Androidのバックアップの仕方を解説!手軽でおすすめなのは?

(記事公開日:2024年9月2日)

Androidのバックアップの仕方を解説!手軽でおすすめなのは?

#バックアップ デジタルデバイスとクラウド技術に関するシーンがモザイク状に配置された画像

機種変更や故障、紛失などのトラブルに備えて、スマホのデータをバックアップしておくことは非常に重要です。しかし、バックアップの仕方は複数あり、管理の仕方も違えばメリット・デメリットも違います。

そこで本記事では、Androidスマホのバックアップの仕方に焦点を当て、お手軽かつ安全な方法を紹介します。大切なデータを守るために、ぜひ参考にしてください。

Androidのバックアップの仕方は主に2種類

ハードディスクやUSBメモリなどのバックアップデバイスの画像

Androidのバックアップの仕方は主に2種類あります。

1.外部ストレージを利用
外部ストレージを利用する方法は、パソコンやSDカード、スティックSSDにデータをコピーする方法です。インターネット接続が不要で、手元にデータを保管できるのが利点です。また、 直接デバイスに接続することから、データの読み書き速度が速いです。

2.クラウドストレージを利用
「Google one」などのクラウドストレージを活用します。インターネットがあればどこからでもデータにアクセス可能なことや、自動同期設定が容易なこと、物理的な破損や紛失のリスクがないことが利点です。

どちらの方法でも、バックアップ中はバッテリー残量に注意し、できれば充電しながら行うのがおすすめです。定期的なバックアップを習慣づけ、大切なデータを守りましょう。

外部ストレージでのバックアップの仕方

microSDカードを持つ指

ここでは、外部ストレージを使ったバックアップの仕方を見ていきます。SDカードやパソコン、スティックSSDを活用すれば、手軽に大容量のデータをバックアップできます。接続の仕方は多少異なりますが、どの方法も決して難しくはありません。

SDカードにバックアップする場合

SDカードスロットを内蔵している機種は、Google Playからダウンロードできる「Files by Google」を使えば、Androidのバックアップが手軽にできます。SDカードスロット非搭載の機種でも、別途SDカードリーダーを用意すれば利用可能です。

Files by Googleを開き、内部ストレージ(スマホ内)を選択したら、バックアップしたいデータを選んでください。対象データが決まったら、接続しているSDカードを指定してコピーすれば完了です。

パソコンにバックアップする場合

パソコンにバックアップする場合の手順も非常にシンプルです。AndroidスマホとパソコンをUSBケーブルで接続し、認識されれば「ファイル転送」を選びます。エクスプローラーを開き、スマホ内のバックアップしたいデータを選択し、パソコンの任意の場所(フォルダ)にコピー&ペーストすれば完了です。

なお、スマホに挿入しているSDカードのファイルやフォルダをバックアップすることも可能です。

スティックSSDにバックアップする場合

スティックSSDを使えば、より手軽に大容量のデータをバックアップできます。USB Type-C端子を備えるスマホには直接挿すことも可能ですし、Type-A端子の場合でも変換アダプターを利用すれば直接の読み書きが可能です。

なお、スティックSSDは「exFAT」でフォーマットすることをおすすめします。これにより、AndroidでもiPhone(iOS)環境でも読み書きが可能になります。スマホのUSBポートにスティックSSDをつなぎ、「外部ストレージ」として認識されれば、任意のデータをスティックSSDにバックアップしましょう。

あわせて読みたい
スティックSSDとUSBメモリーの違いとは?

スティックSSDとUSBメモリーの違いとは?

