バックアップに対応していないのが大きな違いといえます。

iCloudにバックアップする手順

iPhoneで所定の設定をするだけで、iCloudにデータをバックアップできます。具体的な設定手順は以下のとおりです。

1.iPhoneの設定アプリを起動する
2.ユーザー名が表示されている部分をタップする
3.「iCloud」をタップする
4.「iCloudバックアップ」をタップする
5.「今すぐバックアップを作成」をタップする

iCloudの容量不足といった問題がなければ、バックアップデータが保存されます。自動でバックアップしたい場合、手順4の後に表示される画面で「このiPhoneをバックアップ」をONに切り替えましょう。

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iPhoneのバックアップをPCで取る場合

木の台に置かれたノートPC・iPhone・iPad

バックアップデータを手元に残したい方やコストを削減したい方には、PCにバックアップする方法がおすすめです。以下でPCにバックアップするメリットと具体的な手順を紹介します。iCloudの容量不足に悩んでいる方も参考になる内容です。

PCにバックアップデータを残すメリット

手持ちのPCにバックアップする主なメリットは以下のとおりです。オフラインでデータを保存するからこそのメリットもあります。

  • 低コストで大容量のデータをバックアップできる
  • インターネット環境がなくてもバックアップ・リストアできる
  • 通信経路上でデータが流出するリスクが低い
  • 設定データやアプリデータもバックアップできる

iCloudで大容量のデータをバックアップすると、必要な容量が増える分コストがかかります。PC用ストレージはiCloudより安価で、低コストで多くのデータを保存できるのは大きなメリットといえるでしょう。

一方、ローカルに保存することで、バックアップデータに他のデバイスからアクセスするのが難しくなります。

Windows搭載PCにバックアップする手順

バックアップに使用するPCのOSがWindowsの場合、iTunesを使用します。iTunesをインストールし、USBケーブルでPCとiPhoneを接続しましょう。準備が整ったら、以下の手順でバックアップします。

1.iTunesを起動する
2.ウィンドウ左上付近にあるデバイスボタンをクリックする
3.左ペインの「概要」をクリックする
4.右ペインの「今すぐバックアップ」をクリックする

PCへのバックアップが完了するまで、ある程度の時間がかかります。具体的な時間はデータ量によって異なるため、完了するまでiPhoneを接続したまま放置しましょう。

macOS搭載PCにバックアップする手順

macOS搭載PCを使用する場合、Finderからバックアップします。Windowsとは異なり、古いmacOSを使用している場合を除いてiTunesは必要ありません。USBケーブルでPCとiPhoneを接続したら、以下の手順で作業しましょう。

1.Finderを開く
2.左ペインのリストに表示される接続したiPhoneをクリックする
3.「一般」をクリックする
4.「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」をチェックする
5.「今すぐバックアップ」をクリックする

途中でパスコードの入力を求められた場合、指示どおり入力しましょう。バックアップが完了するまでUSBケーブルを抜かずに待ちます。

iPhoneのバックアップを外部ストレージで取る場合

スティックSSDを持つ手

スティックSSDやUSBメモリーといった外部ストレージに、iPhoneのデータをバックアップする方法もあります。主なメリットや手順は以下のとおりです。ただし、外部ストレージはバックアップできないデータが多い点に注意しましょう。

外部ストレージにバックアップデータを残すメリット

外部ストレージを利用したバックアップには、iCloudやPCにはないメリットがあります。主なメリットは以下のとおりです。

  • データを手元で管理できる
  • 通信環境の影響を受けない
  • PCトラブルによりデータを失うリスクがない
  • バックアップしたいデータのみを選択できる

一方、データを保管したストレージを紛失するリスクがある、細かい設定やアプリデータをバックアップできないといったデメリットもあります。

画像や動画、文書のファイルはバックアップできるため、一部のデータのみを保存したい方におすすめです。iCloudやPCへのバックアップと併用してもよいでしょう。

外部ストレージにバックアップする手順

iPhone単体で外部ストレージにデータをバックアップする手順は以下のとおりです。iPhoneに接続できる外部ストレージを用意した上で、作業を進めましょう。

1.iPhoneのファイルアプリや写真アプリからバックアップしたいファイルを選択する
2.「共有」をタップする
3.表示されるメニューから「ファイルに保存」をタップする
4.保存先に接続した外部ストレージを指定する
5.右上の保存ボタンをタップする

作業が完了したら、データがきちんと保存されているか確認しましょう。USB Type-Aにしか対応していないスティックSSDを使用するときは、USB Type-Cに変換するアダプターが必要です。古いiPhoneの場合、Lightningに変換するアダプターを購入しましょう。

iPhoneのバックアップ方法でおすすめなのは?

クラウドに保存されたデータのイメージ

それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、どの方法を選べばよいか迷う方もいるのではないでしょうか。ここでは、データの重要度別におすすめのバックアップ方法を紹介します。手軽かつ安全にデータをバックアップしたい方は要チェックです。

簡単なのはiCloud

日頃のデータは、iCloudにバックアップするのがおすすめです。定期的なバックアップを自動でできるため、忘れるリスクを減らせます。また、オンラインでデータを保管でき、予期しない故障や紛失の際も安心です。

細かい設定やアプリ内データもまとめてバックアップできるため、簡単にリストアできるのも魅力といえるでしょう。バックアップの履歴も保存可能で、トラブルが起きる前のデータを復旧するのも容易です。

無料で使える容量を超えると一定のコストが継続的にかかるものの、それを上回るメリットがあります。

重要データはPCや外部ストレージへ二重バックアップ!

