HDL-Z4WLCR2Vシリーズはストレージ仮想化ソフト添付で、Windows Storage Server 2012 R2 Standard Editionを搭載した1UラックマウントNASです。
ストレージ仮想化ソフト「VVAULT Professional OEM」は、接続されたUSBハードディスクやネットワーク上のNASなどを1つのドライブ(仮想記憶領域)として利用することができます。データが自動的に処理の早いハードディスクに移行される機能により、運用効率が飛躍的にアップします。
Western Digital社のNAS用ハードディスク「WD Red」を搭載し、高い信頼性と商品全体として3年保証を実現しました。
CPUにIntel® Atom™ デュアルコアプロセッサー、4GBメモリーを搭載し、ハイパフォーマンスを実現。インストールされたソフトウェアを快適に動作させることが可能なほか、大量のサーバーデータのバックアップも高速に行えます。
さらに、商品の状態をインターネットで管理するクラウドサービス「NarSuS(※1)」に対応しています。
※1 今なら無料でご利用いただけます。
USBハードディスクやNASなど複数のストレージを接続し、1つのドライブとして統合可能なストレージ仮想化ソフト株式会社オレガ「VVAULT® Professional OEM」がインストールされています。VVAULTを使ったストレージの管理で、資産を有効に活用することが可能になります。
接続されたUSBハードディスクやネットワーク上のNASを本商品に搭載されたハードディスクと統合して1つの仮想記憶領域として利用することが可能です。分散しているUSBハードディスクをNASと統合することができますので、既存のストレージ商品を無駄にすることなく利用できます。搭載されているバージョンである「VVAULT Professional OEM」では無制限にストレージを統合可能です。
バックアップなど、ストレージの統合以外にも様々な機能が搭載されています。
(1)障害時でも安心!ライブバックアップ
バックアップドライブを構成すると、保存ファイルは仮想ドライブに書き込まれるのと同時にバックアップドライブにも保存されます。仮想ドライブ障害時にも、ライブリストア機能でバックアップドライブからリアルタイムでリストアします。
また、誤って削除したり、上書きしてしまったファイルを過去に戻って取り戻せる「タイムマシーン機能」も搭載しています。
(2)ライブマイグレーション
古いNASからのデータ移行も、仮想ドライブに既存のNASを組み込むだけ。組み込んだ直後から仮想ドライブ上で既存NASのファイル操作が可能になり、NASのファイルはバックグラウンドで移行処理が行われます。データ移行が終わったNASはバックアップドライブとしても活用できます。
(3)ティアリング
書き込みは「最速」ドライブ、よく使うデータも「最速」ドライブ、あまり使わないデータは「低速」ドライブなど、利用頻度に応じた保存先ストレージをVVALUTが自動的に振り分けます。
添付の「VVAULT Professional OEM」のライセンスのご利用可能期間は1年です。1年以降ご利用になる場合の更新ライセンスをご用意しています。
型番 | ライセンス期間 | 価格 |
---|---|---|
VVAULT-OEM-1Y | 1年 | ¥50,000 |
VVAULT-OEM-2Y | 2年 | ¥95,000 |
VVAULT-OEM-4Y | 4年 | ¥180,000 |
Windows Storage Server 2012 R2に標準搭載されているストレージ仮想化機能「記憶域プール」よりも多くの機能を備え、様々なストレージ運用が可能です。
Windows Storage Server 2012 R2の 「記憶域プール」 | VVAULTのストレージ仮想化機能 | |
---|---|---|
ストレージの統合機能 | 対象:USBハードディスク/内蔵ハードディスク/iSCSIドライブ | 対象:USBハードディスク/内蔵ハードディスク/iSCSIドライブ/NAS,サーバーなどの共有フォルダ |
バックアップ機能 | - | ○ |
ティアリング機能 | - | ○ |
ライブマイグレーション機能 | - | ○ |
先進機能を多数追加した「Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition」を搭載しています。拡張性の高いデータ運用が実現可能です。
最新のファイル共有プロトコル「SMB 3.0」に対応。Windows 8で抜群のパフォーマンスを発揮します。
さらに使用帯域の制限や負荷分散に対応しました。
Windows Storage Server 2012/2012 R2 |
Windows Storage Server 2008 R2 |
Windows Storage Server 2008 |
Windows Storage Server 2003以前 |
|
---|---|---|---|---|
Windows 8 2012/2012 R2 |
SMB 3.0 | SMB 2.1 | SMB 2.0 | SMB 1.0 |
Windows 7 2008 R2 |
SMB 2.1 | SMB 2.1 | SMB 2.0 | SMB 1.0 |
Windows Vista 2008 |
SMB 2.0 | SMB 2.0 | SMB 2.0 | SMB 1.0 |
Windows XP 2003以前 |
SMB 1.0 | SMB 1.0 | SMB 1.0 | SMB 1.0 |
2つのNIC(LANポート)を1つのポートとして認識して利用することができます。
通常時は2つのポートで通信を分散処理するため、アクセス数が多くても高速通信することができます。
どちらか一方のLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。
■低コスト
通常のWindows Server OSの場合、アクセスするクライアントの分だけCAL(Client Access License)の購入が必要ですが、Windows Storage Serverの場合はCALが不要なので低コストに導入が可能です。また、利用中に接続クライアント数を増やす場合でも追加費用が掛かりません。
■Active Directoryを利用可能
