バックアップとは、保存されたデータを守るために、別の記憶媒体(HDD・NAS・BD・DVD など)にデータの複製を作成することです。(データを移動させることは「バックアップ」ではありません。同じデータが2ヶ所以上の場所にあることを「バックアップ」といいます。)
業務効率化のために、NASをファイルサーバーとして導入する企業が増えています。
ファイルサーバーの大容量化に伴って、これらのデータの消失により、ビジネスに多大な影響が生じます。
人為的なミスや、予期しないハードウェア障害によるデータ消失のリスクは常に潜んでおり、その対策のために「バックアップ」は必須です。
主なバックアップ方式の仕組みと、各バックアップ方式の違いは以下の通りです。
■イメージバックアップの方式
バックアップ方式の「フル/増分/差分」という3つの種類には、以下のようにバックアップデータ量やバックアップ時間、復元にかかる手間(回数)に違いがあります。
そのため週末にフルバックアップ、平日夜間に増分/差分バックアップを組み合わせて運用するのが一般的です。
データ容量 | バックアップ時間 | リストアの回数 | |
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フルバックアップ | × 多い | × 長い | ○ 1回で済む |
増分バックアップ | ○ 少ない | ○ 短い | × 多い(順番) |
差分バックアップ | △ 少し多い | △ 少し長い | △ 2回必要 |
各シリーズに対応している主なバックアップ機能・ソフトウェアは以下の通りです。
シリーズ名 | LAN DISK H | LAN DISK XR | LAN DISK A | LAN DISK Z |
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イメージバックアップ | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
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ファイル単位のバックアップ |
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レプリケーション |
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その他、各種バックアップソフトウェアにも対応しております。
LAN DISK Zシリーズに提供される無償バックアップソフトです。NASを2台使用してマスター(メイン機)・スレーブ(バックアップ機)構成をとることで、マスターのデータや設定情報をスレーブに自動でバックアップすることができます。
LAN DISK Hシリーズのパッケージとして機能提供され、コピー元の共有フォルダーからコピー先の共有フォルダーへ、フォルダー構造を維持したままコピーすることができます。(ファイル属性はコピー不可)
古いNASのデータをそのまま新しいNASへ移行できるため、NASの入れ替え時のデータ移行に便利です。
※本機能はフルバックアップのみ対応です。
※バックアップJOB数は最大20個まで作成可能。