特に失っては困る重要なデータを扱っている場合、PCや外部ストレージへのバックアップも検討しましょう。iCloudやPC、外部ストレージで多重バックアップしておけば、データを失うリスクを大幅に減らせます。

インターネット環境がないときやiCloud上のデータに不具合が生じたときも、PCや外部ストレージのデータを利用可能です。

外部ストレージは、コンパクトなスティック型をおすすめします。引き出しや収納ケースに収めて簡単に管理できるためです。

iPhoneのバックアップに最適なスティックSSDならアイ・オー・データ!

iPhoneのバックアップに最適なスティックSSD

外部ストレージへのバックアップを検討している方は、アイ・オー・データのスティックSSDをご検討ください。直接iPhoneに接続できる商品なら、便利に使えます。ここでは、アイ・オー・データが販売しているスティックSSDの特徴を詳しく紹介します。

USB Type-A・Type-Cの両方に対応

アイ・オー・データでは、1台のスティックSSDでUSB Type-AとUSB Type-Cの両方に対応する商品を販売しています。PCに接続するときはUSB Type-A、iPhone 15シリーズに接続するときはUSB Type-Cと両方で使えるのがメリットです。

ファイルシステムにはexFATを採用し、PCとiPhoneの両方を認識できます。バックアップ用途で便利に使えるため、ぜひご検討ください。

USB 3.2 Gen 2に対応した高速転送が可能

高速でデータを転送できるUSB 3.2 Gen 2に対応したスティックSSDも販売しています。大容量のデータをバックアップする際は、時間を節約する上でも高速転送に対応した商品が欠かせません。

SSPE-USCシリーズは、最大530MB/sの速度でデータを転送できます。速度を重視する方は、ぜひご検討ください。ただし、iPhoneでUSB 3.2 Gen 2に対応しているのは、2024年1月時点でiPhone 15 Proシリーズのみです。

衝撃に強く破損リスクを低減できる

持ち運ぶ機会が多いスティックSSDは、落下をはじめとした大きな衝撃を受けるリスクがあります。SSPE-USCシリーズは、MIL-STD-810Hに準拠した落下試験をクリアし、衝撃に強いのが魅力です。

バックアップデータを保管したスティックSSDを持ち運ぶ必要がある場合、ぜひSSPE-USCシリーズをご検討ください。

SSPE-USCシリーズ

【iPhone 15対応】Windows PCやMac/iPadで使える!写真・動画の移動におすすめなスティックSSD「SSPE-USCシリーズ」

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USB-A&USB-Cコネクター搭載 スティックSSD「SSPE-USC/Eシリーズ」

アイ・オー・データ スティックSSD 500GB USB-A&USB-C搭載 【iPhone15動作確認済み/iPad/Windows/Mac/PS5】

型番:SSPE-USC500/E

iPhoneにぴたっとくっつく
MagSafe対応SSDなら、さらに便利!

iPhoneにぴたっとくっつくMagSafe対応SSDなら、さらに便利!

iPhone 12以降で採用された、マグネットを利用して磁力でiPhoneの背面にぴたっとくっつく「MagSafe」。対応した充電器やハンドグリップ、スタンドなどのアクセサリーが使いやすくなり、活躍の幅が広がります。

SSD本体がiPhoneにくっつき取り回しがしやすい

iPhoneとSSDをケーブルで接続するとき、MagSafe対応SSDならiPhoneにSSDをくっつけておけます。アイ・オー・データのSSD「SSMG-UWCシリーズ」なら、本体が宙ぶらりんにならず、動画撮影やデータ保存を行う際にはケーブルの取り回しを気にすることがありません。

ProRes動画を直接SSDに保存できる(iPhone 16、15)

iPhone 16・15のPro/Pro MAXでは、映像編集で利用される大容量なProResコーデックの動画を外付けストレージに直接保存できる機能を備えています。 SSDを使用すれば、iPhoneの容量を気にすることなく高画質な4K/60fps(※)で録画ができ、iPhone 16・15のPro/Pro MAXがもつ機能を最大限利用できます。

※iPhone 16のPro/Pro MAXは4K/120fpsまで録画可能です。iPhoneのモデルによっては、仕様上4K動画が本体のみでは撮影できない場合がありますのでご注意ください。

iPhoneからPCへのデータ転送がらくらく

iPhoneで撮影した動画をWindowsやMacなどで編集する際は、「SSMG-UWCシリーズ」であれば、つなぎ変えるだけでOK。ファイルシステムにexFATを採用しているため、再フォーマットの手間がかからず、スムーズなデータ移行が可能です。

SSMG-UWCシリーズ

コンパクト・軽量・衝撃に強い!iPhoneにぴたっとくっつく MagSafe対応SSD「SSMG-UWCシリーズ」

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まとめ

ブルーのiPhoneを見て悩んでいる女性

突然の故障や紛失・盗難リスクからデータを安全に守るために、iPhoneの定期的なバックアップは大切です。さまざまなバックアップ方法がありますが、手軽なiCloudをメインとしつつ、特に重要なデータは外部ストレージにも保存するとよいでしょう。

アイ・オー・データでは、iPhoneのバックアップにも使えるSSDを販売しています。利便性が高く耐久性にも優れた商品をぜひご検討ください。

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#バックアップ #iPhone
この記事を書いた人

I-O Knowledgeコラム 編集部では、液晶ディスプレイとHDD&NASのストレージデバイスを中心に、IT業界に関わる基礎知識と最新トレンド情報を選りすぐりでお届けします。

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