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
ディスク内のデータもブロック単位で比較して、重複するデータを削除することで容量を節約できます。バックアップなどで移動データが減るので管理効率もアップします。
さらに複数のディスクをまとめて大容量の仮想ディスクとして利用できるので既存のディスクを有効に利用できます。
また、従来iSCSIでは2TBまでの仮想ディスクの作成ができませんでしたが、最大64TBまでの仮想ディスクを作成できるようになりました。
Windows Server 2012 Active Directory ドメインサービスを併用することで保存するデータを動的に分類、暗号化できます。
ウイルス対策ソフトをインストールすることによりネットワークを介して感染するウイルスからNASを自身で守ることが可能です。
また、バックアップソフトをインストールしてWindowsサーバーのバックアップ先として利用することも可能です。
各種ソフトウェアとの動作確認結果について、詳しくは「ハードディスク対応 各種ソフトウェア一覧」をご確認ください。
■ワークフォルダーでアクセス性向上
ローカルネットワークの外から、NASにアクセスできる機能です。
Windows 8.1のタブレットなどで外出先から必要なデータを見ることができます。
Western Digital社のNAS用ハードディスク「WD Red」を搭載しています。
24時間、常時稼働が前提のNAS運用において課題になりやすい熱・振動への対策、電力消費が改善がされ、さらに長期3年保証を実現した高信頼ハードディスクです。
<WD Redのポイント>
・長期3年保証を実現
従来モデルは1年だったハードディスクの保証期間を延長しました。
・37%省電力
常時稼働時のNASの運用コストを削減します。
・熱、振動に強い
NAS本体内の温度上昇や振動による故障のリスクを低減します。
「WD Red」について詳しくはWestern Digital社ホームページをご確認ください。
お客様に代わってクラウドサーバーがNASの状態を把握することで、NAS管理者の負担軽減や情報機器の管理が苦手な方でも安心して運用が可能になる機能です。
⇒ NarSuSの説明を動画でチェック!
※本機能は専用アプリ(NarSuSアプリ)をインストールすることにより対応いたします。サポートライブラリからダウンロードして適応ください。
※クラウドサーバーの利用料は無料です。
アイ・オーではご導入から運用までをトータルにサポートする保守サービス「アイオー・セーフティー・サービス(ISS)」をご提供することで、お客様の継続的な事業運営を応援します。
CPUにAtom(2.13GHzデュアルコア)、メモリーを4GB(従来商品※の2倍)搭載したハイパフォーマンスモデル。複数ユーザーからの同時アクセスにも強い他、バックアップソフトやウィルス対策ソフトをインストールした際も快適に動作可能です。
※HDL-Z4WSAシリーズと比較した場合
米国EIA(米国電子工業会)の規格に準拠した19インチ 1Uラックマウント対応モデルです。ラックで関連機器を集約すれば、ケーブルの接続が良くなり盗難防止も役立ちます。
また、ラックマウントレールを標準添付していますので、ご購入後どなたでも簡単に取り付けが可能です。
※取りつけに際しては、ご使用のラックに対応したクリップナット(前面6個、背面4個)が別途必要です。(M5x8ネジ対応の物が8個、M5x15ネジ対応の物が2個)
4台のハードディスクを搭載し、RAID 0(ストライピング)およびRAID 5(出荷時設定)を構成可能です。RAID 5を構成時には、4台のうち1台のハードディスクが故障した場合にも、ハードディスクを交換することでデータを損失することなく復旧が可能です。
RAID 0 | RAID 5 (出荷時設定) |
交換用カートリッジ | ||
---|---|---|---|---|
利用可能な容量 | 4TBモデル | 4TB | 3TB | HDLZ-OP1.0R |
8TBモデル | 8TB | 6TB | HDLZ-OP2.0R | |
12TBモデル | 12TB | 9TB | HDLZ-OP3.0R | |
16TBモデル | 16TB | 12TB | HDLZ-OP4.0R |
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。
※ OS領域は約100GBとなります。
<VVAULTのライブバックアップと組み合わせた例>
マルチディスクモードを使った場合、例えば3本のドライブは仮想ドライブとして、残り1本はバックアップ用のドライブとして統合が可能です。
RAID5で運用中に故障したハードディスクは、ファイルサーバーの運用を停止することなく通電したままハードディスク交換が可能。専用のカートリッジ式ハードディスク(HDLZ-OPRシリーズ)を採用し、どなたでも簡単かつ安全にハードディスクの交換が可能です。
2つのLANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。
eSATA、USBポートに外付ハードディスクを接続することで、保存容量を増設し共有ファイルを保存したり、本体のデータのバックアップ先として利用が可能です。
<USB 3.0に対応>
USBポートはUSB 3.0に対応していますので、USB 3.0に対応した増設用ハードディスクを利用することで、より高速にバックアップが可能です。
<Windows Server Backupが利用可能>
また、Windows Storage Server 2012 R2の標準機能である“Windows Server Backup”で毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。
また、Windows Storage Server 2008 R2までは2TBを超える容量のデータのバックアップはできませんでしたが、本バージョンから可能になりました。
※NASをバックアップ先とする場合、当社WindowsStorageServer搭載NAS、HDL-XR/XVシリーズのみご利用可能です。
※Windows Server OS の仕様により、ネットワーク上の共有フォルダにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。
●バックアップデータにもセキュリティ対策を!