記事を読む

クラウドストレージを利用したバックアップ

クラウドバックアップを象徴するデバイスとクラウドアイコンの画像

Androidのバックアップの仕方として、クラウドストレージを利用する方法もあります。ここではその代表として、Google One、Dropboxを使用してのバックアップ方法を紹介します。

Google Oneを使ったバックアップ方法

Google Oneは、Googleが提供するクラウドストレージサービスで、Googleアカウントに付随するバックアップや追加ストレージを提供しています。Google Oneのバックアップ機能は、アプリデータ、通話履歴、連絡先、デバイスの設定、SMSメッセージ、写真、動画など、さまざまなデータをカバーしています。

設定手順は以下の通りです。

1.「設定」から「Google」に進む
2.「バックアップ」内の「Google Oneへのバックアップ」をオン
3.「今すぐバックアップ」をタップしてバックアップを開始

以降は定期的に自動バックアップが行われます。

Dropboxを使ったバックアップの方法

Dropboxでは、写真、動画、ドキュメントなど、さまざまなファイルをクラウドストレージにバックアップできます。

■写真や動画をバックアップする方法
1.アプリの「+」ボタンをタップ
2.[写真や動画のアップロード]を選び、任意のデータを選択

■その他のファイルをバックアップする方法
1.アプリの「+」ボタンをタップ
2.[ファイルをアップロード]を選び、バックアップしたいファイルを選択

また、設定メニュー内の「カメラアップロード」をオンにすると、スマホで撮影した写真や動画が自動的にDropboxにアップロードされます。

携帯キャリアのバックアップサービスを利用する手も

契約している携帯キャリアのバックアップサービスを利用するのも一つの手です。ドコモなら『ドコモデータコピー』、ソフトバンクには『あんしんバックアップ』、auには『データお預かり』というサービスがあります。

基本的に、写真や動画、連絡先、SMSなどのデータを自動的にクラウドにバックアップできます。機種変更時には、新しい端末にデータを復元するだけで、簡単に引き継ぎも可能です。

ただし、キャリアのサービスは基本的に同じキャリアの端末でしか利用できません。他社に乗り換える場合は、別の方法でデータを移行する必要があるので注意しましょう。また、バックアップできるデータの種類や容量もサービスによって異なります。

バックアップの仕方で異なるメリット・デメリット

スマートフォンを中心に、メリットとデメリットのリストが左右に配置された画像

外部ストレージとクラウド、どちらもスマホのバックアップ先として機能しますが、メリット・デメリットや注意点は異なります。可能であれば両者を併用し、二重でのバックアップ体制を構築するのが理想です。

外部ストレージへバックアップするメリット

クラウドストレージとは異なり、外部ストレージはインターネット接続なしでデータにアクセスできます。また、大容量の外部ストレージを用意すれば、高解像度の写真や動画、音楽ファイル、アプリデータなども問題なくバックアップできます。

パソコンをバックアップ先として利用することも一つの方法ですが、パソコンには他の使用データやアプリケーションが多数存在するため、容量不足になる可能性があります。できれば、バックアップ専用の外部ストレージを用意するのが望ましいでしょう。

コンパクトで持ち運びが簡単であり、耐衝撃性能に優れたスティックSSDを選べば、旅行や出張中のバックアップも安心です。

外部ストレージへバックアップするデメリット

パソコンをバックアップ先として利用する場合、容量が圧迫されて動作が重くなることが懸念されます。バックアップ専用のSDカードやSSDを利用すれば、この問題は解消されますが、小型であるため紛失しやすいというリスクがあります。紛失した場合、バックアップデータが失われるだけでなく、第三者にデータが漏れる恐れもあります。

また、全てのAndroidスマホがSDカードスロットを内蔵しているわけではありません。さらに、SDカードは2~3年ほどで寿命を迎えるケースもあり、長期保存には向いていない場合があります。したがって、パソコンとSDカードの二重バックアップ管理が理想的です。

クラウドストレージへバックアップするメリット

クラウドストレージをスマホのバックアップ先として選ぶことには多くのメリットがあります。特に、Google OneはAndroidの標準機能と親和性が高く、バックアップの仕方が非常に簡単です。手動でバックアップする手間を省くこともでき、常に最新のデータが安全に保存されます。

また、クラウドストレージはインターネット接続さえあればどこからでもアクセスできるため、スマホが故障したり紛失した場合でも、クラウド上からデータを復元できます。新しいスマホにデータを引き継ぐのもスムーズで、機種変更が容易になります。

クラウドストレージは多層的なセキュリティ対策が施されており、データの安全性が高いのも強みでしょう。データは暗号化されて保存され、不正アクセスから保護されます。これにより、ローカルストレージと比較してデータの漏洩リスクが低くなります。

クラウドストレージへバックアップするデメリット

一般的に、クラウドストレージの無料プランは大容量とはいえません。例えば、Google Oneの無料プランでは15GBまでで、ここにはGmailのメールやGoogleフォトの写真、Googleドライブのファイルも含まれるため、スマホのデータが入りきらない可能性もあります。

容量不足を解消するためには有料プランへのアップグレードが必要で、追加の費用がかかります。大量の写真や動画、アプリデータをバックアップする場合、かなりのストレージ容量が必要となり、予算を超える可能性もあります。

インターネット接続が必須であることもデメリットの一つです。大容量のデータをバックアップする際には、高速で安定したインターネット接続が必要ですが、接続環境によっては時間がかかることがあります。また、モバイルデータを使用してバックアップを行うと、データ通信量が増加し、通信制限にかかる恐れもあります。

このため、クラウドストレージだけに頼るのではなく、外部ストレージと併用することが一案です。SDカードやSSDを使用して、重要なデータをローカルにもバックアップすることで、クラウドストレージの容量制限やインターネット接続の問題を補完できます。

アイ・オーのSSPE-USCシリーズなら
大容量&堅牢にバックアップ!

オフィスでスマホを持って微笑む女性

Androidスマホを外部ストレージにバックアップするなら、利便性と堅牢性を兼ね備えたスティックSSD「SSPE-USCシリーズ」がうってつけです。フォーマットをexFA形式にすれば、Androidスマホだけでなく、iPhone(iOS)にも使えます。

USB Type-A・Type-Cの両方を備える

SSPE-USCシリーズは、USB Type-AとType-Cの両方のコネクターを搭載しています。最新のAndroidスマホはもちろん、以前のモデルにも使用できるため、機種変更時のデータ移行もスムーズに行えます。

また、WindowsパソコンやMac、iPad、iPhone 15の環境でも利用可能です。コネクターの心配をせずに大切なデータをバックアップできるのが、SSPE-USCシリーズの強みです。

exFAT形式でAndroid・iPhoneにも対応

SSPE-USCシリーズはexFATフォーマットに対応しており、特別なフォーマットを行わなくても、AndroidだけでなくiPhoneのデータも保存できます。

異なるOS間でも1つのストレージにまとめてバックアップできるため、同僚や友人とデータを共有する際にも便利です。例えば、出張時やお出かけ時の写真をスムーズに共有できます。

さらに、USB 3.2 Gen 1の高速転送に対応しているため、高画質の写真や動画などの大容量データもストレスなく素早くバックアップできます。

衝撃に強く破損リスクを減少

SSPE-USCシリーズは、米国国防総省制定の「MIL-STD-810H」に準拠した落下試験をクリアしており、高い耐衝撃性能を備えています。小さいために手元から落としてしまい、不意の衝撃が加わっても、大切なデータをしっかり守ることができます。

大容量でありながら衝撃に強いため、データのバックアップや復元時のトラブルリスクを大幅に減らすのに最適なアイテムです。

SSPE-USCシリーズ

USB-A&USB-C®コネクター搭載!幅広いデバイスに対応するスティックSSD「SSPE-USCシリーズ」

商品情報を詳しく見る

まとめ

USBケーブルをスマホに接続する女性

Androidのバックアップ方法には、外部ストレージを利用する方法とクラウドストレージを利用する方法の2種類があります。両者ともメリット・デメリットがあり、用途に合わせて適切な方法を選ぶことが重要ですが、併用するという手もあります。

外部ストレージへのバックアップなら、アイ・オー・データが提供するSSPE-USCをご検討ください。大容量かつ利便性・堅牢性を兼ね備えており、より安全なバックアップが可能になります。

キーワードKEYWORD

#バックアップ
この記事を書いた人

I-O Knowledgeコラム 編集部では、液晶ディスプレイとHDD&NASのストレージデバイスを中心に、IT業界に関わる基礎知識と最新トレンド情報を選りすぐりでお届けします。

こんな記事も読まれています RECOMMEND

  • 知ってスッキリ!『気になるIT用語』や『最新トレンド』が丸わかり
  • I-O knowledgeコラムサイトへ戻る
このページのトップへ
PC版を表示