LAN DISK Zシリーズに保存した大切なデータ。せっかく外付けハードディスクにバックアップしても、その外付けハードディスクを持ち去られてしまっては、情報漏えいにつながりかねません。
LAN DISK Zシリーズと暗号化機能搭載ハードディスク「HDJ-HSUシリーズ」を組み合わせて使用することで、バックアップデータを暗号化して守ることができるので安心です。
※「SHGate Service」というソフトウェアをLAN DISK Zシリーズにインストールする必要があります。
⇒「SHGate Service」のダウンロード(サポートライブラリ)
⇒HDJ-HSUシリーズ
HDL-Z4WSCR2シリーズに対する設定は2つの方法で行えます。
<リモートデスクトップ接続>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者にとって便利な機能です。
<本体にディスプレイと入力機器を接続して設定する>
本体背面のVGAコネクターまたはHDMI端子および、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続することで、各種の設定が可能です。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
添付の管理ソフト“ZWSマネージャー”で各種の設定を変更することが可能です。
設定可能項目 | 備考 |
---|---|
RAIDモードの変更 | データボリュームのRAIDモードを変更できます。 |
本体ファン回転数と内部温度 | 本体ファン回転数と内部温度が確認できます。 |
メール設定 | 本体の情報を発信するメール通知の設定が行えます。 <温度異常の通知> |
Func.ボタン設定 | 本体前面のFunc.ボタンにアプリケーションを割り当てられます。 <Func.ボタン> |
HDDアンプラグ設定 | ハードディスクの故障時に、故障ハードディスクの取り外し処理を行うことができます。 |
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
サーバーからiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。
iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHD)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。
※iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008以降)
※次のOSでiSCSIイニシエーターを利用するにはMicrosoftダウンロードセンターより「Microsoft iSCSIイニシエーター」をダウンロードしてインストール必要があります。(Windows XP、Windows Server 2003)
管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除したファイルをエクスプローラーやMicrosoft Office 2003の主要なアプリケーションから自分で直接復元できます(※)。
※共有フォルダのシャドウコピー機能を利用する場合にはクライアントパソコンにWindows XP SP2以降が必要です。仮想ドライブには利用できません。
専用のソフトウェアを使わず、LAN DISK2台だけでレプリケーションが可能な「DFSレプリケーション」に対応。
WAN回線を使った遠隔地でのレプリケーションも可能、災害発生時も大切なデータを守ることができます。
※遠隔地のレプリケーションを行う際は、別途VPNルーターを使ったWAN回線が必要です。
※DFSレプリケーションを利用するには、LAN DISKがActive Directoryに参加している必要があります。また、2台のLAN DISKが同一フォレストにある必要があります
従来のファイルサーバーは、保存されたファイルの整理を手動で行っていましたが、Windows Storage Server 2012 R2では『ファイルの分類管理機能』により移動、削除、圧縮、暗号化などを自動的に行えるようになりました。
これにより、例えば1年間アクセスのなかったファイルを自動的に圧縮・削除するなどのタスクをスケジュールできるようになります。
NAS運用に保守メニューは必要?生まれ変わった「LAN DISK」でトータルコストが抑えられる!
2022年10月12日、アイ・オーの法人向けNAS「LAN DISK(ランディスク)シリーズ」が生まれ変わりました。ビジネスにおける... 続きを読む